神戸学院大学

社会連携

防災・社会貢献ユニットと社会防災学科の学生が明石市の震災20年イベントで大学の取り組みを紹介しました

2015/01/21

震災について語る泉房穂明石市長
震災について語る泉房穂明石市長
防災の取り組み紹介を行う小松彩香さんと兼石大地さん
防災の取り組み紹介を行う小松彩香さんと兼石大地さん
展示ブースで来場者に説明をする小松彩香さんと兼石大地さん
展示ブースで来場者に説明をする小松彩香さんと兼石大地さん

明石市立天文科学館で1月17日、震災20年事業「特別展 伝える、震災からの20年」オープニングイベントが開催され、防災・社会貢献ユニットと社会防災学科の学生が大学の防災への取り組みなどを紹介しました。特別展では、明石市との産官学連携団体として本学の展示も行っています。

冒頭、泉房穂明石市長は、阪神・淡路大震災を振り返りながら、「教訓と学びを伝え、次の災害に活かす」とあいさつ。震災被害の様子をスライドで映し出しました。次いで、明石市の新成人のスピーチ、天文科学館の井上毅・学芸係長が特別展示について紹介。最後に、明石市産学官連携団体として、本学、兵庫県立大学、明石高等専門学校の学生が「防災の取り組み紹介」を発表しました。

本学からは、学際教育機構 防災・社会連貢献ユニット 4年次生の小松彩香さんと現代社会学部社会防災学科1年次生、兼石大地さんが登壇。小松さんは、阪神・淡路大震災から20年、震源地に一番近い総合大学として教育や研究を通して、震災で失った地域コミュニティの復興や次なる災害への備え・防災教育を展開し、災害に強い街、災害に強い人づくりをしていくべきと考え、9年前に学際教育機構「防災・社会貢献ユニット」を立ち上げ様々な取り組みを行っていることや、東日本大震災では、阪神・淡路大震災の教訓を活かし、全学を上げて発生直後から現在まで継続的に支援活動を続けていることなどを報告。

兼石さんは 明石市の復興モニュメントである、明石市立天文科学館の大時計が震災により大きな損傷を受けて停止し、廃棄されることになった際、本学は有瀬キャンパスの位置が東経135度の子午線に隣接していること、震災の被害を共に受けたことから、地域の共有財産として、後世に残したいと考え、明石市から譲り受けた経緯や、時計に込められた「震災復興」「記憶を風化させない」との願いが、私たちに震災の大切な記憶や教訓を伝えてくれていることについて語りました。