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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/07/17 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
表現言語論ワークショップⅠ(2022年度以前入学生)/Workshop in Literature Study Ⅰ
授業コード
/Class Code
K051101001
ナンバリングコード
/Numbering Code
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
博士/
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
後期/AUTUMN
曜日・時限
/Day, Period
水1(後期)/WED1(AUT.)
単位数
/Credits
1.0
主担当教員
/Main Instructor
中山 文/NAKAYAMA FUMI
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
中山 文/NAKAYAMA FUMI 人文学科/Humanities
授業の方法
/Class Format
講義:対面授業

特別警報又は暴風警報発令の場合、本科目は通常授業時同様に休講とします。
時間や地域など取扱いの詳細は大学HPを確認してください。

授業の目的
/Class Purpose
「文学と映像で学ぶ日中台の家族像」

この授業は主に人間文化学研究科博士ディプロマポリシーに示す「高度な専門知識と技能を習得し、それを実際に運用することができる」に対応する。

本講義では近代化以後の日本の家族像を座標軸とし、地理的に近く歴史的に多大な影響をうけてきた
中国・台湾の現代の家族像を学ぶ。日本の近代家族像は時代とともに変化してきた。
中国といえども、中華人民共和国と中華民国(台湾)の状況は必ずしも同じではない。

同じ東アジアの住民として隣国のリアルな状況を知り、国際社会にとって有為な人材となる基礎知識を修得し、彼らの思考方法が理解できるようになることを目的とする。また、自分の得た知識をPPTなどを使用して、的確に発信できるようになることも目的としている。



到 達 目 標
/Class Objectives
現代の東アジア各国について、リアルな姿を知り、同時代的共感を持てるようになることを到達目標とする。

具体的には、

①各国の現代史について、概要を説明できる。
②講義を通じて東アジア諸国の家族像を知り、女性の社会的立場に共感を持つ。
③海外の小説や映画について情報検索と収集の方法を獲得し、適切な方法を使って自分の
意見を伝えることができる。

授業のキーワード
/Keywords
アジア映画、儒教、食文化、少数民族、植民地
授業の進め方
/Method of Instruction
中国大陸や台湾、香港、マカオなどの中華圏で発表された文芸作品や映像作品から
各地の「家族」の形を捉え、そこで求められてきた女性像について考える。
各自がSNS情報も駆使して最新の情報を集め、日本人のもつアジアイメージと現実の差を知り、
授業の発表で共有する。

まず、教員が各国の家族像について一定の知識を概説する。順序については変更の場合もある。
1中国については、「活きる」を題材に、中国大陸の現代史を概説し、現代家族の問題を考える。
2台湾については、「海角7号」「母と娘を題材に、台湾と日本の歴史を概説する。
履修生は、それぞれの興味にしたがって調査対象国を絞り、現代の作品からリアルな女性像を探し出してきてPPTなどを使用して発表する。
履修するにあたって
/Instruction to Students
授業計画(進度、内容)が予定から多少変更される場合がある。
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
中国を中心としたアジアに対して、多方面の興味や好奇心をもち自主的に勉強をすることが必要である。各自で討論の題材となる映画を探してきてもらうので、
予習復習に1週あたり2時間以上必要。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
普段の発表から進捗状況をみながら、レポートを課す。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
普段の研究態度(50%)、課題発表(30%)、レポート(20%)
レポート返却、講評。
評価基準は
・授業や作品のテーマを的確に理解しているか
・文章表現が的確か
・オリジナルなアイデアがあるか
を1:1:1とする。
テキスト
/Required Texts
『論点・ジェンダー史学』ミネルヴァ書房 2023年

参考図書
/Reference Books
『中国の娯楽とジェンダー』晩成出版 2022年
『中国ジェンダー史研究入門』京都大学学術出版会 2018年
上野千鶴子「近代家族の成立と終焉」岩波書店
台湾の歴史と文化 六つの時代が織りなす「美麗島」/大東和重 中央公論新書
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 研究倫理について 大学院生として、心得ておくべき研究のルールやマナーについての知識を知る。
授業の内容、進め方の確認、成績評定等に関する確認と参考書案内等を行う。
2 第2回 日中台についての興味 履修生それぞれが、日中台について興味のあることを発表する。
発表順序を決定する。
3 第3回 中国現代史 映像を通して、最後の王朝清から中華民国へ、また中華人民共和国成立への流れを学ぶ。
4 第4回 中華人民共和国について1 映画「活きる」を題材に、中華民国時代から抗日戦争、国共内戦、解放、文化大革命にわたる現代史を概括する。

5 第5 中華人民共和国について2台湾について2 映画「活きる」を題材に、中華民国時代から抗日戦争、国共内戦、解放、文化大革命にわたる現代史を概括する。履修生が、台湾について発表する。テーマはどんなものでも構わない。資料を探し、現代台湾について知識をまとめ発表し、同時代人としての関心を深める。
6 第6 中華人民共和国について3
「活きる」続き。討論。
7 第7回 中華人民共和国について4 「シスター 夏の分かれ道」を題材に、現代中国における女性の地位について考えてみる。
8 第8回 中華人民共和国について5 「シスター 夏の分かれ道」続き。討論。
9 第9 中華人民共和国について6 「ザ・カミングアウト―中国LGBTの叫び」を題材に、中国人にとって家族を作る、子どもを得ることの意味を考える。
10 第10回 中華人民共和国について7 履修生が、中華人民共和国について発表する。テーマはどんなものでも構わない。資料を探し、現代中華人民共和国について知識をまとめ発表し、同時代人としての関心を深める。
11 第11回 台湾について1 「台湾人生」を通して、台湾の歴史を振り返る。
12 第12回 台湾について2 映画「海角7号」を題材に、台湾の歴史と現在の親日性の意味について概観する。
13 第13回 台湾について3 「海角7号」続き。討論。
14 第14回 台湾について4 履修生が、台湾について発表する。テーマはどんなものでも構わない。資料を探し、現代台湾について知識をまとめ発表し、同時代人としての関心を深める。
15 第15回 振り返り 本授業を振り返る。
16 第16回
17 第17回
18 第18回
19 第19回
20 第20回
21 第21回
22 第22回
23 第23回
24 第24回
25 第25回
26 第26回
27 第27回
28 第28回
29 第29回
30 第30回

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