2025/07/16
茶道部は、神戸市垂水区の舞子公園にある国の登録有形文化財「旧木下家住宅」で7月12日、茶会を行いました。今年の2月には書院で、今回は茶室で開催しました。毎週指導に来ていただいている茶道裏千家神戸第2支部の成田宗和幹事の貴重な茶道具をお借りして、七夕の設(しつら)えのお席としました。
猛暑のなか来てくださるお客様に、少しでも涼しさを感じるひと時になればと、梶の葉を用いた葉蓋点前、部員自らがデザインした目にも涼しい和菓子、各自で着付けた浴衣でのおもてなしとなりました。8席のすべてが早々と予約で一杯となりました。
お軸は貴船神社御朱印 貴布禰総本宮 高井大輔筆、茶碗は片身代わり蕎麦で香雲の造り、金箔満天星で信二の造り、金銀彩笹絵で利昇の造りを用意しました。
今回の茶会のテーマは「七夕」で、和菓子を彦星にしたり、部員がカササギの羽をつけたりしてお客様に七夕の雰囲気を楽しんでもらえるよう工夫しました。
2週間前に有瀬キャンパスでの文化会成果発表会「第45回ダイヤモンドフェスティバル」でも茶会をしたばかりで、その時とは異なるお点前とあって、部員一同、時間のない中で準備に万全を尽くしました。
お点前だけでなく、後見(道具の説明などをする人)も学生が務め、流ちょうな語り口にお客様から感嘆の声が上がりました。
顧問の糟谷佐紀・総合リハビリテーション学部教授や先輩部員らは「新入部員の3人も、お点前、お運び、裏方と奮闘し、今後の成長に大いに期待が持てます。まだ部員は募集しております。1年次生に限らず、2年次生も歓迎です。次は、大学祭でのお茶会に向けて、精進してまいります」と話しています。