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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/16 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
臨床栄養学特殊講義/Special Topics in Clinical Nutrition
授業コード
/Class Code
K010201001
ナンバリングコード
/Numbering Code
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
博士/
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
通年集中/FULL-YEAR INTENSIVE
曜日・時限
/Day, Period
他/OTHERS
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
南 久則/MINAMI HISANORI
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
大平 英夫/OHIRA HIDEO 栄養学部/Nutrition
南 久則/MINAMI HISANORI 栄養学部/Nutrition
授業の方法
/Class Format
【対面授業(講義・演習)】
授業の目的
/Class Purpose
本講義では、食品薬品総合科学研究科のDPに示す、栄養学に関して、最先端の高度な知識を修得し、研究対象や研究方法を自ら見出し、展開する研究遂行能力を獲得していることを目指し、栄養、食品の分野に関して、最先端の高度な知識を修得し、研究対象や研究方法を自ら見出し、展開する研究遂行能力を獲得することを目的とする。具体的な教育目標は以下の通りである。
本科目は、栄養学部のディプロマ・ポリシーに掲げる、栄養学に関する広範かつ専門的な知識の修得、科学的根拠に基づいた、ヒトの健康について評価、考察力の養成を目指す。
なお、この科目は実務経験のある教員が担当し、臨床現場に沿った内容とするものである。 

教育目標:腸管機能や腸内細菌の特徴に基づいて、短鎖脂肪酸の様々な生理学的作用の研究報告等より、その臨床的意義について修得する。本講義では、主として腸内細菌や腸管バリア、短鎖脂肪酸と代謝障害、疾病との関連性を体系的に学習し、食事・栄養との関わりについての深い知識を得て、その理解に基づいた研究を可能とする基礎知識・研究方法について修得する。 
到 達 目 標
/Class Objectives
腸管機能とその機能に関連する生理学的因子について、説明することができる。
腸内細菌の特徴と近年報告されている、その生理学的作用について説明することができる。
腸内細菌と腸管バリア、短鎖脂肪酸と代謝障害、栄養障害に関わる疾病についての、これまでの報告から最新の批評まで説明することができる。
上記を理解したうえで、腸管機能、短鎖脂肪酸研究を実践することができる。
授業のキーワード
/Keywords
腸管機能、短鎖脂肪酸
授業の進め方
/Method of Instruction
課題を出題しレポートを提出する。提出されたレポートを基に、ディスカッションを行う。(①②腸管機能を維持する栄養素について)、(③④腸管上皮細胞と分泌物によるバリアの機能について)、(⑤⑥腸管免疫による免疫維持機能について()、(⑦⑧腸内常在細菌叢と腸管への機能について)、(⑨⑩腸内常在細菌叢、腸管バリア破綻と炎症性腸疾患との関連性報告について)、(⑪⑫腸内常在細菌叢、短鎖脂肪酸と代謝性疾患(糖、脂質代謝)との関連性報告について)、(⑬⑭⑮短鎖脂肪酸の種類と特徴、受容体分布、各生理作用について)(講義、演習)。
履修するにあたって
/Instruction to Students
決して受け身にならず、積極的に自身の研究成果を発表するよう努めること。特に専門分野以外からの質疑は自身の知識不足を把握する貴重な機会である。日頃から、知的好奇心を楽しむ心を忘れないようにする。
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
講義後に内容の復習、課題提出の準備を含めて、およそ2時間とする。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
各講義のテーマに即した論文内容の要約発表、レポート提出。 
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
課題レポート内容(50%)、課題発表(50%)
テキスト
/Required Texts
著者:原健次、出版社:幸書房、テキスト名:短鎖脂肪酸の生化学的と応用
参考図書
/Reference Books
pubmedによる検索論文、医学中央雑誌Webによる検索論文
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 腸管機能を維持する栄養素について
腸管機能を維持する栄養素の基礎的な性質(機序・総論)を講義する。 
2 第2回 腸管機能を維持する栄養素について②  腸管機能を維持する栄養素について自身で論文検索、原著論文の要約と考察について報告する。演習課題報告。
3 第3回 腸管上皮細胞と分泌物によるバリア機能について 腸管上皮細胞と分泌物によるバリア機能について(基礎)を講義する。
4 第4回 腸管上皮細胞と分泌物によるバリア機能について② 腸管上皮細胞と分泌物によるバリア機能に関わる蛋白質、制御機構に関する報告について、自身で論文検索、原著論文の要約と考察について報告する。演習課題報告。
5 第5回 腸管免疫による免疫維持機能について 腸管免疫による免疫維持機能について(基礎)、短鎖脂肪酸の役割について講義する。
6 第6回 腸管免疫による免疫維持機能について②  腸管免疫による免疫維持機能に対する短鎖脂肪酸の役割について、自身で論文検索、原著論文の要約と考察について報告する。演習課題報告。
7 第7回 腸内常在細菌叢と腸管への機能について 腸内常在細菌叢と腸管への機能について(基礎)、主な常在腸内細菌叢と報告されている役割について講義する。
8 第8回 腸内常在細菌叢と腸管への機能について② 腸内常在細菌叢と腸管への機能について、自身で論文検索、原著論文の要約と考察について報告する。演習課題報告。
9 第9回 腸内常在細菌叢、腸管バリア破綻と炎症性腸疾患との関連性報告について  腸内常在細菌叢、腸管バリア破綻と炎症性腸疾患との関連性を示す報告について講義する。
10 第10回 腸内常在細菌叢、腸管バリア破綻と炎症性腸疾患との関連性報告について② 腸内常在細菌叢、腸管バリア破綻と炎症性腸疾患との関連性に関して、自身で論文検索、原著論文の要約と考察について報告する。演習課題報告。
11 第11回 腸内常在細菌叢、短鎖脂肪酸と代謝性疾患(糖、脂質代謝)との関連性報告について 腸内常在細菌叢、短鎖脂肪酸と代謝性疾患(糖、脂質代謝)との関連性についての最新の知見について講義する。
12 第12回 腸内常在細菌叢、短鎖脂肪酸と代謝性疾患(糖、脂質代謝)との関連性報告について②  腸内常在細菌叢、短鎖脂肪酸と糖代謝との関連性報告について、自身で論文検索、原著論文の要約と考察について報告する。演習課題報告。 
13 第13回 腸内常在細菌叢、短鎖脂肪酸と代謝性疾患(糖、脂質代謝)との関連性報告について③ 腸内常在細菌叢、短鎖脂肪酸と脂質代謝との関連性報告について、自身で論文検索、原著論文の要約と考察について報告する。演習課題報告。 
14 第14回 短鎖脂肪酸の特徴、受容体分布、種類特徴、生理作用について 短鎖脂肪酸の種類と特徴、受容体分布、各生理作用について、最新の知見について講義する。 
15 第15回 短鎖脂肪酸の生理作用に関する研究計画について(講義、演習) これまでの研究報告より、短鎖脂肪酸の生理作用に関する研究方法について講義の後、未解明な点を研究実践するうえで、必要な手法について議論を行う(演習)。

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