TKK3大学連携プロジェクト - メディア掲載情報
http://www.kobegakuin.ac.jp/~tkk/
TKK3大学連携プロジェクト
2024/3/28 22:21:37
-
Nasic Release.2012年4月1日『同じ思いの下、「心のつながり」と「継続」で復興支援』
http://www.kobegakuin.ac.jp/~tkk/total_info/details.cgi?n=95
2012年4月1日Nasic Release.に、TKK3大学連携プロジェクトが行う東日本大震災支援活動の全学的取組みと成果について、神戸学院大学岡田豊基学長のインタビューを掲載いただきました。掲載記事はこちらです。http://www.kobegakuin.ac.jp/~tkk/total_info/up_img/najic.pdf
-
2011年7月31日河北新報「一緒に工作児童応援 東北福祉大生ら 気仙沼で交流」
http://www.kobegakuin.ac.jp/~tkk/total_info/details.cgi?n=86
2011年7月31日(日)20面に気仙沼市での震災支援ボランティア活動について掲載いただきました。(以下、転載)「一緒に工作児童応援 東北福祉大生ら 気仙沼で交流」 東北福祉大(仙台市)の学生15人がこのほど、神戸学院大、工学院大の学生とともに東日本大震災で被災した気仙沼市を訪れ、2日間にわたって、子どもたちとの交流イベントやボランティア活動に取り組んだ。防災やボランティアをテーマにした3大学の連携授業の一環。 気仙沼ゴルフクラブでの交流イベントでは、東北福祉大の5人が、市内の子どもたちと一緒に万華鏡や染め物のうちわを作った。 子どもたちは学生とすぐに打ち解け、楽しそうに遊んでいた。 気仙沼市出身で総合福祉学部2年小野寺萌さん(19)は「震災直後からボランティア活動に参加しているが、以前よりも子どもたちの表情が豊かになってきた。子どもたちになってきた子どもたちと年齢の近い学生が触れ合うことの意義を感じる」と話した。
-
2011年6月15日(水)教育学術新聞3面「大学間連携で被災地支援」
http://www.kobegakuin.ac.jp/~tkk/total_info/details.cgi?n=85
2011年6月15日教育学術新聞3面にTKK3大学連携プロジェクトおよび社会貢献学会について掲載いただきました。(以下、転載。)大学間連携で被災地支援神戸学院大学人文学部教授、学際教育機構防災・社会貢献ユニット長、TKK学び合い連携センター長 前林清和東北福祉大学、神戸学院大学、工学院大学はこの三月に、社会貢献活動支援士を育成する取組などを行う目的で社会貢献学会を設立した。その直後に東日本大震災が起こり、三大学は連携して、あるいは単独で様々な支援活動を行ってきている。このたびはその取組について、神戸学院大学人文学部人文学科前林清和教授に寄稿してもらった。神戸学院大学は、東日本大震災への支援を人道的見地から組織的、継続的に最大限行っていく方針である。具体的には、防災協定を結んでいる東北福祉大学および工学院大学、さらには三大学を柱として設立した市民学会の「社会貢献学会」と連携しながら、教職員、学生による被災地での支援をはじめ被災地外での支援も含め実施している。〈災害発生時の対応〉大震災直後から、本学では、協定校の両大学と連絡をとり、被災状況を確認した。本学では、翌日、岡田豊基学長を本部長として「地震緊急支援本部」を立ちあげ、直ちに支援活動を開始した。十三日からは、防災・社会貢献ユニットの学生や学生団体のボランティア活動基金(VAF)が街頭募金を開始した。また、十四日には、関西にゼミ旅行にきていて帰宅困難になった東北福祉大学の学生を六名、引き受けた。さらに、同大学の学生の安否確認作業に協力した。〈現地での活動〉現地での支援活動は、教職員、学生と共に震災から一週間たった時期から開始した。これまでに七回の派遣を行っている。一回目(三月十八-二十日)は兵庫県が実施した「東北地方太平洋沖地震ボランティア先遣隊」に神戸学院大学東日本大震災支援対策本部として教員二名、職員三名を派遣した。バス車中二泊、現地一日のスケジュールの中、東北福祉大学との意見交換や宮城県松島町の避難所を訪れ、学生が被災地でボランティア活動をすることが可能かどうか、またその方法を確認するとともに、被災者の心のケアを担当した。先遣調査を踏まえて二回目(三月二十三-二十五日)は学生八名、教員一名、職員一名を、対策本部の活動の一環として宮城県松島町に派遣した。一行は、兵庫県と協力し、被災者に温かい食べ物を配給し、その後、泥だし・端材処理を行った。現地スケジュールはバス車中泊二泊、現地一日であった。三回目(四月九-十一日)は、学生三十二名を、NPOさくらネット企画「いわてっこ応援!学生ボランティアバスプロジェクト」に派遣し、岩手県立大学、関西学院大学、佛教大学、その他の大学と共に岩手県にボランティアに行き、避難所を訪れ、子どもと遊んだり、炊き出しを行った。以上、三回目までは他団体がバス等を準備する企画に教職員、学生を派遣してきた。しかし、震災から一か月が経ち、現地の状況が把握できたため、これ以降は本学独自で東北福祉大学と連携をとりながら現地派遣を開始した。四回目(四月十四-十七日)は宮城県名取市、石巻市河北町にて足湯、ポップコーン、綿菓子の提供や泥だし作業に学生十一名、教員一名、職員一名を派遣した。以降五回目(四月二十一-二十四日)学生十九名、教員一名、職員一名を宮城県名取市に、六回目(五月十二-十五日)学生二十三名、教員二名、職員一名を宮城県名取市及び石巻市に、七回目(五月十九-二十二日)学生二十名、教員一名を宮城県名取市及び石巻市に派遣した。活動内容は現地ボランティアセンターと調整をし、主に避難所訪問、炊き出し、泥だし作業であった。また、五月から神戸市水道局から提供をうけたボトルウォーター1000本に学生が応援メッセージカードを取り付け、阪神・淡路大震災を経験した神戸からの「ふれあいの水だより」として被災者に学生が心をこめて一つ一つ手渡していっている。以上が、五月二十五日現在までの被災地での活動であるが、これからも五月下旬に一回、六月に二回、七月に一回、八月に三回、九月に二回、それ以降は月に一回のペースでボランティアバスを派遣する計画をしている。派遣学生は広く学内で呼びかけをしたが、その多くは、学際教育機構防災・社会貢献ユニット(防災、ボランティアについて専門的に学習できるプログラム。2006年から実施)の学生、総合リハビリテーション学部の学生、ボランティア支援室(専任のスタッフが常駐)であった。このように、防災やボランティアの専門的知識や経験を持った学生たちが真っ先に手をあげて現地支援活動に参加してくれた。しかし、学生派遣に至るまでには様々な課題をクリアする必要があった。保護者への説明、了承をどうするか、引率は誰が行くか、現地のしっかりした受入先をどう探すか、宿泊場所をどう確保するかなどである。幸い本学は、東北福祉大学を通じて現地の情報を得ることができ、また、受入先の調整なども行えた。さらに、五月より、本学TKK学び合い連携センターのスタッフを現地駐在員として仙台市に派遣した。このことにより、現地のニーズ把握や学生ボランティア活動のコーディネートがスムーズに行えるようになった。保護者は大学が責任を持って学生を派遣するということで了承(承諾書の提出)して頂いている。そのため、教職員が現地に出向き確認をし、受入先、連携先を確保した上で、現地派遣を行う必要があると考える。〈あなたの思い出まもり隊プロジェクト〉現地支援に加えて、神戸、東京でも東日本大震災の支援を行っている。その一つが、現地で被災した方から被害を受けた写真を預かりきれいにするプロジェクト「あなたの思い出まもり隊」である。「社会貢献学会」でこのプロジェクトを立ち上げ、活動を行っている。被災地から続々と届く写真は100件を超え、枚数は一万枚を超える。それを本学では学生や一般ボランティアの方と共に写真洗浄し、乾燥後スキャニングをしたのち必要に応じてパソコン上で修正をしてお返ししているのである。このプロジェクトで非常にユニークな点は、各種企業が様々な形(資機材提供、専門知識の提供など)で支援を行っている点である(提供企業はセイコーエプソン株式会社、アドビシステムズ株式会社、日本ヒューレット・パッカード株式会社、株式会社ニコン、ナカバヤシ株式会社など)。また、一般ボランティアの方からもそれぞれ能力に応じた支援の申し出が多い(例えばデザイナーなので、写真の修正を手伝いたいなど)。東日本大震災では被災地が広域にわたり、様々な形でボランティアが現地入りしている。しかし、手伝いに行きたいと思いながらも色々な事情で現地にいけない人達も多い。被災地から離れていてもできる支援の一つの活動がこのプロジェクトである。大学がつなぎ役となり学生を現地に派遣する、複数大学が中心となる学会がつなぎ役となり現地に行けないボランティアの想いや企業の社会貢献の気持ちを支援活動と変える。大学は震災支援において大きな役割を担うことができるのである。〈今後の支援について〉本学では、これからも継続的に被災地の支援活動を実施していく。支援にあたっては、教職員の専門的知識や技術に基づいた支援活動と学生による心の交流を前提とした炊き出しや泥かき、子どもの遊び相手などの支援活動をバランスよく行っていく予定である。その際に、刻々と変わる被災地のニーズを現地駐在員によって把握しながら、真に被災地のためになる支援を心がけていきたい。また、継続的に本活動を実施していくためには、現在の支援活動を全国の大学や兵庫県、神戸市などの行政、NPOなどとも連携しながら実施していく必要があろう。ところで、今回の震災の復興は、五年、十年、二十年と続くと考えられる。つまり、現在の学生にとって、半生は震災と何らかの関係をもつことになる。そのように考えると将来への支援活動の芽を今のうちに育てていく必要があり、そのことが日本の復興につながると確信している。本学の支援活動が、少しでも被災地、被災者の皆さまのお力になれればと祈っている。
-
2011年4月1日大学新聞「社会貢献学会を設立 TKK3大学連携プロジェクト」
http://www.kobegakuin.ac.jp/~tkk/total_info/details.cgi?n=80
2011年4月1日大学新聞18面にTKKプロジェクトが中心となり立ち上げた社会貢献学会、社会貢献活動支援士について掲載いただきました。(以下、転載) 各校の頭文字を取った「TKK3大学連携プロジェクト」で連携する大学-東北福祉大学(仙台市)、工学院大学(東京都新宿区)、神戸学院大学(神戸市)が、「社会貢献学会」を創設した。「社会貢献活動支援士(SSASS)」の独自資格を設け、災害やボランティアの現場で活躍できる人材の育成を目指している。 同プロジェクトは、各大学の強みを生かした共同での防災・減災教育や、広域的な連携による被災時の相互援助を行っており、各大学を拠点とした全国的な社会貢献活動へと発展させていく狙いがあるという。 この社会貢献学会は、SSASSの資格認定のほか、社会貢献学の普及・啓発等を推進し、その成果を社会へ還元することを目指している。市民・研究者・行政関係者らが社会貢献について共に考え実行する、新しい形の市民学会である。 3月5日には工学院大学を会場に社会貢献学会の設立総会と記念シンポジウムが行われ、社会貢献活動支援士制度の体制が整った。また、「2010年度TKK3大学連携プロジェクト報告会」も行なわれ、活動報告や学生・市民・行政関係者らによるパネルディスカッションで現状や課題について意見を交わした。 なお、SSASS資格の取得のためには、3大学の学生は所定の単位を修得する必要があるが、一般の人は、社会貢献活動実績により受験資格等を得ることが可能だ。同資格は3年間のポイント更新制を採用しており、学会の認定する活動に参加し、一定のポイントを積み上げることで更新できる仕組みとなっている。これを活用することで、SSASSネットワークの交流の促進と、資格者として必要な資質能力の保持が図られるという。
-
2011年3月3日河北新報「東北福祉大と工学院大・神戸学院大 社会貢献学会設立へ」
http://www.kobegakuin.ac.jp/~tkk/total_info/details.cgi?n=78
2011年3月3日河北新報にTKKが中心となり設立する社会貢献学会関連記事を掲載いただきました。
-
神戸新聞2011年3月4日「市民参加で社会貢献学会」
http://www.kobegakuin.ac.jp/~tkk/total_info/details.cgi?n=77
2011年3月4日神戸新聞26面にTKKプロジェクトが関係する社会貢献学会について掲載いただきました。(以下、転載。)神戸学院大などあす設立総会 防災へ新資格認定 神戸学院大学(神戸市)と東北福祉大学(仙台市)、工学院大学(東京)が5日、「社会貢献学会」を発足させる。独自の新資格「社会貢献活動支援士」を認定し、減災やボランティア活動などの研究・普及にも取り組。一般市民も学会に加入でき、3大学は広く参加を及び掛けている。(本田純一) 阪神・淡路大震災のボランティアなど、全国で行われてきた市民による支援活動を体系化し、社会講に還元するのが狙い。大きな災害を経験した被災地や地震の危険性が高い地域にある3大学が協力し合うことにした。 社会貢献活動支援士は、ボランティアの組織化地域防災の手法など専門知識を身に付け、災害時の復旧活動でリーダーシップを発揮できる人材の育成が目的。 4月に第一期生として、必要な講義を履修した神戸学院大生5、6人と、市民グループなどで活動する約100人が認定される。2012年からは試験制度にするという。このほか企業や団体の社会貢献活動も評価する。 学会には市民会員として一般市民も加わることができる。「地域の経験を研究に生かし、学会の成果を地域に広めてほしい」と神戸学院大。 学会の設立総会と記念シンポジウムを5日午後2~5時半、工学院大で開く。危機管理教育研究所(横浜市)の国崎信江さんが講演し、パネルディスカッション「つなげる・ひろげる・社会貢献の輪」も催される。 神戸学院大にもサテライト会場を設け、総会の映像を配信。参加希望者は事前に電話で申し込む。同大TKK学び合い連携センター℡078・974・4569
-
産経新聞(東京)2011年3月2日「災害活動のリーダー認定「社会貢献活動支援士」5日に「学会」設立総会」
http://www.kobegakuin.ac.jp/~tkk/total_info/details.cgi?n=75
2011年3月2日産経新聞23面に社会貢献学会、社会貢献活動支援士関連記事を掲載いただきました。*転載許諾期限となりましたので、内容を削除いたしました(2011年6月23日)。
-
沖縄タイムス2011年2月22日「防災意識高める全国大会 沖大ベスト8入り」
http://www.kobegakuin.ac.jp/~tkk/total_info/details.cgi?n=72
第2回防災・社会貢献ディベート大会について掲載いただきました。以下、沖縄タイムス(2011年2月22日朝刊29面)より転載全国の学生や社会人が防災のあり方を議論する「第2回防災・社会貢献ディベート大会」が19日、神戸市の神戸学院大学であり、沖大生による「沖大マブヤーチーム」がベスト8入りを果たした。沖大、沖国、琉大生で構成する「ちゅらしま防衛隊チーム」は実行委員長特別賞を受賞した。県内大学の学生が同大会に参加するのは初めて。 大会には宮城から沖縄まで19チーム70人が参加し「わが国は災害対策本部を常時設置すべき」という論題に肯定、否定に分かれ論戦した。 沖大3年の瀬底言さん(21)は「災害時は行政職員も被害者だ。行政を批判するだけではなく、対応の仕方など評価して残していくことが重要」と、災害時の対応に新たな視点を発見したことを強調した。琉大4年の比嘉弓絵さん(22)は「自助力を高めることで周りの人も助けられるのでは」と、災害特の自助力の向上を訴えた。 消防庁の消防白書によると県内の自主防災組織の結成率(2010年4月時点)は6.6%と全国平均74.4%に比べ圧倒的に低く、災害に対する意識も低い。昨年2月に県内でも震度5弱の地震が発生しており「学生が先頭になって県民の防災意識を高めなければ」と大会参加を決めたという。 学生らは同大会への参加を機に、自治体などへ市民防災に関する提言を行う計画もあるという。
-
毎日新聞2011年2月20日「討論通じ防災意識向上」
http://www.kobegakuin.ac.jp/~tkk/total_info/details.cgi?n=65
第2回防災・社会貢献ディベート大会について掲載いただきました。以下、毎日新聞(2011年2月20日神戸朝刊25面)より転載 全国の学生や社会人が防災をテーマに討論する「第2回防災・社会貢献ディベート大会」(同実行委員会主催、毎日新聞社など後援)が19日、神戸市中央区の神戸学院大ポートアイランドキャンパスであった。沖縄県で防災を学ぶ学生らも初参加し、活発な意見交換を通じて防災意識を高め合った。【重石岳史】神戸で学生や社会人 大会は全国の大学や高校、企業の計19チーム、74人が参加。「わが国は災害対策本部を常時設置すべきである」という論題で2チームが肯定側、否定側に分かれ、説得力を競い合った。 肯定側は「災害時に迅速に初動対応できる」「地域の防災力を高めることができる」などのメリットを述べ、否定側は「消防の負担が増える」「コスト面で課題が多い」といった反対尋問を行うなど、各チームが工夫を凝らして意見を主張し合った。沖縄から初参加 「共助の必要性感じた」 沖縄からの参加者は、沖縄、沖縄国際、琉球の3大学の学生やOB7人。沖縄の自主防災組織率は6%台と全国最下位で、町内会や自治会への住民の加入率も低いといい、沖縄大地域研究所の稲垣暁・特別研究員(50)が「ディベートをきっかけに沖縄の防災意識を高めよう」と聴講生らに呼びかけ、大会参加や阪神大震災の被災地訪問を企画した。 学生らは大会で、消防組織がない離島の存在など沖縄の現状を踏まえた意見を述べた。沖縄大2年の安座間喜勇さん(20)は「住民が助け合う『自助』『共助』の必要性を感じた。神戸での経験を沖縄に持ち帰りたい」と話した。
-
毎日新聞2011年2月24日「社会貢献学会を設立へ」
http://www.kobegakuin.ac.jp/~tkk/total_info/details.cgi?n=66
TKK3大学連携プロジェクトで設立する社会貢献学会について掲載いただきました。以下、毎日新聞(2011年2月24日宮城朝刊27面)より転載神戸学院大と工学院共同 支援士認定も 東北福祉大(仙台市青葉区)は3月5日、連携する工学院大(東京都)、神戸学院大(神戸市)と共同で「社会貢献学会」を設立する。防災・減災活動やボランティアなどに焦点を当てた「社会貢献学」の研究と公開、学生らを対象にした「社会貢献活動支援士」の資格認定に取り組む。社会貢献のあるべき姿を研究し、成果を社会還元する目的の学会は国内で初めてという。 3大学はこれまでの交流を生かし10年度に「防災・減災・ボランティアを中心とした社会貢献教育」をスタートさせた。具体的には支援士資格取得に向けた共同カリキュラムを実施。資格の取得を希望する学生は中継映像で同時授業を受ける。履修科目は社会貢献▽防・減災▽ボランティア▽環境▽国際協力の多岐にわたる。 学会は研究の公開、社会還元とともに、認定機関となることで支援士資格を公認し、優れた人材を輩出する役割を果たす。支援士の初認定試験は12年3月に予定。「社会貢献学」の目的は非常時に欠かせない『共助』の意識と能力を平時から育てる実践的方法の開発と提供で、1995年に起きた阪神・淡路大震災以降で見られた「助け合い」「分かち合い」が基本の一つになっている。学会長には渡辺信英東北福祉大学長補佐が就く予定。宮城県関係の設立発起人は東北大大学院の防災研究者、仙台市消防局員、仙台市ボランティア協議会員、日本防災士会員、消防団学研究者ら約40人。全体では110人。設立総会は工学院大新宿キャンパスで行う。 【小原博人】
-
TBC東北放送ラジオ2011年2月20日に社会貢献活動支援士特集
http://www.kobegakuin.ac.jp/~tkk/total_info/details.cgi?n=63
2011年2月20日、TBC東北放送ラジオ「TBC週刊地震防災セミナー」において、新資格「社会貢献活動支援士」について取り上げていただきました。放送では資格取得の条件・方法等について、また資格認定、情報交換の場の提供などのさまざまな役割を果たす社会貢献学会について特集していただきました。
-
毎日新聞2011年2月9日「4月に誕生する新資格「社会貢献活動支援士」とは。」(東京朝刊14面)
http://www.kobegakuin.ac.jp/~tkk/total_info/details.cgi?n=61
TKK3大学プロジェクトにおいて創設する「社会貢献活動支援士」について掲載いただきました。以下、毎日新聞(2011年2月9日東京朝刊14面)より転載◇防災活動、災害時の核に 「共助」の力向上狙う◇3大学連携し考案 3年有効、ポイント更新制 防災活動や災害時の対応に貢献できる人を認定する新資格「社会貢献活動支援士」が4月に誕生する。工学院大(東京都新宿区)、東北福祉大(仙台市)、神戸学院大(神戸市)の3大学が防災教育で連携する中で考案された資格で、災害発生時にリーダーとなり得る人材を認定し支援することで、住民同士が助け合う「共助」の力を高めるのが狙いという。資格の認定機関として、3大学が中心となって4月に社会貢献学会を設立する予定だが、社会貢献活動支援士とはどのような資格になるのか。 3大学は09年度から、防災やボランティアなどをテーマとした研究や教育で連携してきた。共同で防災・減災などについて学ぶカリキュラムを開発したり、災害現場でのボランティア活動や地域の防災訓練を支援する実習などを実施し、社会貢献できる人材の育成を進めてきた。 例えば、工学院大の場合、大学のある新宿区の防災力向上のために町の特性に合った防災マップを作ったり、地域の防災訓練に参加するなどの実習を行った。他大学の学生と防災について議論する場も設けた。同大の久田嘉章教授(地震防災)は「工学系の学生の場合、学んでいることがどのような時に役に立つのかということが明確になる。違う分野の学生との議論も刺激になる」と話す。こうした教育を通じて防災意識を高めた学生たちが、社会人となった後も継続して社会貢献活動に取り組む方法として新資格を活用するという。 資格取得の要件は、防災やボランティア、福祉、環境などの分野で3年以上活動の経験があることが基本となる。5年以上の経験がある人は所定の講習を受ければ認定。5年未満の場合は、認定試験に合格すれば認定する。3大学で専門カリキュラムを履修した学生は、3年以上5年未満の場合と同じに扱う。 社会貢献学会は、防災活動などで実績がある社会人数十人に発起人になってもらって設立。発起人を第1号の社会貢献活動支援士として認定する。第1回の認定試験は来年3月の実施を予定している。資格の有効期限は3年間で、ポイント更新制をとる。学会が認定する活動(講習会、ワークショップなど)に参加すると所定のポイントを得られ、一定のポイントがたまると3年後に資格を更新できるというシステムで、資格取得後も防災知識の向上などに取り組み続けてもらうことを目指すという。 3大学の連携から生まれた資格だが、学生だけでなく社会人も参加できる仕組みとした理由について、久田教授は「自主防災組織や企業などで防災活動に熱心に取り組む人は多い。資格認定で彼らを応援し、学会を情報交換やネットワーク構築の場とすることで、災害に強い社会づくりを進めていきたい」と話している。【飯田和樹】以上
-
神戸新聞 2011年1月24日「裾野拡大が今後の目標」(朝刊25面)
http://www.kobegakuin.ac.jp/~tkk/total_info/details.cgi?n=58
TKK学び合い連携センター(神戸学院大学)前林センター長を取材いただきました。以下、神戸新聞(2011年1月24日朝刊25面)より転載これぞ神戸流神戸学院大防災・社会貢献ユニット長 前林清和さん(53)武道から国際協力の〝達人〟に責任者を務める「防災・社会貢献ユニット」は、今や大学の看板コース。学部の枠を超えて集まる50人が2~4年生の3年間、ボランティアから犯罪心理学まで幅広く学ぶ。「学生には『ユニットに来たら夏休みはないと思え』と事前に伝えます」。例えば、国際協力を学ぶゼミ生。休み返上で出張授業や教材作りに励み、カンボジアでのボランティア実習にも赴く。〝予告〟に偽りはない。もともとは「武道論」が専門の剣道家だった。母校の筑波大コーチも務めたが、大東流合気柔術に転じ、今では師範として門下生の指導にあたる。武士の精神性や教養を探究するうち、研究者としての守備範囲は臨床心理学や教育学に広がっていた。裾野拡大が今後の目標さらなる転機は阪神・淡路大震災。国内外から支援を受けたことに感激し、発展途上国支援を決意する。カンボジアの教育をバックアップするNPO法人を設立したほか、国際緊急援助隊医療チームの一員としてアルジェリア大地震の被災地にも赴いた。多忙な体で、ポートアイランドに四つある大学の連携や、工学院大、東北福祉大との「TKK3大学連携」の責任者も兼ねる。3大学連携では減災工学や福祉など互いの専門科目を遠隔中継。今春には、災害時にリーダーシップを発揮できる人材「社会貢献活動支援士」の1期生が誕生する。「社会貢献活動支援士を養成する裾野を、ほかの大学や社会人にも広げることが今後の目標」。力みのない口調と表情に、武道を通じて身に付けた確かな自信がにじみ出ていた。(直江 純)
-
朝日新聞 2010年11月30日「楽しみながら防災訓練~高萩の小学校~」(朝刊29面)
http://www.kobegakuin.ac.jp/~tkk/total_info/details.cgi?n=56
東北福祉大学の学生が高萩小学校(茨城県高萩市)において実施した防災訓練について掲載いただきました。参加した学生のなかには「社会貢献活動支援士」資格取得を目指す学生もいます。以下、朝日新聞(2010年11月30日朝刊29面)より転載楽しみながら防災訓練 高萩の小学校高萩市の高萩小学校でこのほど、防災訓練があった。2009年に市と災害協定を結んだ東北福祉大の学生ボランティアら約30人も参加。車内に避難していることを想定し、エコノミークラス症候群を予防するための体操をしたほか、減災を学んでもらうためのカルタ大会なども。総合福祉学部3年の大高成美さん(21)は「遊び感覚で楽しみながら覚えてもらえればいい」と話す。以上
-
河北新報 2010年11月22日「東北福祉大生が実演教育~かるた遊びで防災知識学ぶ~」(朝刊12面)
http://www.kobegakuin.ac.jp/~tkk/total_info/details.cgi?n=54
11月21日(日)、東北福祉大学の学生が国見小学校(仙台市青葉区)において、児童らとともに減災かるたや減災クイズを通して防災教育を行なったことを報告する記事。防災教育ボランティアに取り組む学生のなかには、「社会貢献活動支援士」資格取得を目指す学生もいる。今回参加した学生は、11月26日(日)には高萩小学校(茨城県高萩市)の防災訓練に協力し、同じくかるたやクイズによる防災教育を実施する予定。
-
「螢雪時代」(旺文社)10月号にTKK連携科目「地域減災論」の記事掲載(p.173)
http://www.kobegakuin.ac.jp/~tkk/total_info/details.cgi?n=47
「螢雪時代」(旺文社)10月号にて、TKK遠隔授業のひとつである「地域減災論」(東北福祉大学配信)について取り上げていただきました。特に「地域減災論」の中で行なわれた日本初「消防団学」について、講義内容や履修生の感想などを掲載いただきました。
-
神戸新聞 2010年8月12日「TKK連携科目“災害ボランティア学”で支援学ぶ」(朝刊21面)
http://www.kobegakuin.ac.jp/~tkk/total_info/details.cgi?n=45
TKK3大学共同カリキュラムのひとつ「災害ボランティア学」の講義について掲載いただきました。以下、神戸新聞(2010年8月12日朝刊21面)より転載豪雨被災地で支援学ぶ神戸学院大、舞子高生らボランティア佐用で合宿 花植えなどに汗昨年の県西、北部豪雨で甚大な被害を受けた佐用町で、神戸学院大学(西区)と工学院大学(東京都新宿区)、舞子高校(垂水区)の学生や生徒約90人が、災害ボランティアを体験する2泊3日の合宿をしている。学生らは、被災した住民との交流を深めながら、支援の方法を学んでいる。(小西隆久)神戸学院大は、被災直後から佐用町で足湯ボランティアなどに取り組んできた。学部を横断し、防災を学ぶ「防災・社会貢献ユニット」があり、講義の一環で合宿を実施。同大学と教育提携協定を結ぶ舞子高からは、生徒有志が参加した。工学院大も神戸学院大と協定を結んでいる。初日の10日は、被災した家屋を取り壊した空き地で草むしり。11日は2グループに分かれプランターと竹炭作りに挑戦した。完成したプランター約40個にはサルビアなど4種類の花を植え、被災が激しかった久崎商店会の各店舗に配った。最終日の12日は活動報告などをする。舞子高環境防災科3年柴田重輝君(17)=垂水区潮見が丘=は「被災地のためにできることを続けたい」。2メートル以上浸水した鉄板焼きの店を再開した湯浅章枝さん(80)は、「若い人が気にかけてくれてうれしい。花も大事にしたい」と涙を見せていた。以上
-
読売新聞 2010年7月18日「社会貢献学入門において、スリランカ津波に関する講演会」(朝刊22面)
http://www.kobegakuin.ac.jp/~tkk/total_info/details.cgi?n=44
7月17日、TKK連携科目のひとつ「社会貢献学入門」の講義において、2004年のインド洋大津波で被害を受けたスリランカのマヒンダ・アマウィラ厚生副大臣らを招き、講演会を開いたことを周知する記事。
-
毎日新聞 2010年7月14日「TKK3大学共同カリキュラムで、日本初の“消防団学”」(朝刊21面)
http://www.kobegakuin.ac.jp/~tkk/total_info/details.cgi?n=38
TKK3大学共同カリキュラムのひとつ「地域減災論」の講義について掲載いただきました。以下、毎日新聞(2010年7月14日朝刊21面)より転載集中講義で実像に迫る消防団の実像に迫る日本初の“消防団学”の集中講義が、東北福祉大(仙台市青葉区)で行われている。講義するのは消防庁消防団員確保アドバイザーで同大非常勤講師の後藤一蔵さん(64)= 美里町小牛田。阪神大震災や岩手・宮城内陸地震時の調査から消防団の機能と必要性を評価し、社会貢献の新たな場の可能性を秘めていると後藤さんは指摘する。【小原博人】東北福祉大で後藤さん同大は今年度、工学院大、神戸学院大と共同で防災、減災、ボランティア活動をリードする「社会貢献活動支援士」の養成カリキュラムをスタートさせた。必須科目の一つの「地域減災論」の核として、後藤さんが4半世紀にわたり研究してきた消防団学を導入した。講義は6月末から7月下旬の週1回で計5回。3回目の7月13日は「消防団の戦後史」を取り上げた。都市の産業発展により農村社会の「向都離村」が全国的に消防団員減をもたらし、最盛期には全国で200万人を超えた団員が現在88万人までに減少した状況を解説した。講義は地域に公開し、同支援士の資格取得を目指す学生や町内会の防災関係者ら約20人が熱心に受講した。他の2大学もインターネット画面を通じ同時受講した。消防団に関する体系だった講義は日本の学問史上初めて。消防庁も大学生の消防団員を増やす方策を模索しており、後藤さんの講義の行方を注目しているという。受講生のアンケートでは「消防団は地域を守る大切な存在と知った」(1年生女子)、「江戸時代にさかのぼる消防団の原点を知り歴史的な奥深さを知った」(2年同)などの回答があり、新鮮な講義と映ったようだ。後藤さんは「災害時の活動を通じ消防団は地域対応力を持った心強い存在との社会的認識が大きくなった。大地震への備えとして消防団の充実は不可欠であることを知ってほしい」と話している。以上
-
TBC東北放送ラジオ 2010年6月20日にTKK3大学連携プロジェクト特集
http://www.kobegakuin.ac.jp/~tkk/total_info/details.cgi?n=37
2010年6月20日、TBC東北放送ラジオ「TBC週刊地震防災セミナー」において、本プロジェクトを取り上げていただきました。本プロジェクトにて取り組む3大学共同カリキュラムの作成、インターネット遠隔同時配信授業、そして新資格「社会貢献活動支援士」について特集していただきました。
-
毎日新聞 2010年4月28日「3大学が連携して『社会貢献活動支援士』を養成」(朝刊23面)
http://www.kobegakuin.ac.jp/~tkk/total_info/details.cgi?n=36
本プロジェクトにおいて取り組む「社会貢献活動支援士」についての紹介記事を掲載いただきました。以下、毎日新聞(2010年4月28日朝刊23面)より転載東北福祉大 神戸学院大、工学院大と連携「社会貢献支援士」を養成東北福祉大(仙台市青葉区)は、神戸学院大(神戸市中央区)と工学院大(東京市新宿区)と連携し、3大学共通認定の「社会貢献活動支援士」資格と、資格取得に必要な専門カリキュラムを共同開発し、今年度からインターネットでの同時遠隔授業をスタートさせた。NPOなどの社会貢献▽防災・減災▽ボランティア活動▽環境▽国際協力の5分野にわたり、社会貢献のリーダーシップと専門能力を持った人材を育成する。防災・減災を軸にした社会貢献活動にかかわる同時遠隔授業は全国でも初めてという。【小原博人】同時遠隔授業を開始同時遠隔授業は今月20日に始まった。インターネットを使って担当校が発信した講義を他の2校の学生が画像スクリーンと音声で聴講するシステム。全40科目の社会貢献カリキュラムのうち「社会貢献学入門」など15科目が対象授業となる。東北福祉大は地域減災やボランティア活動▽工学院大は地域防災工学などの防災技術▽神戸学院大は国際協力や環境を主に担当する。教員だけでなく、それぞれの分野のプロが講師になるのも特徴で、27日午前には仙台市青葉消防署の亰(きょう)英次郎予防課長が「地域減災論Ⅰ 家庭における備え」を講義。約30人の学生とともに防災に関心を持つ十数人の市民が聴講した。他の2大学の受講風景も東北福祉大側のスクリーンに映し出された。地域減災やボランティア論が専門の東北福祉大の小松洋吉教授らが防災・減災を核にした社会貢献の人材の養成を共同化しようと、同様の意識を持つ神戸学院大、工学院大と協議し、授業時間などの調整を進め同時遠隔授業の実現にこぎつけた。社会貢献カリキュラムの受講学生数は各大学ともそれぞれ100人未満とみられる。カリキュラムにかかわる東北福祉大ボランティア支援室は「地域と連携する形の減災のノウハウを練り上げて地域に還元する取り組みを充実させ、社会貢献活動支援士の認知度を高めていきたい」と話している。「支援士」の第1回認定試験は12年3月行われる予定。以上
-
防災情報新聞(web)に TKK3大学連携プロジェクト紹介記事掲載
http://www.kobegakuin.ac.jp/~tkk/total_info/details.cgi?n=28
インターネット配信「防災情報新聞」に、TKK3大学連携プロジェクト紹介記事が掲載されました。『〈大学はいま〉持続型社会へのグランドデザイン――工学院大学に“防災志”あり』と題し、工学院大学の歴史、独自の取り組みの紹介と、TKK3大学連携までの経緯と展望についての特集です。
-
NHKラジオ第1 2010年1月15日、17日にTKK3大学連携プロジェクト特集
http://www.kobegakuin.ac.jp/~tkk/total_info/details.cgi?n=24
2010年1月15日22:05よりNHKジャーナルで、また、17日10:05~11:50より「阪神淡路大震災から15年 あの日から…心つないで」において、本プロジェクトの特集が組まれました。本プロジェクトにおいて防災や社会貢献を担う人材の育成を目指すことの意義や社会的要請について、TKKスタッフや学生のインタビューも含めて特集されました。
-
朝日新聞 2010年1月4日「ボランティア専門家~資格創設へ大学連携~」(朝刊 29面)
http://www.kobegakuin.ac.jp/~tkk/total_info/details.cgi?n=23
本プロジェクトにおいて創設に取り組む「社会貢献活動支援士」についての紹介記事。
-
読売新聞 2010年1月3日「TKK3大学連携プロジェクトの事業紹介」(朝刊 36面)
http://www.kobegakuin.ac.jp/~tkk/total_info/details.cgi?n=22
本プロジェクトの事業紹介と、12月13日(日)東北福祉大学において開催した「TKK連携センター開設記念シンポジウム」について報告する記事。
-
河北新報 2009年12月15日「防災教育 3大学連携~東北福祉大学でシンポジウム~」(朝刊 27面)
http://www.kobegakuin.ac.jp/~tkk/total_info/details.cgi?n=19
12月13日(日)東北福祉大学において開催した「TKK連携センター開設記念シンポジウム」について報告する記事。
-
河北新報 2009年12月23日「社会貢献の人材育成 TKK3大学連携始動」(朝刊 18面)
http://www.kobegakuin.ac.jp/~tkk/total_info/details.cgi?n=20
12月13日(日)東北福祉大学において開催した「TKK連携センター開設記念シンポジウム」について報告する記事。連携する3大学学生による活動報告、3連携センター長によるパネルディスカッションの内容詳細を報告するもの。
-
神戸新聞 2009年12月27日「防災・減災 3大学連携~人材育成目指し仙台でシンポ~」(朝刊 5面)
http://www.kobegakuin.ac.jp/~tkk/total_info/details.cgi?n=21
12月13日(日)東北福祉大学において開催した「TKK連携センター開設記念シンポジウム」についての報告記事を掲載いただきました。以下、神戸新聞(2009年12月27日朝刊5面)特集「復興あしたへ」より転載神戸学院大など人材育成目指し仙台でシンポ防災・減災3大学連携防災、減災、ボランティアで社会貢献できる人材を育てるとともに、「社会貢献活動支援士」の資格制度新設を目指し2009年度、連携した神戸学院大(神戸市西区)と東北福祉大(仙台市)、工学院大(東京)。各大学の頭文字から取った「TKK3大学連携プロジェクト」は、文部科学省の大学連携支援プログラムに選ばれた。3大学にそれぞれ連携センターが開設されたことを記念したシンポジウム(3大学主催)がこのほど、東北福祉大で開かれ、学生たちが活動を報告し、各センターの代表らが「これからのTKKを考える」と題してパネルディスカッションした。【主な出席者】TKK分かち合い連携センター長:東北福祉大教授 小松 洋吉氏TKK助け合い連携センター長: 工学院大教授 久田 嘉章氏TKK学び合い連携センター長: 神戸学院大教授 前林 清和氏【パネル討論】小松:わが国の社会は少子高齢化、グローバル化、価値観の多様化の中で、さまざまな課題を抱え、さらに大規模災害の発生が懸念される。政府や行政の力だけでは解決できない問題に立ち向かう人材の育成に3大学が連携して取り組もうというのが、センター開設の狙いだ。前林:神戸学院大は人文社会系、工学院大は工学系、東北福祉大は福祉系と特徴がある。センターがテーマとする防災、減災、ボランティアに絡み、各大学の学生はそれぞれの専門分野を起点にさまざまな実践を進めてきた。そうした積み重ねが連携を通じて融合したとき、大きな潮流が生まれる。久田:工学教育は学部の4年間で身に付けなければならない内容が多い。学生は受け身の学習態度になってしまいがちだ。神戸学院や福祉大の学生が積極的に社会へ飛び出していることは、工学院の学生にとって刺激になる。小松:3大学が連携するため、福祉大に「分かち合い」、工学院に「助け合い」、神戸学院に「学び合い」というセンターを置いた。それぞれが役割を果たし、成果として「社会貢献活動支援士」という資格制度を整えたい。前林:互いの得意分野を発揮し、授業を相互に高画質映像で配信できるシステムが2010年に稼働する。社会を支え、発展させていける「真の意味での市民」を育てたい。競争原理は大切だが、負け組に生きるすべがない社会は不幸だ。競争社会は既に限界を迎えている。社会の問題を自分たちで考え、行動することこそが重要ではないか。久田:大災害では助けが来ないという事実は、社会活動が進む契機になる。工学院では住民や企業、他大学と連携し、震災対策に取り組んでいるが、最初は壁に当たった。それが変わったのは「行政が何とかしてくれるだろう」という思い込みが、実は問違っているとの認識を共有できてからだった。小松:各大学の専門を組み合わせ、社会貢献活動支援士の養成プログラムの構築を今後進める。多くの市民に参加してもらい、全国的に制度を定着させたい。学生では3年の修了時が想定されるが、共通の資格認定試験を学術団体が実施するような方法が望ましい。久田:3大学がネットワークで結ばれていることで、地域に住む社会人や他大学の学生が支援士の養成講座を受けることも可能になる。前林:社会貢献に資格が必要かという問題はあるが、人間には目標やプライドが必要という面もある。自己肯定感が低い現代の若者が「おれがいて意味があったな」と考えるきっかけになればいい。人生の豊かさを考えるとき、仕事やお金は必要だが、自分が豊かであれば周りは貧しくていいか、とも問い掛けたい。「自分半分、他人も半分」という社会こそが豊かな社会だろう。【学生報告】学部超えて活動展開 ■神戸学院大3大学では、学生が多様な社会貢献活動に携わっている。各大学の学生が活動内容を報告した。神戸学院大では、学部の枠を超えて防災について学ぶコース「防災・社会貢献ユニット」が設けられ、受講生がさまざまな活動を展開する。2008年の中国・四川大地震で被災地に入り、現場から多くのことを学んだという。1995年の阪神・淡路大震災の教訓を生かし、地域住民や小中学生に防災対策の授業などを実施。人文学部3年の高木洋輔さんは「防災教育を普及させるため、教材開発にも力を入れたい」と話した。工学院大は2年前から、東京・新宿にある超高層ビルのキャンパスで防災訓練を実施し、学生が企画を担っている。近隣の企業と連携し、訓練には約1300人が参加する。高層階からの傷病者搬送などで学生がアイデアを出し合う。工学研究科修士課程2年の浜野航平さんは「机上で学べない実践力が身に付く。学生の活動を組織化するノウハウを東北福祉大や神戸学院大の活動から学びたい」と協力を呼び掛けた。東北福祉大は、防災やボランティアに取り組む五つのサークルが活動を発表した。そのうち、救命ボランティアの「FAST」は救命技術を学び、地域住民に指導している。代表で総合福祉学部3年の沢村隆太さんは「災害発生時、救急隊が到着するまでには時間がかかる。救命技術を普及させ、少しでも多くの人を救いたい」と強調した。以上
-
河北新報 2009年12月8日「3校連携の在り方探る~人材育成など意見交換~」(朝刊 25面)
http://www.kobegakuin.ac.jp/~tkk/total_info/details.cgi?n=16
12月13日(日)東北福祉大学において開催予定「TKK連携センター開設記念シンポジウム」の内容告知記事。
-
河北新報 2009年12月5日「TKK連携センター開設記念シンポジウム」(朝刊 15面)
http://www.kobegakuin.ac.jp/~tkk/total_info/details.cgi?n=15
12月13日(日)東北福祉大学において開催予定「TKK連携センター開設記念シンポジウム」の内容告知記事。
-
読売新聞 2009年11月29日「大地震を想定し3大学が連携」(朝刊 32面)
http://www.kobegakuin.ac.jp/~tkk/total_info/details.cgi?n=14
「減災」コーナーに、TKK3大学(東北福祉大学、工学院大学、神戸学院大学)それぞれの強み、取り組みを紹介した上で、連携について周知する記事を掲載いただきました。以下、読売新聞(2009年11月29日朝刊32面)特集「減災」より転載大地震想定し3大学が連携阪神・淡路大震災を体験し南海地震に備える神戸学院大学(神戸市)と、首都圏直下型地震に対応する工学院大(東京都新宿区)、宮城県沖地震の脅威を迎え撃つ東北福祉大(仙台市)の3大学が防災・減災・ボランティアを中心とした社会貢献教育で連携するプログラムが12月にスタートする。ボランティアに実績を残す東北福祉、巨大ターミナル新宿駅に近く、住民や通勤者の避難誘導訓練を重ねる工学院、防災教育と国際貢献に強みを発揮する神戸学院。それぞれの得意分野を生かしながら、各地で予想される大地震の際、市民とどう連携を取り、少しでも多くの命を守るかを学習する。遠距離にある3大学が発生時に助け合い、支え合うことも想定している。(編集委員 安富信)3大学連携プログラムの主な取り組み内容◆「社会貢献活動支援士」(仮称)の資格制度の立ち上げ◆遠隔授業システムを活用した、社会貢献に関する専門教育プログラムの構築◆共同テキスト、教材の開発◆ボランティア活動を中心とした課外活動の実施◆災害時の円滑な総合的大学間連携システムの構築◆広域ネットワーク、全国展開のボランティアネットワークの構築工学院大学 首都直下に備え訓練工学院大は新宿西口から歩いて約10分に立地する29階建ての高層ビル。今後30年間で発生する確率が70%といわれる首都圏直下型地震への備えが最重要課題。地震が起きれば、新宿駅周辺で滞留者が約17万人、帰宅困難者は9万人と想定されており、ここに学生約6500人が通っているだけに、大学を防災拠点として減災の取り組みが必要とされるのは自明の理だ。地域の拠点としての取り組みを始めており、新宿区と協定を結び西口の現地本部となる。高層ビルに起きる長周期の大きな揺れに対応してエレベーター停止による避難・救出など地域住民や通行人に対する非難誘導も重要視しており、昨年と今年と2年続いて学生ボランティアが参加した避難訓練を実施した。5年前から東京都北区の木造密集地域で住民を巻き込んだ実践的な防災訓練も行っている。従来型の消火訓練だけでなく、阪神大震災時に見られたような住民同士での救助活動などに切り替え、危険個所のマップづくりや、学生たちの協力を得て耐震診断などをしている。愛知県豊橋市で消防庁の要請を受け被災直後の避難訓練も重ねた。周辺の企業や区の職員、消防関係者を対象にした社会人セミナーを開き、教訓を伝えるだけでなく、ネットワークづくりも広げている。3学部11学科の全学生が連携授業を受けられる。工学院の連携センター長の久田嘉章教授は「首都直下が起きたという想定で3大学の連携で安否確認訓練などもしたい。社会学やボランティアの実践などをうちの学生が見て、交流することで刺激を受ける」と期待する。防災学ぶ教材づくり 神戸学院大学神戸学院大では2006年春から文部科学省の現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)に指定され、学部横断型の防災・社会貢献ユニットをスタートした。法学、経済、経営、人文学の文系学生が2年になる際に選択でき、定員は50人。阪神大震災を体験した神戸の大学の特徴を発揮し、神戸市や兵庫県、人と防災未来センターの防災担当者やマスコミ関係者らから防災行政学、災害情報論、市民社会論などの座学、防災実習や救命処置実習を学べる。力を入れているのが防災教育。これまでは避難訓練や町歩き、防災関連施設の見学といった少し時間がかかるものだったので、もっと手軽に防災教育をと学生たちは国語、算数、理科などを全教科に防災を取り入れた教材づくりに取り組む。文科省の学習指導要領や教科書に沿った教材にするのがポイント。社会科の「ドラえもんのまちで学ぼう」では小学5、6年生の指導要領を意識した。ドラえもんのキャラクターを使って町歩きのマップ作りを楽しくする。自然と共生することや地図記号を勉強する狙いが実現できるという。さらに、継続した取り組みとして注目されるのが、幼児、小中学生への防災の語り継ぎ。大震災の体験をもとに、次の世代へわかりやすく伝えていくのを目的に全国各地の幼稚園や学校を訪れている。カンボジアを毎年訪れ、現地の小学生らに移動図書館を開き、英語を教えるボランティアも続けている。神戸学院大の連携センター長の前林清和教授は「次世代の人たちが幸せな社会を築くことができるよう、そのリーダーとなる人材を全国的に広げて育成したい」と意気込む。ボランティア充実、独自資格も 東北福祉大東北福祉大は1993年に全国で初めて、ボランティア活動をカリキュラム化した。95年の阪神大震災の時には、120人の学生が被災地に入り、心のケアなどの支援活動をした。98年には学内にボランティアセンターを設置。各地の水害や地震の被災地で活動するなど全国でもトップクラスだ。現在、学内ボランティア活動を実践しているサークルが62団体もあり、約2200人の学生が所属している。一方で、地域社会とのつながりも大切にしている。2004年度に、文科省の生涯学習まちづくりモデル支援事業に採択され、地域防災のコーディネーター養成講座を開いたり、防災力向上ハンドブックを発行したりしている。翌年には地域減災センターを設立、地震・津波に強いまちづくり実行委員会を組織し、中心的な役割を果たし、06年に、総務省消防庁の第11回防災まちづくり大賞の総務大臣賞を受けた。市民から句を募って防災・減災カルタも作った。学生向けには、地域減災プランナーというオリジナルな資格を取得する科目も設け、来春には第2期生が卒業する。「地域社会に教育の場を借りている」をモットーに、企業に就職後も地域活動の担い手になるような教育を心がけている。全4学部のうち、総合福祉、総合マネジメント両学部の5学科約700人が今回の連携授業を受ける。東北福祉の連携センター長、小松洋吉・同大学教授は「社会的ニーズが高いプログラムだと思う。社会貢献活動が市民社会の中に定着していくことが大切」と話している。以上
-
河北新報 2009年10月10日「防災担う人材育成へ」(朝刊 1面)
http://www.kobegakuin.ac.jp/~tkk/total_info/details.cgi?n=9
防災・減災教育に力を入れる東北福祉大学(宮城県仙台市)が、工学院大学(東京都新宿区)と神戸学院大学(兵庫県神戸市)と連携し、防災・減災・ボランティア活動を中心とした社会貢献教育をスタートすることを周知する記事。
-
毎日新聞 2009年10月7日「防災3大学で専門知識持つ人材育成」(朝刊 21面)
http://www.kobegakuin.ac.jp/~tkk/total_info/details.cgi?n=10
TKK3大学連携プロジェクト開始に伴い、神戸学院大学ポートアイランドキャンパス内に「TKK学び合い連携センター」を開設したことを周知する記事を掲載いただきました。以下、毎日新聞(2009年10月7日朝刊21面)より転載神戸学院 東北福祉 工学院防災3大学で「学び合い」 専門知識持つ人材育成神戸学院大(神戸市)はこのほど、東北福祉大(仙台市)、工学院大(東京都)と連携し、防災を学ぶ「学び合い」連携センターを開設した。ボランティア活動指導者を養成する「社会貢献活動支援士」資格を独自に新設するなど、地域貢献できる人材育成を目指す。社会貢献活動支援士は、阪神大震災(95年)の経験を基に神戸学院大が実施してきた防災に関する講義を中心に、他大学のボランティア実践や災害を防ぐための工学的知識など広い視野を身につける。災害現場などで、専門的な知識を持ってボランティア活動にあたる担い手の育成が担い。文部科学省の09年度「大学教育のための戦略的大学連携支援プログラム」指定を受け、各大学に「分かち合い」「助け合い」などの三つのセンターを開設。神戸学院大では来年度から、新設8科目を含め防災などに関する計44科目で遠隔授業を実施。約30単位を卒業単位に加え、うち24単位を履修した学生には支援士認定試験の受験資格を付与する。3大学の学生を対象に12年度から試験を実施し、将来は他大学や社会人にも開放する。岡田芳男・神戸学院大学長は「それぞれの大学の持てる力を出し合い、これまでにない防災・減災システムを作りたい」と語った。(金森崇之)以上
-
神戸新聞 2009年9月29日「社会貢献教育で3大学連携」(朝刊 23面)
http://www.kobegakuin.ac.jp/~tkk/total_info/details.cgi?n=11
TKK3大学連携プロジェクト開始に伴い、神戸学院大学ポートアイランドキャンパス内に「TKK学び合い連携センター」を開設したことを周知する記事を掲載いただきました。以下、神戸新聞(2009年9月29日朝刊23面)より転載社会貢献教育で3大学連携 神院大に学び拠点神戸学院大学(神戸市)は、東北福祉大学(仙台市)、工学院大学(東京都)と協力する「TKK学び合い連携センター」を28日、学内に設置した。防災・減災やボランティア活動などの社会貢献教育プログラムを実践し、「社会貢献活動支援士」の資格制度の新設を目指す。文科省が進める戦略的大学連携支援プログラムの一環。社会貢献教育プログラムは、防災行政や防災教育、国際協力などの授業を想定する。3大学で遠隔授業を行ったり、共同テキストの開発を進めたりして、各大学の卒業単位にもできるようにする。社会貢献活動支援士は、ボランティア活動や組織の危機管理などで活躍する人材。神院大は、連携センターを拠点に養成を図る。(霍見真―郎)
-
読売新聞 2009年9月29日「災害現場のボランティア育成」(朝刊 29面)
http://www.kobegakuin.ac.jp/~tkk/total_info/details.cgi?n=12
TKK3大学連携プロジェクト開始に伴い、神戸学院大学ポートアイランドキャンパス内に「TKK学び合い連携センター」を開設したことを周知する記事を掲載いただきました。以下、読売新聞(2009年9月29日朝刊29面)より転載神戸学院大 災害現場のボランティア育成 2大学と合同でポーアイに拠点神戸学院大(神戸市)は28日、東北福祉大(仙台市)、工学院大(東京市)と合同で、災害現場などで活動するボランティアを育成する「TKK学び合い連携センター」を、神戸市中央区のポートアイランドキャンパス内に開設した。来年度から、3大学をネットワークシステムでつなぎ、学生が相互の授業を受けるほか、合同で実習も行う。神戸学院大は、主に防災関連の授業を担当。東北福祉大は学生のボランティア活動などを指導し、工学院大はネットワークシステムの開発などに当たる。将来的に、独自の資格制度「社会貢献活動支援士」を設立し、災害現場などでボランティアを指導できる人材の育成を目指す。記者会見で神戸学院大の岡田芳男学長は「3大学の強みを持ち寄って、防災、減災に取り組む全国的なボランティアシステムを作り上げたい」と抱負を述べた。以上