飛躍する部活動(2) 女子バレーボール部フロントライン

神戸学院大学発「元気宣言」 自己を高める元気

創部6年目でトップリーグへ到達
負けて変わったチームの意識

女子バレーボール部
伊藤友里さん(法学部4年次生)

伊藤さんは2011年関西大学バレーボール連盟春季リーグ戦で最優秀選手賞を受賞したエースアタッカー。身長164cmとバレー選手としては小柄ですが、持ち前のジャンプ力と頭脳的プレーで抜群の決定力を誇ります
伊藤さんは2011年関西大学
バレーボール連盟春季リーグ戦で
最優秀選手賞を受賞したエースアタッカー。
身長164cmとバレー選手としては
小柄ですが、持ち前のジャンプ力と
頭脳的プレーで抜群の決定力を誇ります

女子バレーボール部は、2011年度関西大学バレーボール連盟春季リーグ戦で優勝し、念願の1部昇格を果たしました。創部以来初めてトップリーグで迎える秋季シーズンの開幕を、心待ちにしています。

本学女子バレーボール部は6年前に創部しました。創部し関西大学バレーボール連盟に加盟すると、リーグ戦は9部制の最下部から始まります。昇格するには、春と秋の、年に2回のリーグ戦で優勝するか、2位となって、上位リーグの下から2番目のチームとの入れ替え戦に勝つことが必要です。私が入学したとき5部でしたが、公式戦のレベルは低く、自分が想像していた大学バレーとは、かけ離れたものでした。

私がバレーボールを始めたのは小学5年生です。そのころには、現在と同じ身長がありました。先生に勧められてはじめたバレーが好きになり、中学校はチームメイトにも恵まれ、全国でベスト8までいきました。高校進学時には兵庫県下で常に上位のバレーボール部に入るために氷上高校を志望しました。高校までと異なり、女子バレーボール部ができたばかりだった本学に進むことを決めたのは、一緒に上を目指してがんばらないか、とお誘いをいただいたからです。これまでと全く違う環境で、自分がどれだけやれるのだろうかという思いがありました。

私が入部し、すぐに3年次生が引退したので、新チームは2年次生と1年次生だけでスタートしました。しかし、チームがまとまるのには、曲折もありました。上を目指す共通意識は持っていても、そこに温度差がありました。それは、一人ひとりのバレーボールに対する取り組みの違いからくるものだったのかもしれません。まとまってはいなかったチームの雰囲気が変わったのは、リーグ戦で負けたときでした。

入部以来、公式リーグでは順調に勝ち続け、1年次生の春に優勝し、秋も優勝し、2年次生の春も優勝し2部まで上がりました。その2部リーグで初めて負けました。それはチーム全員にとって、大きなショックでした。今まで勝ち続け、勝つことに慣れていたのに負けた、失望感と同時に、苦しい練習を積み重ねてきているのに負けたという悔しさが湧いてきたのだと思います。それまでは、勝ちたいとか上を目指そうという思いがそれほど強くなかったメンバーが、そういう気持ちを前面に出すようになりました。

2部リーグに上がった秋シーズンに1部との入れ替え戦に負け、3年の春は3位、その秋は2位でしたが、また入れ替え戦に勝てず。私たち最上級生にとって、この春のリーグが最後のチャンスでした。ここで昇格できなければ、トップリーグでのプレーをできないまま卒業することになります。

春季リーグは、最終日まで順位が決まらないという混戦で、私たち神戸学院大学バレーボール部は8勝1敗で全勝の大阪体育大学を追っていました。最終日の対戦相手が大阪体育大学で、優勝にはセットカウント3対1以上で勝利することが条件でした。優勝の瞬間は、とても嬉しいものでした。リーグ戦を通して応援していただいた卒業生のみなさんやトレーナー部のみなさん、父母のみなさんなどに挨拶に行くときには、選手はみな涙ぐんでいました。

チームも、私自身も、大きな目標を達成できたのですが、正直なところ、その実感はまだありません。秋季リーグが始まり、1部リーグでの試合を経験した時、実感もわいてくるのだと思います。私にとっては最初で最後のトップリーグでの大学バレーボールを、チームの仲間と思い切り楽しみたいと考えています。

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