科目一覧へ戻る | 2025/05/09 現在 |
開講科目名 /Class |
異文化コミュニケーション論/Studies in Intercultural Communication |
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授業コード /Class Code |
BB00071001 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
GCCa003/GCEa003/GCJa003 |
開講キャンパス /Campus |
ポートアイランド |
開講所属 /Course |
グローバル・コミュニケーション学部/Global Communication |
年度 /Year |
2025年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
曜日・時限 /Day, Period |
水1(前期)/WED1(SPR.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
シャーロー トーマス/Schalow Thomas |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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シャーロー トーマス/Schalow Thomas | グローバル・コミュニケーション学部/Global Communication |
林 長司/hayashi choji | グローバル・コミュニケーション学部/Global Communication |
授業の方法 /Class Format |
講義形式で実施。 オンライン授業になった場合の指示等についてはメール配信により連絡します。最初10回(シャーロー担当)については、課題提出などGoogle Classroomで行います。 |
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授業の目的 /Class Purpose |
この科目は、さまざまな意味でグローバルにつながった今日の社会において、受講者が異文化とは何かを理解し、異文化に属する人々との共同活動ができ、そしてそのための歩み寄りができるようにすることを目的としています。このことを実現するため、人と文化の関係を理解し、地域さらには地理的な概念とは別のコミュニティと文化の関係などを学術的にとらえることができるようにし、具体例を通じてこれら内容を理解できるよにする必要があります。この科目は、グローバル・コミュニケーション学部のディプロマ・ポリシーにある「他者と協調、協働できるコミュニケーション力を持つことができる」という項目と強い関係にあり、単に知識を吸収するだけではなく、受講者のコミュニケーション能力の変容に直結することが期待されています。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
1)文化とは何かについて、具体的に説明できる。 2)文化とコミュニケーション、メディアについての関連性を説明できる。 3)異文化について、具体的に説明できる。 4)異文化交流、文化間の衝突について説明できる。 5)日本、中国、欧米の文化についてその差異と文化交流のあり方について説明し自分の意見を述べることができる。 6)グローバル化する世界において異文化コミュニケーションのあり方について説明し自分の意見を述べることができる。 |
授業のキーワード /Keywords |
文化、下位文化、コミュニケーション、メディア、地域と文化、コミュニティーと文化、ノンバーバルコミュニケーション、言語、国家、政治 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
第1回〜10 回(Schalow 担当)の課題提出場所:グーグル教室 クラスコード lyvpn5v 第11回~15回(林担当)は、授業後に「受講カード」を記入することで、詳細は授業中に説明する。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
資料配布、課題提出などで、学習マネジメントシステム(Google Classroomなど)を利用するため、操作に習熟しておくこと。なお、オンライン授業実施の場合、各回の授業計画には変更があり得ます。GCssquare登録方法は以下のとおり。 授業で GCsquare を使用するためには、事前に初回ログインを終えておく必要があります。 下記の手順にしたがって、初回ログインを行ってください。 1. 学内ネットワークを利用する ※学外で GCsquare にログインする場合には、2の手順へ進んでください。 学内でインターネットに接続するために、事前に大学から配布されている統合認証用ユーザ名とパスワード を使って、認証を行ってください。 ① ウェブブラウザを起動してください。 ② ユーザ名とパスワードを入力してください。 ③ 「ログイン」ボタンをクリックまたはタップしてください。 ④ 神戸学院大学のサイトが確認できれば、認証完了です。その後2. GCsquareの初回ログインに移ります。 2. GCsquare の初回ログイン ① ウェブブラウザの URL 入力欄に「http://gcsquare.kobegakuin.ac.jp/」と入力してください。 ② ログイン画面で、統合認証用ユーザ名とパスワードを入力して、「ログイン」ボタンをクリックま たはタップしてください。 ③ ログインできると、プロフィールの編集画面が出てくるので、以下の通り入力してください。(全て入力必須の項目です。) (1) 学籍番号:Bで始まる学籍番号(半角英字) (2) 名前:姓名(漢字)(全角) (3) メールアドレス ※大学のメールアドレスが表示されていますので、変更しないで下さい。 ④ 画面の一番下にある「プロファイルを更新する」ボタンをクリックまたはタップしてください。 ⑤ 「プロファイルを更新する」ボタンをクリックまたはタップすると、自分のダッシュボードページ に移動します。 以上で、GCsquare のユーザ登録は完了です。 |
授業時間外に必要な学修内容・時間 /Required Work and Hours outside of the Class |
授業中の学習を確実にするため、授業外の学習として講義1回につき約60分が必要です。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
ミニレポート、レポート、小テストなど各担当教員がそれぞれ指示します。これら課題等に対するフィードバックはメールあるいは学習マネジメントシステムで行います 。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
成績評価は、各担当教員が指示する課題の評価点を重み付けします。それらを合計して100点満点で最終評価が計算されます。 |
テキスト /Required Texts |
各担当教員が適宜指示します。 |
参考図書 /Reference Books |
各担当教員が適宜指示します。 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | コミュニケーションと英語 (Schalow) | 英語はグローバルな言語ですが、さまざまなところでさまざまな英語を使われている。この講義では、世界中で話されている英語の種類を調べます。 | |
2 | 第2回 | エイリアンの文化と言語 (Schalow) | 人類はいつかエイリアンと遭遇するのでしょうか? 私たちはそれらのエイリアンとコミュニケーションをとることができるでしょうか? 私たちはエイリアンの文化やエイリアンとの接触から何を学べるのでしょうか? | |
3 | 第3回 | 文化とは何か(Schalow) | 文化とはどういうものなのでしょうか?人間社会は文化をどのように構築してきたのでしょうか?文化の共有、文化の継承、文化の衝突など、人類にとっての文化の意味を考えます。 | |
4 | 第4回 | 異文化について考える(Schalow) | 異文化とはどういうものでしょう。単に違う民族間の異なる文化のことでしょうか。もっと身近に異文化はないでしょうか。身近な異文化から、より規模の大きい異文化までいろいろなレベルの異文化を考え、その異文化間でのコミュニケーションがどの程度困難であるのか、あるいは平易であるのかを考察します。 | |
5 | 第5回 | メディアと文化(Schalow) | 文化が成立するにはコミュニケーションが必要です。しかし、コミュニケーションが成立するには何らかのメディアが必要です。メディアは文化、コミュニケーションとどのような関わりをもつのかを考えます。 | |
6 | 第6回 | 文化とコミュニケーション(Schalow) | 文化が成立するにはコミュニケーションが成立しなければなりません。コミュニケーションの本質とはどういうものでしょう。地域やコミュニティーによってコミュニケーションはどのように異なるのでしょう。また、それが文化形成にどのように機能するのでしょう。広く文化とコミュニケーションについて議論を深めます。 | |
7 | 第7回 | 日中の異文化コミュニケーションとその難しさ (Schalow) | 中国と日本は共通の文字体系を共有していますが、言語は大きく異なります。 この講義では、外国人にとって理解されにくい環境での生活の難しさを探ります。 | |
8 | 第8回 | 21世紀の異文化交流 (Schalow) | グローバル化にともない、ますます文化の衝突も生じやすくなっています。そのような衝突が国家間の政治的衝突にならないようにするため、私たちができる異文化交流にはどのようなものがあるでしょう。また、異文化に対する寛容さを身につけるにはどのようにすればいいのでしょう。 | |
9 | 第9回 | 異なる宗教文化間のコミュニケーション (Schalow) | 異なる宗教文化間のコミュニケーションにおける特別な問題は何ですか? アウトサイダーとして生きるとはどういう意味ですか? | |
10 | 第10回 | 人間と動物のコミュニケーション (Schalow) | 人間と動物のコミュニケーションは可能ですか? 動物は人間の文化を理解する能力を持っていますか、そして人間は動物の文化を理解する能力を持っていますか? | |
11 | 第11回 | カナダという国のアイデンティティーとカナダ流のコミュニケーション術(林) | 北アメリカ大陸には三つの国、カナダ、アメリカ合衆国、そしてメキシコがあります。合衆国やメキシコは国としてのアイデンティティーがよく知られています。しかし、カナダのアイデンティティーはあまり知られていません。意外な事実が多く、日本とも似通った意思疎通方もあります。こうした特徴あるカナダのアイデンティティーについて考察します。 | |
12 | 第12回 | メキシコと日本のコミュニケーション方比較(林) | 一般的には全く違う印象を感じるメキシコと日本ですが、歴史的にも文化的にも色々な繋がりが両国の間には見られます。古代から現代にわたる歴史の中で形成されてきた両国の文化の中に見る人間関係のあり方について相違点と共通点を考えます。 | |
13 | 第13回 | 言葉がつなぐ過去と現在(林) | 言葉はその場その場のコミュニケーションのための道具であるだけではなく、過去と現在をつなぐ架け橋でもあります。日本語の中の外来語のルーツ、文化や大陸が違う古代文字の不思議な共通点、現実離れした伝説や宗教の中の逸話、語り部の役割など、言葉が過去を現代に甦らせる力を持つことを説明します。 | |
14 | 第14回 | 社会の中の言葉の役割(林) | 言葉は社会を作り、社会は言葉を作ります。称号、肩書き、敬称、性別を含んだ言葉、社会階級によって違う言葉などが、社会を形作る個人一人一人のアイデンティティーをも作り上げてきました。また、情報へのセンサーシップが言葉の印象をかえ、それが社会に影響を与えてきました。言葉の持つ社会的パワーについて考えます。 | |
15 | 第15回 | コミュニケーターとは(林) | 良きコミュニケーターとは何か。コミュニケーターとしての社会の中での役割とは何か。自国語力を磨き、外国語を学び、多様な知識を積むことはグローバルコミュニケーターにとって、とても大切な事ではありますが、それ以上に大切なことも数多くあります。講義者(林)の世界各地での体験をもとに皆さんと考えます。 |