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総合インフォメーション

  • 2011/02/28  (総合)
    毎日新聞2011年2月24日「社会貢献学会を設立へ」
TKK3大学連携プロジェクトで設立する社会貢献学会について掲載いただきました。
以下、毎日新聞(2011年2月24日宮城朝刊27面)より転載

神戸学院大と工学院共同 支援士認定も
 東北福祉大(仙台市青葉区)は3月5日、連携する工学院大(東京都)、神戸学院大(神戸市)と共同で「社会貢献学会」を設立する。防災・減災活動やボランティアなどに焦点を当てた「社会貢献学」の研究と公開、学生らを対象にした「社会貢献活動支援士」の資格認定に取り組む。社会貢献のあるべき姿を研究し、成果を社会還元する目的の学会は国内で初めてという。
 3大学はこれまでの交流を生かし10年度に「防災・減災・ボランティアを中心とした社会貢献教育」をスタートさせた。具体的には支援士資格取得に向けた共同カリキュラムを実施。資格の取得を希望する学生は中継映像で同時授業を受ける。履修科目は社会貢献▽防・減災▽ボランティア▽環境▽国際協力の多岐にわたる。
 学会は研究の公開、社会還元とともに、認定機関となることで支援士資格を公認し、優れた人材を輩出する役割を果たす。支援士の初認定試験は12年3月に予定。「社会貢献学」の目的は非常時に欠かせない『共助』の意識と能力を平時から育てる実践的方法の開発と提供で、1995年に起きた阪神・淡路大震災以降で見られた「助け合い」「分かち合い」が基本の一つになっている。学会長には渡辺信英東北福祉大学長補佐が就く予定。宮城県関係の設立発起人は東北大大学院の防災研究者、仙台市消防局員、仙台市ボランティア協議会員、日本防災士会員、消防団学研究者ら約40人。全体では110人。設立総会は工学院大新宿キャンパスで行う。 【小原博人】