2026年5月30日、ヴィッセル神戸の本拠地・ノエビアスタジアム神戸にて「被災地応援物産展」を開催。能登半島地震をはじめ、熊本地震や東日本大震災など多くの被災地と地域の想いをつなぐのがこのイベント。阪神・淡路大震災を経験した神戸市の大学として防災意識の啓発と復興への想いを発信するため、被災地の特産品を神戸で販売。収益金の寄付を通じて、神戸の人たちと一緒に復興支援の輪を広げ続けています。これまで数々の被災地支援活動に参加し、ボランティア活動支援室学生スタッフ災害班のリーダーを務めるI.K.さんに話を聞きました。
後輩たちを支えた物産展運営
継続的な支援活動で
地域からの信頼を得る
今回のイベントでは、被災地の特産品を「単に買って支援した」で終わらせるのではなく、能登半島地震に加え、熊本地震から10年、東日本大震災から15年という節目にも注目し、来場者への防災の啓発や被災地に思いを寄せてもらうことを意識して活動しました。私は商品発注やスケジュール管理、POP制作を担当するとともに、主体となる2年次生が円滑に動けるよう、全体の調整やサポートにも力を注ぎました。ノエビアスタジアムでの開催はヴィッセル神戸とのパートナーシップ事業に基づく恒例行事であり、「去年も頑張っていたね」と声をかけていただくこともあります。こうした言葉から、活動が地域に根付き、継続的な支援への理解や信頼につながっていることを実感できました。また、「誰かの役に立ちたい」という思いを持ちながらも行動のきっかけが無かった人たちの背中を押し、支援の輪を広げられたことに大きなやりがいを感じています。
「理解したつもり」の自分に気づき、
自然体で相手に向き合うように変化。
大学受験の直前に起きた能登半島地震。被災地支援に懸命な先輩たちの姿に心打たれ、神戸学院大学に進学し、ボランティア活動に励むようになりました。活動を始めた当初は「被災者を深く理解できた」と誇らしい気持ちになりましたが、学部の講義で「他者の経験を容易に理解した気になってはいけない」と学び、自分の思い込みや誤った先入観で接していたと気づきました。それからは、被災者への配慮や敬意を払いつつ、自然体で向き合うことを意識したコミュニケーションに変化。相手との距離も次第に縮まり、お互いにリラックスして交流を育むことができました。数々の支援経験と現地で得た学びを、将来はNPOなど人々の心に寄り添い支える道に生かしていきたいと考えています。
高校生への一言
はじめは気軽な挑戦でもいい
思いがけない成長の機会が
見つかるかも
高校の夏休みに「何か新しいことを始めようかな」という軽い気持ちで地域の子どもたちに「防災クッキング」を教えるボランティアに参加したことが、今に繋がっています。まずは一歩踏み出してみてください。
