法学部を中心とした文系学部生の学習意欲向上への取り組みフロントライン

法学部を中心とした文系学部生の学習意欲向上への取り組み 2013年度宅地建物取引主任者(以下、宅建)資格試験における、本学課外講座受講生の合格者は120名。そのうち、半数の60名が1年次生でした。行政書士試験合格者も、5名のうち4名が2年次生で、低学年の合格者が多いのが今回の特徴です。

宅建から行政書士、そして公務員試験対策へ段階的に学習レベルを上げ、社会に通用する力を

もともと神戸学院大学では、法律関係の問題が多く出される公務員試験に法学部学生が多数挑戦し、特に兵庫県警に多くの卒業生を送り出してきた実績があります。そして、最近は慢性的な就職難に加え、法律系の資格取得の希望が1年次生からも多くなってきたことを受け、法学部の学生を中心に初年次から公務員試験につながるような資格取得体制を構築。公務員試験の合格率を高める、あるいは、3年次からの民間企業への就職活動でも有利に働くような仕組みを計画してきました。

それを受け、2013年度より外部から講師を迎え、宅地建物取引主任者講座を1年次から、行政書士講座を主に2年次以上を対象に受講生を募集。学生が法律を中心とした基礎学力を十分に身につけ、最終的には希望の進路に進めるような取り組みをスタートさせました。

実績のある講師を迎えて合格者数が大幅にアップ

今回の取り組みの大きなポイントとなるのが、数多くの宅建試験合格者と行政書士試験合格者を輩出してきた千足恭司講師の存在です。千足講師は2013年度より有瀬キャンパスの宅地建物取引主任者講座と行政書士講座を担当しています。

その独自の指導法による授業で、着実に学生のやる気と学力がアップ。法律系講座の合格率を引き上げるだけでなく、法学部を中心とする文系学部全体に渡る学習レベルのより一層の底上げが期待されています。

Message

法学部長 角森 正雄
難関資格取得で、社会に通用する知識をと自信を得る

法学部では、学生が希望する企業に就職できることと、公務員試験の合格率アップのために、まずは法律系の資格である宅建資格と行政書士資格の合格率を引き上げることを考えました。この2つの資格は司法試験や司法書士試験と異なり、大学在学中に合格可能でありながら、社会的にも高く評価されている難関資格であるため、学生に資格を取得するという目に見える結果をまず出してもらうというのが第一の目的です。そして、その知識を持って公務員志望者には、3年次の公務員試験対策講座を受講し、公務員試験を突破する十分な実力を備えてもらうことを第二の目的にしています。

しかし、ただ単に資格取得や公務員試験合格に必要な知識の修得だけが、最終目標ではありません。資格試験合格に至る過程で、学生が学ぶ態度や習慣を身につけ、さらに結果を出すことで自信を得て欲しい。その自信を持って就職活動に臨み、公務員試験の突破や希望する民間企業の内定をもらうまでに成長して欲しい。それが、最終的な目標と考えています。

そうした目標を明確に設定したうえで、中京大学で数々の資格取得の実績を築いてこられた千足講師を2013年度よりお招きしました。結果として、素晴らしい成果を上げることができたのも、千足講師の指導によって学生の学習意欲が向上したからこそだと言えるでしょう。この成果が法学部、あるいは文系学部学生全体の学習意欲と能力のレベルのアップにつながることを期待しています。

大学4年間の学生生活をどのように過ごすかは、一人ひとりの学生が自分自身で決めることです。講座を受講することで新たな自分を発見し、夢を実現する大きな一歩となることを願っています。

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