ISSUE 02  Feature02 神戸学院大学で成長した先輩たち

Graduate 01

兵庫県立加古川医療センター

谷川 千明さん

薬学部 薬学科 2019年卒業

大学生活で学んだのは、
本当の「勉強の仕方」

谷川 千明さんの写真
苦手な理系科目も
友だちの支えで克服。
中学生の頃から、将来の夢は薬剤師でした。高校時代は理数系科目が苦手だったのですが、2年生で理系コースを選択。出される課題をしっかりとこなし、わからないところは先生や友だちに教えてもらうようにしていました。受験期にはなかなか成績が伸びず悩んだことも。そんなときも、友だちが支えになってくれました。
コツコツ学んだ蓄積が
身を結んだ国家試験。
大学は自宅から通える範囲にあり、キャンパスがとてもきれいで学びやすそうな点が決め手となり、神戸学院大学に進学。勉強をがんばりつつも、部活動やアルバイトも経験できました。いろいろなことをやってみたいタイプなので、学生の自主性を重んじる神戸学院大学の雰囲気は合っていたと思います。勉強面では、理数系が得意になったわけではありませんでしたが、6年間で一度も追試を受けなかったのは密かな自慢です。試験前の1ヶ月間は図書館にこもりっぱなしで対策。コツコツ勉強してきた結果が、国家試験にも結びつきました。それまでの積み重ねがあったからこそ、プレッシャーを感じつつも自信をもって臨むことができたのだと思います。高校の頃と変わったのは、先生に言われたことをただこなすのではなく、自分で調べ、考える習慣が身についたこと。わからないことを質問するにしても、その前に自分で考えたかどうかで納得感が変わります。「勉強ってこういう風にするんだな」と思いました。
大学時代から変わらない、
学びに対する姿勢。
今は病院薬剤師として、外科病棟で主に勤務しています。調剤をはじめ、患者さんに体調について聞き取りをしたり、治療方針を決めるカンファレンスに参加したり、ドクターからの薬剤相談に対応しています。大学でもたくさんの知識を習得しましたが、臨床現場ではさらに多くのことを学んでいます。新薬もどんどん出るので、自分から学ばないと最先端の治療にはついていけません。大学時代に自分で調べて考えるという習慣を身につけておいてよかったと実感する毎日です。今後の目標は、がん領域の認定資格を取得すること。薬剤師として、より専門性を高めていきたいと考えています。

ISSUE 02  Feature02 神戸学院大学で成長した先輩たち

Graduate 02

京都市役所

坂田 渉さん

法学部 法律学科 2018年卒業

自分で選び、成し遂げた経験が
成長につながりました

自分で選び、
成し遂げた経験が
成長につながりました

坂田 渉さんの写真
テニスの練習に打ち込んだ
高校時代。
小学生の頃からテニスを始め、高校もスポーツ推薦で入学。硬式テニス部に所属し、練習に打ち込む毎日でした。3年生のときはキャプテンも務め、県大会で優勝。全国大会にも出場できたのはいい思い出です。テニス中心の高校生活でしたが、成績が悪いと部活に参加できなくなるので、勉強も手を抜きませんでした。神戸学院大学に進学したのも、テニス部が関西屈指の強豪だったからです。
資格の勉強を通じて得た、
人生を歩んでいる実感。
大学に入ってしばらく過ごすうちに、テニス以外にもいろいろなことをやってみたいという思いが強くなりました。そこで、ゼミでの勉強はもちろん教員免許の取得、オーストラリアへの短期留学など、興味をもったことはどんどん挑戦してみることに。自分が何をしたいのか、主体的に考えて行動するようになりました。なかでも印象深いのは、宅地建物取引士(宅建)と行政書士の資格を同時に取得したことです。毎日10時間以上の勉強を9ヶ月間続け、読み込んだ六法全書は背表紙が割れてしまいました。今振り返るとよくそこまでがんばれたものだと思いますが、自分で選んだことに責任をもって成し遂げるという経験をしたことは、大きな成長につながりました。「自分の力で人生を歩んでいる」と、このとき初めて実感したのを覚えています。
市役所での仕事にも
法律の知識が不可欠。
就職活動では最初から公務員を志望していたわけではないのですが、より人の生活に欠かせない仕事をしたいと思うようになり、地元である京都市の公務員採用試験を受けることに。法律科目では授業や行政書士の試験で学んだ内容をそのまま生かすことができました。担当している業務では、法律文を読む機会が多いのですが、ただ読むだけでなくその法律が制定された意図まで検討し、それを現場にどう応用できるかを考えるのが仕事。こうした思考方法も、法学部のゼミや資格取得の勉強を通じて培われたものだと感じています。