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総合インフォメーション

  • 2010/05/08  (総合)
    毎日新聞 2010年4月28日「3大学が連携して『社会貢献活動支援士』を養成」(朝刊23面)
本プロジェクトにおいて取り組む「社会貢献活動支援士」についての紹介記事を掲載いただきました。

以下、毎日新聞(2010年4月28日朝刊23面)より転載


東北福祉大 神戸学院大、工学院大と連携
「社会貢献支援士」を養成

東北福祉大(仙台市青葉区)は、神戸学院大(神戸市中央区)と工学院大(東京市新宿区)と連携し、3大学共通認定の「社会貢献活動支援士」資格と、資格取得に必要な専門カリキュラムを共同開発し、今年度からインターネットでの同時遠隔授業をスタートさせた。NPOなどの社会貢献▽防災・減災▽ボランティア活動▽環境▽国際協力の5分野にわたり、社会貢献のリーダーシップと専門能力を持った人材を育成する。防災・減災を軸にした社会貢献活動にかかわる同時遠隔授業は全国でも初めてという。【小原博人】

同時遠隔授業を開始
同時遠隔授業は今月20日に始まった。インターネットを使って担当校が発信した講義を他の2校の学生が画像スクリーンと音声で聴講するシステム。全40科目の社会貢献カリキュラムのうち「社会貢献学入門」など15科目が対象授業となる。東北福祉大は地域減災やボランティア活動▽工学院大は地域防災工学などの防災技術▽神戸学院大は国際協力や環境を主に担当する。
教員だけでなく、それぞれの分野のプロが講師になるのも特徴で、27日午前には仙台市青葉消防署の亰(きょう)英次郎予防課長が「地域減災論Ⅰ 家庭における備え」を講義。約30人の学生とともに防災に関心を持つ十数人の市民が聴講した。他の2大学の受講風景も東北福祉大側のスクリーンに映し出された。
地域減災やボランティア論が専門の東北福祉大の小松洋吉教授らが防災・減災を核にした社会貢献の人材の養成を共同化しようと、同様の意識を持つ神戸学院大、工学院大と協議し、授業時間などの調整を進め同時遠隔授業の実現にこぎつけた。
社会貢献カリキュラムの受講学生数は各大学ともそれぞれ100人未満とみられる。カリキュラムにかかわる東北福祉大ボランティア支援室は「地域と連携する形の減災のノウハウを練り上げて地域に還元する取り組みを充実させ、社会貢献活動支援士の認知度を高めていきたい」と話している。「支援士」の第1回認定試験は12年3月行われる予定。

以上