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活動報告

  • 2014/01/22 工学院大学
    工学院大学で地震防災訓練を実施しました。
2013年11月28日(木)、工学院大学新宿キャンパスと八王子キャンパスで、同時に防災訓練を実施しました。この防災訓練に、3大学連携センターの職員及び、3大学の学生が参加しました。
これまで工学院大学では地震災害を想定した防災訓練を実施してきました。昨年度は初めて2キャンパス同時に防災訓練を行い、今年度は2回目となりました。訓練の流れは下記の通りです。

14:10:首都圏で震度6弱の地震が発生
14:15:自衛消防隊(教職員で構成)による自衛消防活動を開始
14:25~15:30まで 災害対策本部訓練
14:30~16:10:体験型訓練(防災イベント)


3大学連携センターによる防災訓練での活動では、東北福祉大学の職員さんと学生さんたちに東日本大震災での体験について、工学院大学の学生や教職員に講演をしていただき、実際の震災を通じて感じたことや学んだことなどを共有する機会となりました。さらに、東北福祉大学の学生による「さんあい体操」も八王子キャンパスと新宿キャンパスで体験型防災訓練として実施していただき、震災時に問題となったエコノミー症候群の対策や避難所などで見ず知らずの人同士が集まった時のコミュニケーションのきっかけや“輪”を作るための運動ということで、学生や教職員も楽しみながら行いました。さらに、八王子キャンパスでは、神戸学院大学の職員さんと学生さんに非常用持ち出し袋のワークショップを行っていただきました。


写真1:東北福祉大学の職員さんによる震災体験の講演の様子(左) 写真2:東北福祉大学の学生さんによる震災体験の講演の様子(右)



写真3:神戸学院大学の学生さんによるワークショップの様子(左) 写真4:東北福祉大学の学生さんによるさんあい体操の様子(右)


さらに遠隔会議システムを使って3大学をつなぎ、災害時の情報共有訓練も実施しました。今年度は、遠隔会議システムを使った情報共有に加え、災害時の情報共有のためのサーバーを構築して、被災地外からの情報を被災地内の大学に提供することや被災地内にいる学生さんの安否を確認するための情報共有を行いました。また、今回の訓練では東北福祉大学の災害対策課の皆さんにも新宿キャンパスの訓練をご見学いただき、大学間での災害対策や訓練の実施方法などについて共有を行うことができました。


写真5:新宿災害対策本部訓練の様子(左) 写真6:八王子災害対策本部の様子(右)



写真7:遠隔会議システムによる3大学での情報共有(左) 写真8:工学院大学での情報共有(情報入手)(右)



写真9:神戸学院大学での情報共有(情報発信)(左) 写真10:東北福祉大学での情報共有(情報発信)(右)



写真11:東北福祉大学の災害対策課のみなさんと久田センター長


 最後に防災訓練の振り返りの場に、東北福祉大学と神戸学院大学の皆さんにも参加していただき、工学院大学の防災訓練を見て気づいたことや感想などを話していただきました。さらに災害対策本部のメンバーの皆さんと一緒に「さんあい体操」をしていただきました。


写真12:八王子キャンパスでの防災訓練の振り返りの様子(左) 写真13:新宿キャンパスでのさんあい体操の様子(右)


今年度は、東北福祉大学と神戸学院大学の職員さんと学生さんにも訓練に参加していただくことができ、学生同士の交流の場と職員間の交流の場を設けることができました。今後は、各大学の防災・減災の取り組みを通じて3大学の“絆”を深め、またお互いに刺激を受けながら、継続的にカイゼンしていき、3大学連携をより展開していければと思います。