やりたかったことだから続けられたチアリーディングフロントライン

新入生歓迎Special 2012年6月 元気、充実!神院大ライフ 実り多い大学生活送るため 新入生にいま伝えたい 自ら考え、行動する楽しさ
やりたかったことだから続けられたチアリーディング 「中学・高校と運動部での活動経験はゼロ 必要なのは運動能力ではなく最高の笑顔だった」 徳永英美さん 人文学部・人文学科3年次生 チアリーダー部「SEAGULL」所属

私は独立団体のチアリーダー部に所属し、主に硬式野球部やアメリカンフットボール部の応援に行くほか、地域のさまざまなイベントにも参加しています。対外試合の応援に行くときは、結果はどうあれ、選手が全力を尽くし、よい試合となるよう応援活動をします。イベントでは、その趣旨、目的を理解したうえで、来てくださるお客さんと一緒に盛り上がれるよう努力します。最高の笑顔とパフォーマンスを届けることを常に意識し、活気あふれるチアリーダーでいることを心がけています。

私がチアリーディングをはじめたのは、本学に入学してからです。中学、高校と吹奏楽部に所属し、フルートを吹いていました。他大学に進んだ姉がチアリーディングをしており、その公演や応援活動を見に行くうちに、自分もチアリーディングをすることを、なんとなく考えていました。高校3年生のとき、マイケル・ジャクソンの映画「This Is It」や映画「High School Musical」を見たことがきっかけでダンスにのめり込むようになり、ステージで踊りたいと考えるようになりました。本学への入学前にホームページでチアリーダー部の存在を知り、入学後は新入生歓迎イベントに参加、練習の見学もさせてもらい、ゴールデンウイーク明けに入部を決めました。

フルート演奏からチアリーディングへというのは、考えてみれば、ちょっと大胆なチャレンジだったかもしれません。大学に入るまで、まったく運動部での活動の経験がありませんでしたので、戸惑うこともありました。入部して2カ月が過ぎたころには、自分がチームの一員としてやっていけるかどうか、確信が持てなくて、気持ちが揺れることもありました。でも、踊ることは楽しく、気持ちがいいし、先輩方もサポートしてくださる。それに、ここで挫折したら、何も残らない。わずか2カ月とはいえ、いままで努力したことがムダになると考えました。一度やると決めたことは、納得いくまでやるというのが私のモットーですし、もともと、自分がやりたくてはじめたチアリーディングなのです。あこがれのまま終わってしまうと後悔する姿が目に見えたので、がんばろう、と気持ちを切り替えたら楽になりました。先輩から笑顔でいることの大切さを教わったのがそのときです。笑顔でいると、辛いことも辛くなくなります。作り笑いでも構いません。だんだんそれが、本当の笑顔になることを学びました。チアリーディングに特別な運動能力や才能は、必要ありません。最高の笑顔でいることが、なによりも大切なのです。

最初にお話したように、チアリーダー部は地域のイベントに参加する機会が多く、神戸まつりや、ポートアイランドで開かれる神戸バレンタイン・ラブラン、垂水いかなご祭りなど、恒例となっているイベントのほか、いろいろな会場に招かれることがあります。外部の人とのかかわりが増える中で、常に良識のある行動をしたいと思うようになりました。チームカラーは最上級生で決まると思います。3年次生になったいま、これまで学外の方々からも高い評価をいただいてきた伝統を、私たちも大事にしていきたいと考えています。

私たち神戸学院大学チアリーダー部のチーム名は、SEAGULLSといいます。チームのセールスポイントはダンスです。関西学生バトン・チア連盟の傘下にあって、他大学の学生たちからも、どうしたら、それほどぴったりと合わせられるのかと聞かれますし、先生方にも高く評価していただいています。人数が少ないので、他大学のチームと比べると組み体操的なものではどうしても迫力を出す事が難しいところがあり、その分ダンスに重点を置いています。今年のチームのテーマはLEAP。これは急上昇、急増大、胸の高鳴り、飛躍、などの意味が込められています。部員は少ないですが、それに負けないくらい技術や魅力を向上させて、迫力のあるものを作りたいという意味と、それによって見てくださるお客さまも胸がはずむといいな、という願いを込めています。いまは夏の大会に向けてがんばっているところです。新入生の方の練習の見学は、いつでも大歓迎です。

神戸学院大学チアリーダー部
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