課外活動で才能を発揮フロントライン

関西学生春季トーナメントの女子ダブルス優勝
【テニス部】 中西 未希子 さん

― 本学テニス部初の快挙を達成 ―

2009年6月14日、本学の強化クラブであるテニス部において、創部以来の快挙が達成されました。中西未希子さん(法学部4年次生)が、全日本学生選手権の予選でもある関西学生春季トーナメントの女子ダブルスで優勝を果たしたのです。そもそも中西さんは、両親や姉妹ともにテニス選手という一家に育ち、中学・高校とテニスの名門校に通っていたテニスのエリート。中西さんは、高校3年生の時に本学テニス部の練習に参加した際、デビスカップのフィリピン代表だった専任コーチのソフロニオ・パラハン氏の指導法に感銘を受け、ぜひパラハン氏のもとでテニスを続けたいとの想いから本学に入学。当時、関西学生リーグ4部だった女子テニス部に入部することになりました。女子テニス部はパラハンコーチ指導のもと実力を確実につけていましたが、中西さんが入部した後は中西さんがけん引役となってリーグの順位をあげ、昨年は2部に昇格するまでになりました。今年は1部昇格を目指しています。

昨年から組んでいる他大学の学生と息のあったプレーを見せる中西さん
昨年から組んでいる他大学の学生と
息のあったプレーを見せる中西さん
関西学生春季トーナメントの女子ダブルスで見事優勝

真剣勝負の日々は学生時代で卒業
これからはもっと楽しむテニスを

人文学部人文学科4年次生
テニス部
中西 未希子 さん

人文学部人文学科4年次生 テニス部 中西 未希子 さん

今回ダブルスで優勝した関西春季トーナメントは、ベスト16までに入れば全国大会に出られる、関西予選のようなものです。大会でダブルスを組んだびわこ成蹊スポーツ大学の選手は、とても実力があり以前から注目していました。昨年、彼女がダブルスを組んでいた先輩が卒業したのをきっかけに、私の方から声をかけました。彼女と組んで出た最初の大会の時こそ呼吸をあわすために練習をしましたが、今年の関西学生春季トーナメントでは事前練習を一切行わず、ぶっつけ本番で試合に臨みました。それでも優勝できたのは、何度か試合をしていくうちにお互いがうまく感覚をつかめてきたことと、私たちにこうすれば絶対勝てるという必勝パターンというものがあったからだと思います。昨年の大会では決勝であえなく敗退。今年は絶対優勝したいと心に期するものがあったので、最良の結果となりとても達成感を感じています。また、本学テニス部に在籍したことで、テニス以外のことでもとても貴重な経験をすることもできました。毎年、パラハンコーチの母国であるフィリピンで地元の選手と練習試合を行っているのですが、その土地の風土や歴史、また現地の方の素朴なあたたかさを肌で感じることができました。日本にいたのでは決して分からないことを経験できたので、本学のテニス部に入ってよかったと思っています。卒業後は地元・神戸の菓子メーカーに勤務することが決まっています。私は、バリバリのキャリアウーマンを目指しているので、テニスは趣味で、と考えています。学生時代までとは違う、楽しむ気持ちで今後もテニスを続けていきたいです。

女子ビーチバレージュニア世界選手権日本代表候補
【バレーボール部】 古川 育美 さん

― 一流選手を目指し日本から世界へ ―

熱い砂浜を舞台に、躍動感溢れるプレーが繰り広げられるビーチバレー。本学は、プロビーチバレーで活躍する山本辰夫コーチによる指導のもと男女とも全国規模の大会で優秀な成績を残すなど、着実に力を付けてきています。中でも、今年の9月にメキシコで開催される「FIVBビーチバレージュニア世界選手権大会」の日本代表選手候補にも選ばれている古川育美(法学部2年次生)さんは、高校生の時にも日本代表選手に選ばれるなど、本学バレーボール部期待の逸材です。小学校からバレーボールを始めた古川さんとビーチバレーとの出会いは高校1年生の時。当時のコーチが経験者ということもあり、6人制バレーボールと並行してビーチバレーの練習も行っていました。本学が夏休みの時期に行う全国大会のための強化合宿に、大学生に混じって古川さんも参加。そうした縁もあって、高校卒業後は本学へ。昨年夏に開催されたビーチバレージャパンカレッジ2008第20回全日本ビーチバレー大学選手権大会で3位入賞を果たすなど、今後の活躍が期待されています。

高い打点から繰り出される強烈なスパイクが古川さんの武器
高い打点から繰り出される
強烈なスパイクが古川さんの武器
昨年、1年次生ながら大学選手権で3位に。今年の大会にも出場する古川・伊藤ペア
昨年、1年次生ながら大学選手権で3位に。
今年の大会にも出場する古川・伊藤ペア

屋外で風を感じながらプレーする
ビーチバレーの難しさを楽しみたい

法学部法律学科2年次生
バレーボール部
古川 育美 さん

法学部法律学科2年次生 バレーボール部 古川 育美 さん

バレーボール部では、毎年、12月から4月までの期間を室内バレーボール、6月末から8月にかけてはビーチバレーを練習しています。特に、7月に全日本ビーチバレー大学選手権大会の関西予選と本選が開かれるため、この時期はビーチバレーの練習を集中して行っています。ビーチバレーはペアで行うスポーツなので、室内バレーボールと違って試合をすべて2人で組み立てなければなりません。また、砂の上でプレーしなくてはならないため、足を砂にとられてバランスを崩すことも多く、しかも、風の向きや強さなど天候にも気を配る必要があります。何より、ペアを組む2人のコンビネーションがぴったりと合わなくては試合で勝つことはできません。そういった意味では、現在のパートナーである同じ学部・学年の伊藤有里さんとは、とてもうまくいっていると思います。試合中、コートでは2人きりなので、上手くプレーできずにどちらかが試合中にストレスを溜め込んでしまうと、ゲームのなかでなかなか気持ちを発散することができずに負けてしまうケースがよくあります。私たちペアは、普段からお互いによく話し合いコミュニケーションを密にするようにしているため、上手くプレーできているのではないでしょうか。本学は、他大学に比べて男女ともペア数が多く、法学部の秋田和彦教授の指導のもと、恵まれた環境でビーチバレーをプレーすることができます。初心者からでも大丈夫ですので、本学でビーチバレーを始めてみてはいかがでしょうか。

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