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活動報告

  • 2013/08/30 総合
    2013年度夏期集中講義「災害ボランティア学」を実施しました
 2013年8月7日~9日にTKK3大学連携プロジェクトのカリキュラムである神戸学院大学担当の夏期集中講義「災害ボランティア学」を実施いたしました。3大学の学生29名が参加しました。
 今年度は、6つの班に分かれ、避難所運営に関するワークショップを中心に行われました。最終日は、現地に行かなくともできるボランティア活動ということで、神戸学院大学と工学院大学が中心となって実施している「思い出守り隊」の活動を体験しました。

■8月7日(水)・8月8日(木)
 自己紹介や班名を決め、阪神淡路大震災での様子を学び、学生たちが避難所運営のボランティアとして参加しているという状況で、様々な課題について、学生同士議論しました(写真1~6)。また、避難所での案内情報の提供をわかりやすい日本語でポスターにするという課題について、取り組みました。また2日目には、ワークショップに加え、クロスロードを行いました。


写真1:班内での議論(左)写真2:ワークショップの様子(右)



写真3:ポスターの作成(左)写真4:作成した避難所での情報案内(右)



写真5:2日目のワークショップ(左)写真6:クロスロードの様子(右)


■8月9日(金)
 被災地に赴かなくともできるボランティア活動の実施として、「思い出守り隊」の体験と、被災地の現状についてDVDをみて、学びました(写真7~10)。「思い出守り隊」の体験は、神戸学院大学で担当されている博士課程1年 エンさんの指導の下、写真のスキャンとPhotoshop CS5を使った写真の修復作業を体験しました。一方、被災地の現状については、映像記録様が作成した被災直後から現在までのDVDを見ながら、東北福祉大学 ボランティア支援課 樋口さん(引率)の実体験に基づいた説明を通じて、東日本大震災による被災地の現状について、学びました。


写真7:エンさんによる説明(左)写真8:写真修復の様子(右)



写真9:DVD鑑賞の様子(左)写真10:集合写真(右)


 今年度は現地に赴いて実施する実践的なボランティア活動を中心としたものではなく、避難所運営のボランティアという状況の下、実際にあった避難所での問題について、ワークショップ形式での授業と現地に赴かなくともできるボランティア活動を行いました。ワークショップでは、学生同士お互いの意見を聞いたり、自分の意見を述べたりして、議論をすることで課題解決の難しさや避難所内でのルールの大切さなどを学びました。また、3大学連携ということで、東日本大震災の被災地にある東北福祉大学の職員の方から、貴重な体験談や現状について学ぶことができたのも貴重な機会であったかと思います。