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2007年8・9月 新学長に聞く ―神戸学院大学の現在、そしてこれから

新学長に聞く ―神戸学院大学の現在、そしてこれから 神戸学院大学 学長 岡田芳男

7学部と大学院を擁する総合大学として
地域や社会の要請にできうる限り応える

神戸学院大学 学長 岡田 芳男

昨年、神戸学院大学は大学創立40周年を迎えました。設立当時の1966年時点では、栄養学部ただ1つからのスタートでした。その頃は日本人の栄養状態も今ほどよくなかったので、日本人の健康増進に寄与すべく栄養学部が設置されたわけです。当時の栄養学部としては珍しい男女共学で、学生の人数も1学年が100人くらい、全体でも400人ほどの人数でした。次に、健康と共に暮らしにも貢献しなければということで、法学部と経済学部を相次いで設置。1972年には薬学部が設置されました。私が本学に赴任したのは、薬学部が設置された翌年の1973年です。その後、人文学部や総合リハビリテーション学部が設置され、あるいは、経済学部から分かれて経営学部が設置されたりと、今では7学部に大学院および法科大学院を加え、1万人弱の学生を擁する総合大学になりました。今年4月から神戸市中央区のポートアイランドに新キャンパスも開設され、有瀬キャンパス、長田キャンパスと共にそれぞれの役割を担う3キャンパスが並び立つこととなりました。特に、神戸市の中枢、ポートアイランドに拠点ができたということは真の意味での“神戸の大学”となったわけで、これは今後の本学の発展にとって大変喜ばしいことだと思います。

このような現在の神戸学院大学の現状について考えたとき、特に特徴的な事例を挙げるとなると、地域社会に対する貢献において着実な実績を積み重ねつつあるということでしょうか。本学の学際教育機構は、法学部・経済学部・経営学部・人文学部の社会・文系学部が学部の枠を超えて新たなユニットを組み、学部横断的な教育が実施されています。一昨年から「防災・社会貢献ユニット」、今年からは「スポーツマネジメントユニット」がスタートしました。特に「防災・社会貢献ユニット」は、本学が阪神・淡路大震災を経験した当事者として、地域社会の防災に貢献できる人材を輩出したいという意図のもとに立ち上げられたユニットです。このユニットの特性を生かした活動が、現代GP(現代的教育ニーズ取組支援プログラム)に採択されるなど、文部科学省などからも注目を浴びています。

この6月より、「防災・社会貢献ユニット」の学生と学際教育機構の機構長がポートアイランドの消防団に入団することになりました。地域の消防団と大学が手を結び、消防団の活動を共に行うという事例は、全国的にもあまり例のないことです。これは、神戸水上消防署の要請に応えたもので、本学と地域とのコラボレーションがうまく結実している好例のひとつでしょう。さらには、こうした結びつきをきっかけにして、例えば、化学薬品を扱う現場が火元の場合、消火活動の際に現場にある化学薬品の性質などをアドバイスする、というような方向にも協力関係を広げつつあります。このように、今後も地域社会からこうした要請が多く寄せられるようになるでしょうし、われわれも、要請があればどんどん社会へ出て行かなければならないと考えています。

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