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神戸学院大学の「自分発見」「成長ストーリー」 企業編【1】

第一線で活躍されている方と一緒に仕事をすることは、社会や組織の仕組みを理解するだけでなく、さまざまな価値観や人生観を知るチャンスです。本学では、学生自身が「なりたい自分」や「進むべき道」を見出せるように、社会を知る機会や実践力を養成する場所を提供しています。「インターンシップ」に参加し、実体験を通じて自分自身の“未来”を見つめ、問い直し、新たな一面を発見した学生たちを紹介します。

企業編1「インターンシップ」に多数の学生が参加

3年次に実施している「インターンシップ」は、2001年度から導入され、仕事への理解を深め、将来のビジョンを確立することを目的に、毎年多くの学生が参加しています。本学のインターンシップ制度は、就業体験の前後に「事前研修」「事後研修」を実施しているのが特徴です。現場でしか学ぶことのできない知識や経験が確実に身につき、その後の就職活動がスムーズにできるシステムとなっています。

志望先を金融機関一本に絞り
中小企業や地域社会のために全力で取り組むことを決意。

【金融業】
インターンシップ先/尼崎信用金庫

人文学部人文学科3年次生
防災・社会貢献ユニット
竹嶋 元規 さん

人文学部人文学科3年次生 防災・社会貢献ユニット 竹嶋 元規 さん

入学前は公務員志望で、仕事に必ず役立つだろうと考え、本学の防災・社会貢献ユニットを選びました。しかし、3年次生になって具体的な業界研究に取り組むなかで、もっとやりがいのある仕事があることに気づきました。命の次に大切な財産を預かる金融機関です。そこで、その社会的役割や業務内容をもっと詳しく知りたいと思い、尼崎信用金庫でインターンシップを体験することにしました。銀行と信用金庫の違い、コンプライアンスの重要性、営業実習など幅広く学びましたが、私にとって大きな収穫となったのは自己紹介と学生同士のディスカッションです。自己紹介では自分では気づくことのなかった長所・欠点を指摘していただき、ディスカッションでは人前で話す自信を身につけることができました。就職できるかどうかは、単なる学業成績や資格の有無ではなく、入ってからどれだけ伸びるかという潜在能力が問題だと思っています。それだけに大学での基礎固めの大切さを知るとともに、この体験を通して金融機関で働きたいという思いが一層深まりました。それも大規模な都市銀行より、信用金庫で大きな仕事をしてみたい。中小企業のため、さらには地域社会のために役立つ働きをしたいと強く思うようになりました。それは、防災・社会貢献ユニットでの学びにも通じるものがあります。これからの就職活動は金融機関一本に絞り、自分の熱い思いを果たすために全力で取り組んでいきたいです。

「自分に足りないもの」は何かを再認識
自己の成長のため短所を長所に変えていきたい。

【商社・サービス業】
インターンシップ先/株式会社日興商会

経済学部国際経済学科3年次生
藤本 進大朗 さん

経済学部国際経済学科3年次生 藤本 進大朗 さん

大学に進学する際に「経済」か「経営」で迷ったのですが、企業の活動だけではなく、世の中の動き全体を見据えて学びたいと思って経済学部を志望しました。インターンシップに参加しようと思ったのは、入学時から飲食業のアルバイトを続けていて、自分なりに接客などに自信があるものの、その経験がそのまま社会に出て通用するものかどうかを知りたいと思ったこと、メンタルの部分で少し弱い面があるのでそれを克服したいと思ったことがきっかけでした。インターンシップ先は、尼崎市に本社がある株式会社日興商会で、8月16日から24日まで就業体験をしました。事前研修で立てた目標は「大きな声で挨拶」「積極的に行動する」などです。初日に「働くとは何か」というレクチャーと企業概要の説明を受け、2日目に併設の工場・倉庫などさまざまな部門を見学させていただきました。配属は営業部で、3日目から同行営業をさせていただきました。毎日が緊張の連続でしたが、受け答えや対処の仕方が良いとほめていただいたことが自信となり、積極的に行動できるようになりました。同行営業では、顧客への新商品の説明という貴重な経験もさせていただきました。商談の現場では、いかに相手の課題を聞きだし、その解決策を提供できるかが重要で、そのためには、答えやすい話し方や分かりやすい言葉、つまりコミュニケーション力の大切さに気づくことができました。今回の経験を生かし、自分に足りないもの、短所を長所に変えていきたいと思っています。

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