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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2025/02/06 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
民法研究特殊講義Ⅴ/Lecture on Civil Law for Doctoral Course Ⅴ
授業コード
/Class Code
K020531001
ナンバリングコード
/Numbering Code
開講キャンパス
/Campus
ポートアイランド
開講所属
/Course
博士/
年度
/Year
2025年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
通年集中/FULL-YEAR INTENSIVE
曜日・時限
/Day, Period
他,他/OTHERS,OTHERS
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
足立 公志朗/ADACHI KOSHIRO
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
足立 公志朗/ADACHI KOSHIRO 法学部/Law
授業の方法
/Class Format
対面授業(演習)
授業の目的
/Class Purpose
 この科目は,大学院法学研究科博士後期課程ディプロマ・ポリシー「法学分野における理論的・実践的観点を抽出して、それを研究対象として追究する高度な能力を養い、研究者、実務家、あるいは専門的職業人にふさわしいレベルでの研究成果の発表(研究報告、論文作成)ができる。」に対応する.
 ローマ法の教科書として有名なガイウス『法学提要』はラテン語で著されているところ,その近代語訳(英語,フランス語,ドイツ語等)が存在する.本稿では,同書を外国語(ラテン語,英語又はフランス語)で読み解き,日本語に訳することによって,法学研究において必要とされる高度な思考能力を身につけることを目的とする.
到 達 目 標
/Class Objectives
1. 英語又はフランス語で書かれた文を正確に日本語に訳することができる.
2. ガイウス『法学提要』に書かれた内容と日本民法との共通点と相違点を説明することができる.
授業のキーワード
/Keywords
ローマ法 民法 ガイウス 法学提要 ラテン語 英語 フランス語
授業の進め方
/Method of Instruction
・報告者は,検討対象となる部分につき,ラテン語・英語・フランス語から言語を1つ選んで,各単語の意味を調べ,日本語に翻訳し,報告資料にまとめる.
・報告者による報告に基づいて,受講者全員で議論する.
・担当教員は,次回の課題を提示する.
履修するにあたって
/Instruction to Students
・この授業を履修するには,ラテン語・英語・フランス語の内,少なくとも1つが読めなければならない.
・授業には自分が選択する言語の辞書を持参しなければならない.
・スマートフォンの使用は認めない.
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
 報告が当たっていない週は,予習に1時間程度・復習に1時間程度,報告が当たっている週はそれ以上の準備時間が必要である.
提出課題など
/Quiz,Report,etc
 報告回には,報告資料の作成を求める.
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
・報告の状況(報告資料の完成度,口頭の説明)…50%,
・授業への参加(発言・質問の量を重視する)…50%
テキスト
/Required Texts
英語訳として…The Institutes of Gaius, translated with an introduction by W.M. Gordon and O.F. Robinson, with the Latin text of Seckel and Kuebler, Duckworth, 1988.
フランス語訳として…Gaius Institutes, teste établi et traduit par Julien Reinach, Les Belles Lettres, 2003.
いずれもコピーを配付する.
参考図書
/Reference Books
・ガイウス(船田享二訳)『法学提要〔新版〕』(日本評論社,1967年)
・ガーイウス(佐藤篤士監訳)『法学提要』(敬文堂,2002年)
・原田慶吉『ローマ法〔改訂版〕』(有斐閣,1955年)
・原田慶吉『日本民法典の史的素描』(創文社,1954年)
・船田享二『ローマ法』第1巻〜第5巻(岩波書店,1968年〜1972年)
・ゲオルク・クリンゲンベルク(瀧澤栄治訳)『ローマ債権法講義』(大学教育出版,2001年)
・ゲオルク・クリンゲンベルク(瀧澤栄治訳)『ローマ物権法講義』(大学教育出版,2007年)
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 この授業の趣旨説明 担当教員がこの授業の概要を説明する.
2 第2回 関連文献の紹介 担当教員がこの授業で用いる文献を説明する.
3 第3回 ガイウス『法学提要』の読み解き ガイウス『法学提要』を冒頭から読む.第1巻第1節〜第3節
4 第4回 ガイウス『法学提要』の読み解き ガイウス『法学提要』を読む.第1巻第8節〜第13節
5 第5回 ガイウス『法学提要』の読み解き ガイウス『法学提要』を読む.第1巻第14節〜第19節
6 第6回 ガイウス『法学提要』の読み解き ガイウス『法学提要』を読む.第1巻第20節〜第24節
7 第7回 ガイウス『法学提要』の読み解き ガイウス『法学提要』を読む.第1巻第25節〜第29節
8 第8回 ガイウス『法学提要』の読み解き ガイウス『法学提要』を読む.第1巻第30節〜第32節
9 第9回 ガイウス『法学提要』の読み解き ガイウス『法学提要』を読む.第1巻第33節〜第35節
10 第10回 ガイウス『法学提要』の読み解き ガイウス『法学提要』を読む.第1巻第36節〜第41節
11 第11回 ガイウス『法学提要』の読み解き ガイウス『法学提要』を読む.第1巻第42節〜第44節
12 第12回 ガイウス『法学提要』の読み解き ガイウス『法学提要』を読む.第1巻第45節〜第47節
13 第13回 ガイウス『法学提要』の読み解き ガイウス『法学提要』を読む.第1巻第48節〜第53節
14 第14回 ガイウス『法学提要』の読み解き ガイウス『法学提要』を読む.第1巻第54節〜第55節
15 第15回 ガイウス『法学提要』に関する研究のまとめ 今学期に読み解いた文章を踏まえて,全員で議論する.

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