Episode6
Episode 6
就職支援(キャリアセンター)

キャリア支援

キャリアカウンセラー資格等を有する専門のアドバイザーが、学生の希望や能力に応じた就職をサポート。
就職活動に関するさまざまな悩みの相談から、エントリーシートの添削・面接練習などの実践訓練まで、年間延べ7,000人近くの学生が個別相談に訪れています。
また、各学年を対象とした就職ガイダンスやセミナーも随時開催しています。

ライバルに触発されて通い始めた、キャリアセンター。
曖昧だった就活の軸が、アドバイザーとの対話を通して明確になった。
もう迷うことはない。未来に対する自信が湧いてきた。
中島 優人
さん
経営学部4年次生
※2023年取材時
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焦りの中で始めた就職活動。
ライバルたちの話で「キャリアセンター」の存在を知る

就職活動を始めたのは大学3年次生の6月。テレビでは大手求人会社のCMが流れ出し、同級生との話題も、就職活動の話でもちきり。私はそんな周りの変化にせかされるように、会社説明会に参加した。会場には、本学の友人もいた。彼らは同じ就活生としてライバルだが、情報をくれるよき仲間でもある。彼らが大学の「キャリアセンター」を活用していることを知ったのは、この時だった。

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初めて訪れたキャリアセンターは就活生御用達。
エントリーシート対策から面接練習まで、
真摯に取り組む日々がスタート

神戸学院大学のキャリアセンターは、就職活動に詳しいアドバイザーの方がマンツーマンで、履歴書の書き方からエントリーシートの添削、模擬面接、そして公務員試験対策など、就職活動に関するさまざまな相談に乗ってくれる場所だ。私がキャリアセンターに通い始めたのは、インターンシップ選考が始まる3年次生の7月。インターンシップ選考での書類審査の通過率は入社試験の書類選考よりも低いと聞いており、入念な準備をしてから挑もうと考えたのだ。自分ではよく書けたと思っていたエントリーシートをキャリアセンターで見てもらうと、いろいろな指摘を受けた。自分ではわかりやすく書いているつもりでも、内容が漠然としていて、他人が見たらわかりづらいことがある。自分の改善すべきことがわかったことで、やみくもに走り始めた就活に一筋の光が見えた。また、キャリアセンターでは書類選考のほかに、面接対策でもお世話になった。私は大学生活を通してテニスコーチのアルバイトをしており、自分で作ったトレーニングメニューを実行したことを企業にアピールしたいと考えた。だが、外資系企業の面接を受けたところ、二回連続で不合格。早速キャリアセンターに赴き、その場で面接の内容を再現して見せたところ、わかりやすく伝えるために「省くべき」ところや、適切な順序があることを知った。これをきっかけに何回も、何十回も模擬面接を行い、11月頃には、エントリーシートも面接も、負ける気がしないくらい自信がついていた。

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一人で進んでいた不安な道。
キャリアセンターで、信頼できる伴走者に出会えた

就職活動では、自己分析や企業研究、エントリーシート、面接対策など、やらなければならない課題がたくさんある。最初はこれを全部一人でやるかと思うと、先行きが不安でたまらなかった。特に自己分析では、どんなことを仕事にしたいのか、考えれば考えるほど着地点がわからなくなることも。そんなとき、キャリアセンターの方々と対話を重ねる中で、新しい自分に出会え、過去の生き方や選択から、自分の軸を整理できるようになった。当初は「生活の身近なものに携わりたい」「幅広い世代と関わりたい」の二つの方向で進めていた就活に、「新たな価値を提供し、目に見える形で生活を豊かにしたい」という新しい軸を加え、食品業界、住宅設備業界、家電業界の三つの業界に絞った。

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キャリアセンターで見つけた「自分の軸」。
信念に従って決めた進路へ、まっすぐ踏み出していく

最終的に、私は複数の内定先から住宅設備の企業に就職することを決めた。キャリアセンターでの活動を通して得たものは、志望企業の内定だけではない。自分はどういう人間で、何が好きなのか、どんなことが大切なのか。アドバイザーの方との自然な会話の中で、就活の軸にもかかわる「人間の軸」について深く考えさせられた。今度は私自身がお客さんの本音を引き出し、その思いに寄り添った仕事ができる社会人になりたいと考えている。

Profile
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中島 優人
さん
経営学部4年次生 ※2023年取材時

中学時代からテニスを始め、大学ではテニスコーチのアルバイトに熱中。生徒に合ったトレーニングメニューを作成するなど、目の前の仕事にかける思いは人一倍熱い。就職先でも、お客さんのニーズに真摯に向き合っていきたいと語る。