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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2023/07/20 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
薬物治療Ⅴ(化学療法)[15~18]/Pathophysiology and Therapeutics Ⅵ
授業コード
/Class Code
B410812002
開講キャンパス
/Campus
ポートアイランド
開講所属
/Course
薬学部/Pharmaceutical Sciences
年度
/Year
2023年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
後期/AUTUMN
曜日・時限
/Day, Period
金2(後期)/FRI2(AUT.)
単位数
/Credits
1.5
主担当教員
/Main Instructor
岸本 修一/KISHIMOTO SHUUICHI
科目区分
/Course Group
【専門教育科目】 《選択必修科目》/*** MAJORS *** 《SELECTIVELY REQUIRED COURSES》
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
岸本 修一/KISHIMOTO SHUUICHI 薬学部/Pharmaceutical Sciences
中川 左理/NAKAGAWA SARI 薬学部/Pharmaceutical Sciences
授業の方法
/Class Format
対面授業(講義)
授業の目的
/Class Purpose
この授業の担当者は薬学部所属であり、この科目は、専門教育科目であり4年次に配当している。
この科目は、学部のDPに示す8項目のうち、1,3を目指す。
ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)
悪性新生物に対する薬物の作用機序を理解し、がんの病態、症状および薬物治療に関する基本的知識を修得する。
なお、10~12回目を担当する中川は、病院で薬剤師として実務経験のある教員であり、より実践的な観点から、抗悪性腫瘍薬の副作用、緩和医療、疼痛治療について、具体的に解説するものとする。
到 達 目 標
/Class Objectives
専門教育科目(4年次配当)

以下の各SBOsを到達目標とする。
がんの病態とそれぞれの薬物療法を分類し説明できる
・E2-(2)ー③ー4 カルシウム代謝の異常を伴う疾患(副甲状腺機能亢進(低下)症、骨軟化症(くる病を含む)、悪性腫瘍に伴う高カルシウム血症)について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および 病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。
・E2ー(7)ー⑦ー1 腫瘍の定義(良性腫瘍と悪性腫瘍の違い)を説明できる。
・E2ー(7)ー⑦ー2 悪性腫瘍について、以下の項目を概説できる。組織型分類および病期分類、悪性腫瘍の検査(細胞診、組織診、画像診断、腫瘍マーカー(腫瘍関連の変異遺伝子、遺伝子産物を含む))、悪性腫瘍の疫学(がん罹患の現状およびがん死亡の現状)、悪性腫瘍のリスクおよび予防要因
・E2ー(7)ー⑦ー3 悪性腫瘍の治療における薬物治療の位置づけを概説できる。
・E2ー(7)ー⑧ー3 抗悪性腫瘍薬の主な副作用(下痢、悪心・嘔吐、白血球減少、皮膚障害(手足症候群を含む)、血小板減少等)の軽減のための対処法を説明できる。
・E2ー(7)ー⑧ー4 代表的ながん化学療法のレジメン(FOLFOX等)について、構成薬物およびその役割、副作用、対象疾患を概説できる。
・E2ー(7)ー⑧ー5 白血病について、病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。
・E2ー(7)ー⑧ー6 悪性リンパ腫および多発性骨髄腫について、病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。
・E2ー(7)ー⑧ー7 骨肉腫について、病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。
・E2ー(7)ー⑧ー8 消化器系の悪性腫瘍について、病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。
・E2ー(7)ー⑧ー9 肺癌について、病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。
・E2ー(7)ー⑧ー10 頭頸部および感覚器の悪性腫瘍について、病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。
・E2ー(7)ー⑧ー11 生殖器の悪性腫瘍について、病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。
・E2ー(7)ー⑧ー12 腎・尿路系の悪性腫瘍(腎癌、膀胱癌)について、病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。
・E2ー(7)ー⑧ー13 乳癌について、病態(病態生理、症状等)・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。
・E2ー(7)ー⑨ー1 がん終末期の病態(病態生理、症状等)と治療を説明できる。
・E2ー(7)ー⑨ー2 がん性疼痛の病態(病態生理、症状等)と薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。
・E2ー(8)ー②ー1 遺伝子治療の原理、方法と手順、現状、および倫理的問題点を概説できる。
・E2ー(8)ー③ー3 臍帯血、末梢血および骨髄に由来する血液幹細胞を用いた移植医療について説明できる。
授業のキーワード
/Keywords
がん、抗がん薬 、緩和医療、がん性疼痛
授業の進め方
/Method of Instruction
授業計画に従って12回の講義を行う
履修するにあたって
/Instruction to Students
複数の認定あるいは専門薬剤師に関わる分野であることから、非常に幅広い領域の講義となる。薬物側からの知識と病態側からの知識を連携させていく学習が必要である。オフィスアワーは随時とするが、事前に連絡(skisimot@pharm.kobegakuin.ac.jp)をすることが望ましい。
授業時間外に必要な学修
/Expected Work outside of Class
各講義ごとに、ドットキャンスにて出題される重要ポイントの確認問題を行必ず解き復習すること(目安として1時間)
提出課題など
/Quiz,Report,etc
特になし
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
全ての講義への出席を原則とする。
<定期試験:90点>
範囲:12回の講義で行った内容
形式:マークシート
薬物治療法に関する選択式問題
<小テスト:30点>
1~9回で、毎回講義終了時に実施
<特別講演:5点>
講演会終了時に感想文を提出
計125点を100%に換算して評価する。
テキスト
/Required Texts
薬がみえる Vol.3 医療情報科学研究所
参考図書
/Reference Books
がんがみえる 医療情報科学研究所
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回(岸本) がんの基礎知識 がんの診断および治療法の選択基準を理解する
E2ー(7)ー⑦ー1
E2ー(7)ー⑦ー2
E2ー(7)ー⑦ー3
2 第2回(岸本) 白血病 白血病の特徴および薬物治療法を理解する
E2ー(7)ー⑧ー4
E2ー(7)ー⑧ー5
E2ー(7)ー⑧ー4
E2ー(7)ー⑧ー5
3 第3回(岸本) 悪性リンパ腫、多発性骨髄腫 悪性リンパ腫、多発性骨髄腫の特徴および薬物治療法を理解する
E2ー(2)ー③ー4
E2ー(7)ー⑧ー4
E2ー(7)ー⑧ー6
4 第4回(岸本) 脳腫瘍、頭頸部がん、骨・軟部腫瘍 脳腫瘍、頭頸部がん、骨・軟部腫瘍の特徴および薬物治療法を理解する
E2ー(7)ー⑧ー4
E2ー(7)ー⑧ー10
5 第5回(岸本) 肺がん 肺がんの特徴および薬物治療法を理解する
E2ー(7)ー⑧ー4
E2ー(7)ー⑧ー9
6 第6回(岸本) 乳がん、子宮がん、卵巣がん 乳がん、子宮がん、卵巣がんの特徴および薬物治療法を理解する
E2ー(7)ー⑧ー4
E2ー(7)ー⑧ー11
E2ー(7)ー⑧ー13
7 第7回(岸本) 泌尿器系がん、皮膚がん 泌尿器系がん、皮膚がんの特徴および薬物治療法を理解する
E2ー(7)ー⑧ー4
E2ー(7)ー⑧ー11
E2ー(7)ー⑧ー12
8 第8回(岸本) 肝がん、胆道がん、膵がん 肝がん、胆道がん、膵がんの特徴および薬物治療法を理解する
E2ー(7)ー⑧ー4
E2ー(7)ー⑧ー8
9 第9回(岸本) 胃がん、食道がん、大腸がん 胃がん、食道がん、大腸がんの特徴および薬物治療法を理解する
E2ー(7)ー⑧ー4
E2ー(7)ー⑧ー8
10 第10回(中川) 緩和医療・がん性疼痛治療 緩和医療・緩和ケアのコンセプトを理解する
痛みの病態生理と痛みのアセスメントについて理解する
がん性疼痛への薬物治療(オピオイド、鎮痛補助薬など)について理解する
E2ー(7)ー⑨ー1
E2ー(7)ー⑨ー2
11 第11回(中川) 抗悪性腫瘍薬の副作用① 主要な抗悪性腫瘍薬の主な副作用を理解する
副作用軽減のための対処法を理解する
E2ー(7)ー⑧ー3
E2ー(7)ー⑧ー4
12 第12回(中川) 抗悪性腫瘍薬の副作用② 主要な抗悪性腫瘍薬の主な副作用を理解する
副作用軽減のための対処法を理解する
E2ー(7)ー⑧ー3
E2ー(7)ー⑧ー4

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