お知らせ

  1. HOME
  2. お知らせ
  3. 理事長 新年のご挨拶

理事長 新年のご挨拶

新年おめでとうございます。平素は学校法人神戸学院の教育運営にご理解とご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。神戸学院大学教育研究振興募金においても多大なるご支援を賜っていることに重ねてお礼申し上げます。
昨年の本法人における大きな出来事としては、大学が人文学部人間心理学科を改組し、心理学部を開設したことが挙げられます。また、ポートアイランドキャンパスに近接する学校法人夙川学院の校地校舎を譲り受け、より充実した教育環境の整備が可能となりました。一方、附属中学校・高等学校においても校舎移転後の志願者は順調に推移しており、当初の計画であった中学校・高等学校をあわせて生徒数1,000人規模の学校となる目途が立ちました。

これまでの発展は法人構成員が一丸となって尽力してくれたこと、卒業生をはじめとする多くの関係者のご理解とご協力の賜物と深く感謝しております。

いつまでも輝きつづける神戸学院、学生・生徒たちが未来に希望が持てる神戸学院となるようこれからも鋭意努力を重ねて参りますので、引き続きご支援を賜りますようお願い申し上げます。

学校法人神戸学院の教職員の皆様へ

皆様におかれては、健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
年の初めにあたり今年の抱負を申し上げ、学校法人神戸学院の発展に向けて皆様と『心一つ』にしたいと思います。

昨年9月、理事長拝命3期目にあたり、その所信を表明いたしました。ご覧になったことと思います。
そこでは、社会の急激な変化に伴い、高等教育・人材育成に携わる我々において、その教育内容の改革・充実が求められているとし、改革のスピードを上げなければならないと申し上げました。

一方、昨年の11月26日に中央教育審議会は18歳人口の減少や劇的な技術革新に対応する高等教育のあり方について「2040年に向けた高等教育のグランドデザイン(答申)」を取りまとめました。

答申は今後の検討課題を含む7項目にわたるもので、高等教育機関の目指すべき姿を『学修者本位への転換』と位置づけています。今後はこの答申をもとに活発な議論が生まれ、高等教育の現状も改革が進み、さらには学校法人の改善方策について審議が行われ、私立学校法が改正されていくものと予測されます。

この答申は2040年に向けた高等教育のあり方を示したもので、私立学校が掲げるそれぞれの教育理念のもと、人間教育・人材育成への挑戦を肯定したうえで、これからの高等教育機関への『目指すべき姿』を提示したと受け止めるべきです。

私たち学校法人神戸学院はこれまで、「民主的で平和的な国家社会の発展と福祉の増進に寄与しうる全人間的教育を実践し、社会に有為な人材を育成すること」を目的として邁進して参りました。さらに2013年からは5ヵ年ごとの行動計画を策定し、果敢に挑戦し今日があります。

私はいつも皆様に『いつの時代も変革期であり、常に新しい時代への過渡期である。今こそ変わる時だ』と申し上げてきました。中央教育審議会の2040年に向けた答申は『変革期』である我々への大きな指針となります。
大学の創設者である初代学長森茂樹先生は「真理愛好・個性尊重」を建学の精神とし『後世に残る大学』を創るとして大学を開学しました。
後世に残る大学(法人)の条件は、いつの時代でも社会から必要とされる大学であり、法人であり続けることです。そのためには社会の変化に柔軟に対応できること、さらには学修者の立場に立って『多様性』を持つことが重要です。

昨年11月に大学学長選挙が実施され、選挙にあたり候補者の方々が掲げた所信表明には「大学をさらに発展させる、させなければならない」とする強い思いがあり、共感いたしました。
具体的には、共通する施策として掲げられていた『神戸学院2040ビジョン(グランドデザイン)』(仮称)を策定するという点です。具体的な進め方はこれからの議論となりますが、法人の行方を背負って立つ若い方々を中心として、広く意見を求めたいと思っています。

結びに、私たちはこれまで数多くの人材を世に輩出してきました。これまでの成果は神戸学院で働く教職員および法人経営陣の多大な努力と外部関係者の温かくそして力強いサポートがあったからこそで、これをさらに強固なものに発展させなければなりません。

これからも皆様のご理解とご協力をお願いし、一年のご多幸をお祈りし、新年のご挨拶といたします。

学校法人神戸学院 理事長 西本誠實

ページトップへ戻る