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演劇部が今月の卒業公演で「三文オペラ」を上演します

2019/12/03

台本を手に連夜のけいこ
台本を手に連夜のけいこ
主役の藤原大地さん
主役の藤原大地さん
卒業公演の練習中の演劇部員ら
卒業公演の練習中の演劇部員ら
演目は「三文オペラ」
演目は「三文オペラ」

演劇部が12月20日、21日、有瀬キャンパス大学会館4階、マナビ―ホールで卒業公演を開きます。演目はドイツの劇作家、ベルトルト・ブレヒトの音楽劇「三文オペラ」。4年次生8人が役者や裏方などとして学生生活最後となる作品に関わっています。

「三文オペラ」はロンドンの貧民街で物乞いをしながら暮らす、一癖も二癖もある人々の愛憎を描いた名作です。初演は1928年。何度も映画化されています。今回は、兵庫県出身の演出家・演劇批評家で、演劇ユニット「商品劇場」を主宰する大岡淳さんによる再新訳で「共和国」から昨年出版されたシナリオを使っています。大岡さん本人も激励に練習を見に来てくれました。

演出は人文学部4年次生の赤木燎さんが担当し、貧民街で暗躍するギャングで主役のメック・ピース役は部長の藤原大地さん(経済学部2年次生)が務めます。相手役の少女ポリーは安田侑花さん(人文学部2年次生)。赤木さんが京都大学のキャンパスで三文オペラの公演を見て、「大勢の役者が登場し、大胆で面白い舞台だ」と感じました。「卒業公演は誰もやっていない、思いつかない芝居をしたい」と考えて演目に選びました。

役者にとっては、この作品の膨大な量の台詞を覚えるのは至難の業。連日夜間に続く練習では、赤木さんが「動きがもっとほしい。声色だけでなく、もっと体の動きで見せて」「走っているときは台詞が聞こえにくい。ボディーランゲージが大事」などと、声をかけています。クルト・ヴァイルの名曲をピアノ、木琴、鉄筋、トランペット、ギター、ベース、パーカッションなどで演奏し、にぎやかに盛り上げます。部員らがどんな作品に仕上げてくれるか、ご期待ください。

公演は12月20日①11時半②17時半▽21日①11時半と16時半。入場無料。問い合わせは、広報担当の湯原雄大さん(rstzm076@s.kobegakuin.ac.jp)まで。

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