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総合インフォメーション

  • 2013/03/19  (総合)
    TKK3大学合同被災地ボランティア活動を実施しました
013年3月10日(日)、11日(月)に宮城県亘理町で東北福祉大学、工学院大学、神戸学院大学の3大学合同ボランティア活動を行いました。東北福祉大学からは9名、工学院大学からは5名、神戸学院大学からは17名の学生が参加しました。

3月10日(日)は宮城県亘理町の公共ゾーン仮設団地内ふるさと復興商店街にて1周年記念イベントのお手伝いを行いました。記念イベントでは「まぐろの解体ショー」「たら汁」「お餅」「コロッケ」「甘酒」が振舞われました。


タラ汁の配布



(左)本部で景品を配布(右)お餅


また、神戸市水道局と神戸学院大学のコラボプロジェクトとして、神戸の市民に書いてもらったメッセージとともにペットボトル水を配布する「ふれあいの水プロジェクト」も実施しました。

当日はあいにくの強風に見舞われましたが、多くの方に来場していただき、午前中に全て配布することができました。学生も復興商店街の店主らと交流しながら、元気よくお手伝いをしました。また、活動終了後には語り部さんから震災当時のお話などをお聞きすることができました。
振り返りでは、「主催者側のやる気が感じられて、とても元気な雰囲気だった」、「みなさんがおいしいと喜んでくれた」といった意見が出ました。

振り返りをする3大学の学生

3月11日(月)は亘理町のりんご園にて農業支援を行いました。剪定された枝を集めていくという地道な作業ながら、時間内に全ての枝を集めるためにはどのように効率よく作業をすればよいのか、3大学の学生が意見を出し合って作業に取り組みました。また、作業の合間にはりんご園の方たちから震災当時の様子や、震災前までは日雇い労働者が来ていたが、震災後はガレキ処理等の賃金が上がり、人手が足りていないという現状も聞くことができました。

(左)農家の方より説明を受ける    (右)切り落とされた枝を拾う

地震が発生した14時46分には全員で黙とうを捧げました。
震災から丸2年が経ったことについて、「1分間地震を想像して、実際の4分間の揺れはとてつもなく怖いだろうと思った」「2年前を思い出しながら黙とうした。普段の1分間とは違う」「昨年とは異なる意味で震災を思い出した」という声がきかれました。



今年度初めてのTKK3大学合同ボランティア活動となりましたが、初対面にも関わらず、参加した学生はみな積極的にコミュニケーションを取り、とてもいい雰囲気の中作業を行うことができました。また、震災を体験した東北福祉大学の学生さんから震災当時の話を聞くこともあり、今後の支援活動について、考えるきっかけになったようです。