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年頭のごあいさつ

あけましておめでとうございます。謹んで新春のお慶びを申し上げます。

平素より、学校法人神戸学院の運営にご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。また、神戸学院大学および神戸学院大学附属中学校・高等学校の学生・生徒に多大なるご支援を賜り、重ねて御礼申し上げます。

さて、ウインタースポーツのシーズンです。昨年12月に本学卒業生でフィギュアスケーターの坂本花織さんが国際大会の「グランプリ(GP)ファイナル」初優勝、全日本選手権3連覇という偉業を相次いで成し遂げたことに触れない訳にはまいりません。在学中からオール神戸学院で応援してきた本法人としても大変喜ばしく、彼女の圧巻の演技には皆様も感動されたことと思います。坂本さんは兵庫・神戸の誇りであり、ますますの躍進を期待しております。

昨年は、阪神タイガースとオリックス・バファローズのW優勝、そして阪神タイガースの38年ぶりの日本一もありました。また、ヴィッセル神戸が見事J1リーグで初優勝を果たし、関西を大いに盛り上げてくれました。兵庫・神戸に根づいて教育活動を行う私たちも地域と繫がり、更に魅力ある学校として発展しなければなりません。皆様のご期待に応え、新たな時代を担う人材を育成するために歴史と伝統を受け継ぎ成長を目ざしてまいりますのでご支援を賜りますよう宜しくお願い申しあげます。

年頭にあたり、皆さんに一言ご挨拶申し上げます。

神戸学院で学ぶ、学生・生徒の皆さんへ
日本のことわざに「一年の計は元旦にあり」という言葉があります。一年の計画は新年の最初に立てるべきだという意味で、計画を立てることの大切さを強調し、計画を先延ばしにせずに早めに着手することを良しとした古くから語り継がれている言葉です。皆さんにおかれてはどんな計画を立てられたことでしょうか。

私は神戸学院で学ぶ学生・生徒たちは、いつも元気でのびのびと学び自信にあふれ「輝いている」と思っています。新たな年を迎え、今一度「計」を立て、充実した学生生活を送ってください。

教職員の皆さんへ
皆さんにおかれましても、健やかに新年を迎え、一年の計を立て始動されたところでしょう。まずは健康を祈願されたことと存じます。そして職場の順調な発展を願っておられることでしょう。

そこで、皆さんと本法人が置かれている現状を共有したいと思います。
今、私立学校は「大きな岐路にさしかかった」と言われています。その一つの要因が18歳人口の減少です。人口の推移予測は大きく変わることなくこれまで進行してまいりましたが、大学志願者は極端な変化を見せており、近年の入試においても大きく影響が出ています。

これについて本法人は、2023年度入試までの結果を真摯に受け止め、分析し改善に取り組んでいます。予算編成においても就学人口の減少を予測し、「学生・生徒の確保に繋がる事業」に優先して配分するよう努めてまいりました。
大学においては、入試制度の見直し、入学検定料の改定や入学金の減額等に積極的に取り組んでいます。附属中学校・高等学校においても学校訪問などを強化し、繰り返し広報活動を実施しています。

とはいえ、世の中はそれ以上に速いスピードで進化しているため、教職員で知恵を出しあい、変化に対応していかなければなりません。法人を上げて設置する学校の入学定員の確保に関する事業に取り組んでまいりますので、改めて皆さんのご協力をお願いいたします。
 

これからの法人運営について
私立学校が、社会の信頼を得て、一層発展することを目ざし、社会の要請に応え得る実効性のあるガバナンス改革を推進するために、2025年4月に「私立学校法」が改正されます。この改正に伴い、各学校法人では寄附行為の改正が行われることとなり、「学校法人神戸学院寄附行為」も対応に迫られています。

本法人は1912年に誕生し、110余年の歩みの中で、直近の10年は特に経営基盤強化、管理運営体制改革、事務機能整備などの改革を推進してまいりました。現在の寄附行為は、この度の「私立学校法」改正の趣旨にも沿うもので、既に対応済の項目もありますが、これを機に、改めてこれまでの改革の振り返りと反省も込めて、主体的に取り組む事項を寄附行為に反映させ、法人機能のさらなる充実を図ります。

結びに
「輝いている学校」となるために皆さんの英知の集結をお願いするとともに、今年が皆様にとりまして素晴らしい一年となることを心よりお祈りして年頭の挨拶といたします。

学校法人 神戸学院
理事長 西本誠實

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