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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/16 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
医用バイオナノテクノロジー/Biomedical Nanotechnology
授業コード
/Class Code
K010121001
ナンバリングコード
/Numbering Code
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
博士/
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
通年集中/FULL-YEAR INTENSIVE
曜日・時限
/Day, Period
他/OTHERS
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
山原 弘/YAMAHARA HIROSHI
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
山原 弘/YAMAHARA HIROSHI 薬学部/Pharmaceutical Sciences
授業の方法
/Class Format
対面授業(講義)
授業の目的
/Class Purpose
本講義では、臨床治療及び臨床診断の分野で広範囲に応用されているナノ医薬品、ナノ医用材料、ナノチップ技術及び体外診断用医薬品等について理解を深めることで、食品薬品総合科学研究科のDPに示す、栄養、食品、薬品、医療の分野に関して、最先端の高度な知識を修得し、研究対象や研究方法を自ら見出し、展開する研究遂行能力を獲得することを目的とする。
また、この科目の担当者は、製薬会社で30年の医薬品開発経験がある、実務経験のある教員です。時には、開発プロセス等についても言及しながら、深い学びへと繋げていきます。
到 達 目 標
/Class Objectives
生物学と関連のあるナノバイオテクノロジーを広く理解することで、研究および臨床の現場においてその知識を応用できる。
授業のキーワード
/Keywords
ナノバイオテクノロジー、ナノ医療、ナノ医薬品、ナノ診断
授業の進め方
/Method of Instruction
講義(遠隔)を中心に進めていく。講義ごとに質疑応答や討論など行い、内容を毎回レポートとしてまとめ、提出してもらう。また、各大学院生の研究分野に関連する分子生物学的な研究論文の抄読も行う。
履修するにあたって
/Instruction to Students
文献紹介や履修大学院生自身の研究分野の紹介など学生参加型の授業があるので、積極的な姿勢で授業に参加してほしい。
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
ナノバイオテクノロジー、ナノ医療、ナノ医薬品、ナノ診断に関わる分子生物学的な研究論文の検索や周辺知識の学習(目安2時間程度)。毎回のレポート作成(目安45分程度)
提出課題など
/Quiz,Report,etc
指定する講義の内容についてまとめたレポートを提出してもらう。なお、提出されたレポートは評価して返却する。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
授業における質疑応答・討論(40%)およびレポート(60%)
テキスト
/Required Texts
プリントを配布します。
参考図書
/Reference Books
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 ナノバイオテクノロジー概論 ナノテクノロジー、ナノ材料及びナノバイオテクノロジーを概説する。
2 第2回 ナノ医薬品概論 合成/天然材料をキャリアとし、さまざまな物理学的又は化学的手法により薬物を導入するシステムについて概説する。
3 第3回 高分子ナノ医薬品 ナノ医薬品の輸送に用いられるキャリアについて概説する。
4 第4回 RNAナノ粒子 RNA医薬品又はRNAを標的とした医薬品の開発について概説する。
5 第5回 論文抄読① ナノ医薬品の研究分野あるいは履修大学院生の研究分野に関する最新の論文抄読を行う。
6 第6回 ナノバイオ医用材料概論 ヒトのリハビリ過程において重要な役割を果たすナノバイオ医用材料について概説する。
7 第7回 ナノファイバー生分解性材料 再生医療の足場材料としてのナノファーバーについて概説する。
8 第8回 ハイドロキシアパタイト複合骨材料 ナノ粒子薬用ハイドロキシアパタイトの組織の修復・再生メカニズムについて概説する。
9 第9回 論文抄読② ナノバイオ医療材料の研究分野あるいは履修大学院生の研究分野に関する最新の論文抄読を行う。
10 第10回 臨床診断分野におけるナノテクノロジー研究 臨床診断分野におけるナノテクノロジー研究について概説する。
11 第11回 金ナノ粒子 金ナノ粒子を用いた診断と治療について概説する。
12 第12回 量子ドット(半導体ナノ結晶) 量子ドットを用いた生体イメージングについて概説する。
13 第13回 ナノバイオセンサー、ナノロボット ナノセンサーやカプセル内視鏡による診断方法について概説する。
14 第14回 ナノバイオテクノロジーの安全性問題 ナノ粒子の生体及び環境への影響について概説する。
15 第15回 論文抄読③ ナノ材料及びナノバイオテクノロジーの安全性問題あるいは履修大学院生の研究分野に関する最新の論文紹介を行ってもらう。

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