LSCについて
高齢化社会を迎え、がんによる死亡率の急増や、心疾患、脳血管疾患、高血圧、高脂血症、糖尿病などの「生活習慣病」に 対する総合的な対策が望まれています。薬学部と栄養学部とを有する本学の特徴を生かし、2000-2004年度に開設されたハイテク・リサーチ・センターにける「高齢化社会における加齢性疾患の予防・治療薬の開発研究」では大きな成果を挙げました。この実績を受け、ライフサイエンス産学連携研究センターでは、引き続き「高齢化社会における加齢性疾患の予防・治療薬と機能性食品の開発」をテーマにがんと生活習慣病対策の総合的な研究を推進しています。
ライフサイエンス産学連携研究センターは、文部科学省私立大学学術研究高度化推進事業「学術フロンティア推進事業」の選定を受け、食品薬品総合科学研究科、薬学研究科、栄養学研究科を母体として2006年4月に設立され、大阪大学、医薬基盤研究所、徳島大学、広島大学、東京理科大学、北陸大学、松山大学、金沢大学の専門家と連携して以下の7つのテーマについて先端的研究を行っています。
1.遺伝子機能解析及び生活習慣病治療のためのウイルスベクター開発と遺伝子治療への展開
2.アポトーシス制御物質の作用機構解明とその疾患治療への応用
3.細胞周期制御活性に基づく制癌物質の探索と制癌剤・機能性食品の開発
4.血栓・止血の分子機構の解析と抗血栓食品の開発
5.生活習慣病予防を目的とした新たな健康食品成分の探索とその展開
6.タンパク質ならびに生体分子の構造機能解析と利用を志向した新規化学修飾法の開発
7.ナノ構造制御技術による機能性ナノ・ミクロデバイスの開発と薬物体内動態 の制御および動態因子解析
これらの分野の研究は、病態に関わる生体の諸現象の発現メカニズムを解明しながら、それらの予防や治療に有効な物質を探索して作用メカニズムを解明し、さらに、医薬品や機能性食品として有効にヒトに適用すべく、サブナノテクノロジー(分子修飾による機能化)とナノテクノロジーを駆使して製剤化を目指すものです。本プロジェクトが社会的要請に応え、高齢化社会における
Quality of Lifeの向上に貢献できるものと確信しています。