神戸学院大学

東日本大震災等の被災地支援活動

2016年2月9日(火)〜15日(月) 学生ボランティア派遣 報告書

標記の件、下記のとおり報告いたします。

プログラム名 宮城県災害支援学生ボランティア少人数滞在プログラム(大学主催)
日程 活  動 2016年2月9日(火)~15日(月) 6泊7日
事前研修 2月8日(月)、事後研修3月11日(金)

参加者

学生6名

<名取班>
総合リハビリテーション学部3年次生(一般公募で参加)
経済学部2年次生( 同 )
人文学部1年次生(ボランティア活動支援室学生スタッフ)
<石巻班>
法学部2年次生(一般公募で参加)
経営学部2年次生(ボランティア活動支援室学生スタッフ)
総合リハビリテーション学部1年次生( 同 )

引率1名 川口 謙造 ボランティア活動支援室職員(全期間)
研修講師1名 守田 敦子 神戸松蔭こころのケア・センター(2/8、11~14、3/11)

行程・内容

2月9日(火)

午前 伊丹空港発→ 仙台空港到着

名取班:学生3名

午後 箱塚屋敷(仮設住宅)にて活動の打ち合わせ

石巻班:学生3名

午後 南境第4団地=挨拶・打ち合わせ →移動→ 第5団地=挨拶・打ち合わせ

2月10日(水)

名取班

午前 カラオケ大会へ参加。飲み物の配膳や一緒に歌うなど。
午後 西本願寺さんお茶会へ参加。お手伝いや交流。

石巻班

終日 現地視察…強風のため当初の行き先を変更し、名取市閖上地区を視察
津波で被害を受けた沿岸部も、復興のための工事が進んでいる。建築中の復興住宅の姿も。
カラオケは住民のひとときの楽しみ(名取)

2月11日(木)

名取班

終日 閖上と女川へ視察に行った。

石巻班

午前 買い出し
午後 南境第4団地にて、「被災、避難所、仮設住宅生活のお話を聴く会」
夕刻 宿泊施設で現地研修 住民のお話を聴く会(石巻)
宿泊施設で現地研修会
お話を聴く会(石巻)

2月12日(金)

名取班

午前 ひまわりお茶会へ参加。配膳や交流。
午後 相談員さんによる映画の上映会へ参加。

石巻班

午前 石巻復興支援ネットワーク”やっぺす”訪問
物産展の売り上げ金を寄付、やっぺすさんからは活動内容の紹介、施設(コワーキングスペース・Cafe butterfly)の見学、
今後の活動の連携、東北応援物産展での商品の取り扱いの検討等
午後 2/10に行けなかった金華山へ
たこ焼きの買い出し

2月13日(土)

名取班

午前 ありのまま舎バザーへ参加。運営のお手伝い
午後 翌日の学生企画の準備

石巻班:南境第4団地

午前 たこ焼き準備
午後 たこ焼きパーティー
たこやきパーティ(石巻)
カードマジックショー(石巻)

2月14日(日)

名取班

午前 学生企画のアイシングクッキーの配布、たこ焼きパーティーで交流。
午後 チーズフォンデュ&チョコフォンデュを行った。

石巻班

午前 豚汁準備
手芸・木工
午後 マジックショー、交流
住民の指導で一緒に豚汁を作りました。集会所でランチタイムを楽しむ(石巻)
手作業は心身によいこと、学生が資材を用意しました(石巻)

2月15日(月)

終日 仙台うみの杜水族館視察
夜便 仙台空港→伊丹空港着、解散

学生の気づき、学び

名取班
  • 今まで「自分が、自分が」と先頭に立って活動をしてきたが、今回は後輩がしっかとやってくれたことが嬉しい。東北の経験をつなげていってほしい。東北の方に「いつでも来てね」と言ってもらった。第二の故郷のように思える。
  • 各戸にチラシ配りをして、住民が減ってきていることを実感した。これからは大人数短期型のバスではなく少人数型で継続して入るべきだと思う。同じことを繰り返すのではなく、「住民と一緒にできること」を企画するとか、現地の大学生のお手伝いで復興住宅支援をするとかを考えていきたい。
  • 閖上地区の視察で慰霊碑を見て衝撃を受けた。そこにおられたおじさんから「住む家がないんだ」とお聞きし、支援の狭間があるのだと知った。住民同士の会話に、何も知らない自分がどう入ったらよいのか悩んだ。自治会長さんに「神戸の学生だからこそ話せることもあるんだよ」と言われ、ボランティアの意味を知った。帰ってから、所属するテニス部の監督に報告をさせてほしいと直訴し、実現した。自分たちが部活を頑張れる環境が「当たり前ではない」ことを伝えたかったからだ。部活のHPでも発信できるはず。
石巻班
  • 前半の「お話を聴く会」、現地視察でうまくいかなかった部分があったが、終盤の学生が用意した交流プログラムが充実し、喜んでいただいたことがよかった。ふだんはリーダーをサポートする立場をとることが多いが、今回は前に出ることが多かった。人間は変われるものだと学んだ。今後は自分から発言していくようにしたい。
  • 二回目の少人数滞在への参加で、班リーダーを担った。他の二人が先輩だったので、サポートしていただいた。「向いていない」と悩んだが、NPO視察や行事の冒頭でリーダーとして挨拶をするなかで自分の中で「ほどけた」気がする。仮設のおばあさんと仲良くなったが、「来年はここにいないのよ」と言われた。男性に木工を誘ったが「手が不自由だから、見ているだけでいいよ」と言われた。現実の重さを感じた。
  • 自分の準備不足だった。ふたりに任せ、自分で考えることができていなかった。たこやきパーティも詰めが甘く、住民に助けられた。住民から復興住宅に移る不安を聞いた。またいちから始めなければならない負担が重くのしかかっていることを知った。
講師から
  • 名取市、石巻市とも、「神戸の学生が東北の仮設住宅にいる」ことの意味を再認識してほしいと思った。何かをできることよりも、みなさんの存在自体が住民を元気づける力になっているという側面もあると思う。
  • 6人の学生それぞれが悩み、課題を持ち、懸命に現地での時間を過ごしたと実感した。初めての学生は初心を大切に、経験者は一歩踏み込んで支援の意味を言葉にできるようになってほしい。帰着後にできることがあるはず。経験をそれぞれのできることで引き継いでいってほしい。

以上