ごあいさつ
- 東北福祉大学 学長 萩野 浩基

みなさんこんにちは。
多くの問題を抱える現代社会において、3大学が連携し、社会貢献に寄与する人づくりに取組みますこと、大変うれしくまた光栄に存じます。本学は「行学一如」を教育理念とし、福祉社会を担う人材を育成しています。その方針として「自立(自律)した市民(学生)の育成」を掲げ、全学的にボランティア学習を推進してまいりました。そして、宮城県沖地震の発生が叫ばれるなか、「減災・防災」を切り口とした地域づくりに貢献できる人材の育成にも取り組んできています。
このたび文部科学省「戦略的大学連携支援プログラム」に採択されたことは、相互に知識や実践の幅をひろげ、高度で充実した教育が可能となり、また実際の災害発生に際しても、遠隔地であるがゆえの助け合いを可能とするものです。
自身や家族、地域や社会へと視野を広げて「貢献できる人材」の育成が、安心で安全な地域社会の充実・発展に資するものであるよう取組の推進を図ってまいりたいと存じます。両校の学長先生はじめ関係教職員の皆様、行政、関係各団体の皆様、市民の皆様の御指導と御支援をお願い申し上げます。
- TKK分かち合い連携センター長 福冨 哲也

いま、こうして、3大学の知・技・想いの統合のもと、社会貢献教育という現代的意義ある領域に挑戦できますこと、大変うれしくまた誇りに存じます。
わが国の社会は少子・高齢化、グローバル化、価値観の多様化の中で、多種多様な問題が生じてきております。さらに、大規模災害の発生も懸念されております。これらを政府・行政の力だけで解決することはきわめて困難であります。「学び合い」「分かち合い」「助け合い」の精神に根ざしたわれわれ一人ひとりの活動・行動がいま求められています。
われわれ、TKK連携センターは、他大学、関係団体機関、市民のアドバイスを仰ぎつつ、「社会貢献活動支援士」の育成に全力で取組んでまいります。そしてこれが、市民社会と一体化したシステムとして定着・機能すべき努めますよう、皆様からのご意見をいただければうれしく存じます。また、TKKセンターにもどうぞ足をお運びください。
- 工学院大学 学長 水野 明哲

東北福祉大学(仙台)、神戸学院大学(神戸)、工学院大学(東京)の3大学が連携した今回の取組は、それぞれの大学の特色・強みを活かしつつ、連携して高度な社会貢献に関する研究・教育を行い、防災・減災・ボランティア活動を通じて社会に貢献できる学生を育て送り出すことを目的としています。
工学院大学は、一日の利用客数が日本一の新宿駅西口から徒歩5分の地に、地上28階建ての新宿キャンパスがあり、建築系の学科を持つ理系の大学として地震防災の専門家を擁していることから、2007年秋に超高層ビルでは日本で初めての発災対応型防災訓練を実施し、その成果を社会に還元するとともに新宿西口地区の防災拠点化を目指しています。
今回の連携事業推進のために本学が立ち上げた「TKK助け合い連携センター」では、災害時バックアップ(助け合い)システムの構築や、総合的な防災訓練の実施を通じてそのノウハウを蓄積し、連携大学や地域社会に情報を発信して、それぞれの防災・減災活動に役立てていただくとともに、連携大学の教育・研究の成果を本学の教育に活かして参ります。
- TKK助け合い連携センター長 久田 嘉章

このたび、文部科学省・2009年度「大学教育充実のための戦略的大学連携支援プログラム」の支援のもと、東北福祉大学(T)・神戸学院大学(K)との連携により、工学院大学(K)に「TKK助け合い連携センター」を開設いたしました。
工学院大学は、社会の中核となる実践的な技術者・研究者を養成する教育機関として120年以上の歴史と実績を誇っております。地震防災・減災の分野でも本学キャンパスのある東京都・新宿区・八王子市などの自治体や、地域の事業者・住民と連携し、防災・減災教育・セミナーの実施、地域点検マップの作成、実践的な防災訓練の実施、など地域社会に根ざした様々な教育・研究活動を行なっております。
当センターでは、東北福祉大学の「TKK分かち合い連携センター」、神戸学院大学の「TKK学び合い連携センター」と連携し、防災・減災に関する社会学・工学の授業とボランティア活動などの実践的な演習からなる教育プログラムを実施し、災害を防ぐための知識の習得だけでなく、広い視野と専門的な知識を持って災害現場などでボランティア活動にあたる担い手の育成を目的としています。さらに2012年には3大学連携による資格制度「社会貢献活動支援士」を設立し、将来的には他大学や社会人にも開放を予定しています。
連携プログラムでは、3大学を結ぶ広域ネットワークによる遠隔授業と現地での集中講義・演習によって行なわれる予定です。さらに3大学のいずれかの地域で大規模な震災が発生した場合、ネットワークを生かして他大学センターは後方支援センターとなり、被災地でのボランティアなど社会貢献活動を実践する予定です。当センターは広域ネットワーク作りのための中核として位置づけられています。
皆様のご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
- 神戸学院大学 学長 岡田 豊基
東北福祉大学・工学院大学・本学とが、「TKK3大学連携プロジェクト」として取り組む「防災・減災・ボランティアを中心とした社会貢献教育の展開」が、文部科学省による「大学教育充実のための戦略的大学連携支援プログラム」として採択され、2009年9月、スタートしました。その後、シンポジウムを開催したり、遠隔授業システムを用いた講義を行うなど、広域連携の先駆けとして活動して参りました。
防災・減災・社会貢献に資する人材に対しては、年々そのニーズが高まっており、大学に求められる役割が変化してきているといえます。本プロジェクトでは、10年先を見据えて、3大学が取り組んできた社会貢献に資する人材の育成システムをさらに高度化することを目指して参りたいと考えております。具体的には、3大学それぞれが持つ特性を活かし、「学び合い」、「分かち合い」、「助け合い」を共同で展開することにより、こうした変化に積極的に対応すると共に、長期的には社会貢献学という新たな研究・教育分野を確立することを目標に掲げております。さらには、プロジェクトが生み出す絆が、大学の中に留まらず社会的に大きく広がっていくよう、持続的に取り組んで参りたいと考えております。
- TKK学び合い連携センター長 前林 清和

これからの社会は、社会貢献のマインド、つまり自分の幸せや利益を確保するとともに、他者の幸せや利益にも貢献するという「Win-Winの関係」の構築、持続可能な社会の形成が求められており、大学教育においても取り組むべき大きな課題です。
また、わが国は、地震や台風をはじめ大規模災害の危険性の高い国です。国家の危機管理という観点からも、学士課程における防災・社会貢献の体系的教育カリキュラムの構築が望まれるところです。特に、本学は阪神・淡路大震災を経験し、しかも3大学とも大規模地震が起こる可能性が非常に高い地域に立地しており、これまでも各々が防災や社会貢献に関する教育活動を積極的に行なってきました。
このような思想、状況、実績をふまえ、本プロジェクトは企画されたのです。
本学に設置される「TKK学び合い連携センター」では、主に遠隔授業システムを用いた3大学共通の専門カリキュラムを展開しつつ、最先端のFD・SD、教育プログラム、教材を開発して行きます。また、他のセンターとの連携から地域へのボランティア活動や最新の防災訓練を実施していきます。
3つのセンターが有機的に機能することで、「Win-Winの関係」を、地域に根ざしつつ、全国的に広げて行きたいと思っています。


