科目一覧へ戻る | 2025/05/09 現在 |
開講科目名 /Class |
中国語コース入門/Introduction to Chinese Language Course |
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授業コード /Class Code |
BB01001001 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
GCCh001/GCCi001/GCCj001 |
開講キャンパス /Campus |
ポートアイランド |
開講所属 /Course |
グローバル・コミュニケーション学部/Global Communication |
年度 /Year |
2025年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
曜日・時限 /Day, Period |
水1(前期)/WED1(SPR.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
大濱 慶子/OOHAMA KEIKO |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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大濱 慶子/OOHAMA KEIKO | グローバル・コミュニケーション学部/Global Communication |
胡 士雲/KO SHIUN | グローバル・コミュニケーション学部/Global Communication |
千田 豊/SENDA YUTAKA | グローバル・コミュニケーション学部/Global Communication |
授業の方法 /Class Format |
対面(講義)オムニバス |
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授業の目的 /Class Purpose |
この科目は、GC学部のDPに示す、言語の基礎にある多様な社会、文化、歴史、政治、経済などについて幅広い知識や教養を身に付けることができることを目指す。 この科目は中国語コース講義(選択)科目に位置付けられる。授業は中国語を学ぶ1年生を対象とし、中国語コースで学ぶ目的や意義を理解し、これからさまざまな専門教育を履修していくうえでその前提となる、中国語の基礎にある幅広い知識や教養を身につけるための導入科目である。 授業では言語、地理、歴史、民族、人口、政治、経済、社会制度、文化、教育、芸術、生活と風習、家族、ジェンダー、宗教など幅広いトピックを取りあげ、 多様な角度から受講生の知的好奇心を刺激する。この授業を通して中国語を学ぶおもしろさを感じ取ってもらうとともに、実際の中国とはどのような社会なのか、中国語圏への広がりも含め自ら考える力を養い、中国語専門科目の学習が充実した、実り多いものとなることを目的とする。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
1)中国語コースで学ぶ目的を理解し、その意義について説明することができる。(知識) 2)中国生活文化についての知識を獲得し、言語、歴史、政治経済、教育文化、民族、生活など多角的な視座から考察することができる。(知識) 3)中国語圏に関する基礎的な知識を幅広く習得することができる。(知識) 4)様々な情報の中から実際の中国社会や中国語圏との関わりについて自ら考える力を養う。(態度・習慣、技能) |
授業のキーワード /Keywords |
中国語コース導入科目 基礎知識 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
1)この授業は中国語コースの教員によるオムニバス形式で実施する。 2)授業で取り上げた分野に関する基本文献を読んでレポートを提出すること。 3)スライドや映像資料を活用し、中国文化を体感したり、皆さんと同世代の中国語圏の若者に対する理解を深める機会を多く設けたいと考えている。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
1)この授業を通じて、今後4年間、中国語コースにおいて学ぶ意義や動機、目標、将来の進路などを考えながら各回の主題に関する文献を探して知識を得たり、主体的な学習に取り組むこと。 2)他コースの学生の受講も歓迎します。 |
授業時間外に必要な学修内容・時間 /Required Work and Hours outside of the Class |
目安として一時間程度予習・復習をすること。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
1)各担当教員がそれぞれ指示する。 2)課題の提出はメール、moodleを通じて行なう。 3)授業中に提出した課題については、授業時に各教員が講述する。 4)最終レポートについては、締切後にテーマに基づいて各教員が総評を行う機会を設ける。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
授業の取り組み状況(課題提出を含む)(大濱34点 千田33点 胡33点) |
テキスト /Required Texts |
各担当教員が適宜指示する。 |
参考図書 /Reference Books |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | ガイダンス改革開放後の中国社会ーフィールドワークからー(大濱慶子) | 中国語コースでの学びについて必要な知識を説明をしたうえで、グローバル化における中国社会の変化について担当者のフィールドワークおよび現地生活者の視点から概説する。 | |
2 | 第2回 | 中国の各都市、古城を旅しよう(大濱慶子) | 北京、上海、天津、広州などの大都市や麗江、鳳凰古城などの古都を巡り、地域の特色ある、多様な文化を体感する。 | |
3 | 第3回 | 中国の世界遺産 (大濱慶子) |
世界遺産「万里の長城」の長さはどのくらいあるのか。その建築史から中国の悠久の歴史をひもとき、王朝の興亡、農耕・遊牧民族の交差と対立、融合、その国づくりについて探究する。 | |
4 | 第4回 | 中国の少数民族とジェンダー(大濱慶子) | 中国は多民族国家であり、56の民族と多彩な文化が存在する。この授業では雲南省シャングリラ県に住むチベットの少女を取り上げ、社会的・文化的性差をあらわすジェンダーという視座から少数民族女性の過去、現在を解き明かし、中国社会の変化や発展について掘り下げて考える。 | |
5 | 第5回 | 中国語を学び、奥深い中国を知る文化講座(大濱慶子) | <講演会>中国の日本人コミュニティーや現地で活躍する日本人をゲストスピーカーに招き、異なる角度から中国の社会を多面的に理解する。 | |
6 | 第6回 | 中国史の基礎知識の整理(千田豊) | 中国の歴代の王朝名や時代の流れという基本的な知識を整理し、どのように中国は変化し、現在の中国となったのかを理解する。 | |
7 | 第7回 | 中国の飲食文化とその歴史(千田豊) | 中国における飲食文化は、中国の地理と歴史に密接に繋がっている。中華料理や茶、酒などの側面からその歴史を探究する。 | |
8 | 第8回 | 皇帝のお墓と中国史(千田豊) | 秦の始皇帝のお墓を発端として、中国では多くの皇族のお墓が建てられた。そのお墓の規模や埋蔵物について概観する。 | |
9 | 第9回 | 小説『薬屋のひとりごと』からみる後宮の生活(千田豊) | アニメにもなった「薬屋のひとりごと」では、宦官や皇后の生活が描かれている。その実態を概説する。 | |
10 | 第10回 | 中国歴史ドラマからみる中国史(千田豊) | 近年、中国では「長安十二時辰」など、質の高い、数多くの歴史ドラマが放送されている。その映像から視覚的に中国史を見ていく。 | |
11 | 第11回 | 現代中国の主な出来事(胡士雲) | 1912年、中華民国の成立により、中国は大きく変わった。中華民国特に中華人民共和国成立以来の主要な出来事を紹介する。 | |
12 | 第12回 | 中国の年中行事(胡士雲) | 年中行事はある民族或いはある国のさまざまな文化を反映しています。講義では、中国における新暦と旧暦の年中行事を紹介し、その上、中国人の生活様子も紹介します。 | |
13 | 第13回 | 中国の政治制度と社会制度(胡士雲) | 中国と日本の政治制度と社会制度は異なる。中国の政治制度と政権構造、社会制度を紹介する。 | |
14 | 第14回 | 中国語について(胡士雲) | 中国語はどのような言語であるのかをスケッチの形で説明し、中国語の全体像を身に付けるようにする。 | |
15 | 第15回 | 現代中国について(胡士雲) | 中国は日本と一衣帯水の隣国である。中日間には共通点があるが、相違点はもっと多い。授業のまとめとして、現代中国の全体像を身に付けるようにする。 |