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総合インフォメーション

  • 2012/12/06 助け合い (工学院大学)
    11月14日 「平成24年度工学院大学新宿校舎地震防災訓練」を実施しました
2012年11月14日(水)、工学院大学新宿キャンパスと八王子キャンパスで、同時に防災訓練を実施しました。この防災訓練に、3大学連携センターの職員及び、東北福祉大学の学生が参加しました。
これまで工学院大学では地震災害を想定した防災訓練を実施してきましたが、新宿キャンパスと八王子キャンパスでの実施日は異なっていましたが、今年は東日本大震災の教訓などを踏まえ、初めて2キャンパス同時に防災訓練を行いました。訓練の流れは下記の通りです。

 14:10:首都圏で震度6弱の地震が発生
 14:15:自衛消防隊(教職員で構成)による自衛消防活動を開始
 14:25~15:30まで 災害対策本部訓練
 14:30~16:30(八王子キャンパスは16:10まで):体験型訓練(防災イベント)

3大学連携センターによる防災訓練での活動では、東北福祉大学の学生さんたちに東日本大震災での体験について工学院大学の学生や教職員に講演をしていただき、実際の震災を通じて感じたことや学んだことなどを共有する機会となりました。さらに、東北福祉大学の学生による「さんあい体操」も体験型防災訓練として実施していただき、震災時に問題となったエコノミー症候群の対策や避難所などで見ず知らずの人同士が集まった時のコミュニケーションのきっかけや“輪”を作るための運動ということで、学生や教職員も楽しみながら行いました。


震災体験の講演の様子(写真左) さんあい体操の様子(写真右)


さらに遠隔会議システムを使って3大学をつなぎ、災害時の情報共有訓練も実施しました。この災害時情報共有訓練では、工学院大学新宿キャンパス災害対策本部と神戸学院大学、東北福祉大学をつなぐことで、工学院大学での災害対応訓練の様子を見ていただくことやこれまで集まった情報の共有や安否確認の状況についての報告などを行いました。この災害時情報共有訓練では、実際に震災が起きた場合にも情報共有することで、3大学が助け合える体制を築くことを目的としています。東日本大震災では、幸い首都圏において電力と通信網が震災直後に利用できたことから、遠隔会議システムを使い、神戸学院大学と工学院大学とで接続し、お互いの現状報告と東北福祉大学への支援体制などについて、情報共有を行いました。


災害対策本部訓練の様子(写真左) 3大学情報共有訓練の様子(写真右)


東日本大震災直後の情報共有の様子


最後に防災訓練の振り返りの場にも東北福祉大学の皆さんに参加していただき、東日本大震災での体験を踏まえ、工学院大学の防災訓練を見て気づいたことや感想などを話していただき、さらに災害対策本部のメンバーの皆さんと一緒に「さんあい体操」をしていただきました。


防災訓練の振り返りの様子(写真左) さんあい体操の様子(写真右)


今年度は、東北福祉大学の学生さんを中心に訓練に参加してもらいましたが、次年度は神戸学院大学の学生さんにも参加していただくことで、3大学の学生同士の交流の場と震災体験について共有できる場を作ることができればと思います。