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総合インフォメーション

  • 2013/01/23 分かち合い (東北福祉大学)
    東北福祉大学プロジェクト実習活動報告
■■ プロジェクト実習 ■■
プロジェクト実習とは、学生がチームを組んで自らテーマを設定し、企画・実施・運営(予算管理含む)するプロジェクト志向型の実習を通じて「社会が求める人間力」を磨いていく演習科目です。
すべてのプロセス、提出物、報告会でのプレゼンテーションにより総合的に評価し、単位が認定されます。
「自らテーマを設定し、プロジェクトを立ち上げ、それを実行していく人間力を持った人材」を育成することを目指しています。

■ プロジェクト詳細
【プロジェクト名】れっつ!減災教育
【チーム名】チーム東北(東北福祉大学)
【プロジェクト内容】減災クイズ
東日本大震災を受け、これまでの防災・減災の知識では「正解」と言えるものが大きく変わりました。クイズを「教材」とすることで、防災・減災の啓発になり、子どもたちには楽しく知識を身につける機会になるのではないかという思いから本テーマを設けています。

■ 平成24年11月26日(火)「減災運動会」
昨年度に続き2回目となる「減災運動会」。本年度の会場は栃木県さくら市立喜連川小学校で行いました。運動会参加は、小学生(6年生)70名、保護者11名、住民(高齢者)39名の計120名にご参加いただきました。
減災運動会の開催にあたっては、さくら市社会福祉協議会と打合せを重ね、東北福祉大学の学生から参加希望者を募集し(22名)、種目の選定、進行及び運営等の企画段階から主体的に参加し開催しました。

「減災○×クイズ」
学生たちが中心となって考案した○×式で答えてもらう「減災クイズ」を出題し、考えて参加することで防災知識を幅広い年代みんなで学ぶことができました。今回の為にリニューアルした問題を考案して実施しました。



学生の感想
・後ろの高齢者の人が聞き取りづらそうだったので、問題を紙に書いたり、学生が間に入り対応することが必要だと思いました。
・小学生が問題を理解し移動するペースと高齢者のペースが違かったので問題を復唱したり、少し時間をつないでもらえれば高齢者にも問題を伝えゆとりを持って移動できると思いました。
・点数関係なく子どもから大人まで楽しめることが良かったです。
・後ろの方は、高齢者が座れる様に○と×それぞれ椅子を置いた方が良いと思いました。
・問題文を紙に書くなど、なるべくスタッフが高齢者につく必要がありました。

■ 平成24年11月27日(火)「萩っ子防災訓練」
茨城県高萩市立秋山小学校(全校生徒:427名)において「萩っ子防災訓練」を行いました。当日は、社会貢献活動支援士を目指す学生や各ボランティア系サークルを含む22名の学生有志でさんあい体操や減災カルタ、クイズを実施しました。本年3月11日に発生した東日本大震災での経験や放射能の知識も多く取り入れ、内容の充実を図りました。

「減災クイズ」
○×式の「減災クイズ」に、児童たちは楽しみながら防災知識を学びました。内容は、いざというときにすぐに動けるようにしておくことや自分の身は自分で守ることの重要性、津波の詳細、放射能の予備知識について出題しました。


減災クイズに答える児童たち

学生の感想
・クイズの内容が難しかったという意見があったため、クイズの内容をもう少し簡単にした方が良かった。
・学生同士で中身やクイズの内容を考えることができて良かった。




本実習で、学生自身がテーマを設定し、プロジェクトを企画、実行してきました。プロジェクトを進める中で、最後までやり通し協力していくチームワークも学んでいます。今回、防災知識を楽しく学ぶため、出題する問題について試行錯誤しました。また、今回行ったことでクイズに対する反応や意見を知ることができ、その経験から学んだことを活かす努力をこれからしていきます。
回数を重ねる度に、反省点や改善点を見つめ課題克服に学生達は励んでいます。


▼さくら市社会福祉協議会の会報誌に今回の取組が掲載されました。
(ふくしとちぎ No.447より引用)
http://www.kobegakuin.ac.jp/~tkk/total_info/up_img/hukushitochigiNo.447.pdf