神戸学院大学

ボランティア活動支援

災害支援ボランティアミーティングを開催しました

2019/03/04

本学災害支援対策本部会議(本部長・佐藤雅美学長)は2日、ポートアイランドキャンパスで、 第3回災害支援ボランティアミーティング「学生にできる南海トラフ大地震の備え」を開催。在学生、教職員、附属中学、高校、同窓会の関係者ら約30人が参加しました。

前半は、東日本大震災、熊本地震、西日本豪雨の被災地などのボランティアに取り組んだ学生の活動報告に加え、附属高校からもこれまでの取り組みについて報告がありました。

後半は、吉本美奈さん(総合リハビリテーション学部3年次生)、冨岡純平さん(経済学部3年次生)、長谷川純樹さん(経営学部3年次生)らが進行役を務めました。

昨年の同ミーティングで災害時に学生ができることについて考えたワークショップでの提案を受けて、8月に災害時要援護者の方々の協力のもと、ポートアイランドキャンパスで避難誘導訓練を、12月に有瀬キャンパスで避難所運営ゲームHUGを用いて学生同士で避難所開設シミュレーションを実施した経緯などを説明。5月の土曜日昼ごろに地震が発生したとの想定で、ポートアイランドキャンパス版避難所運営ワークショップを4班に分かれて実施しました。

「柴犬1匹を連れて避難してきた4人家族」「帰宅途中で帰れなくなった車いす利用の会社員」「熊本からの観光客3人組」などと次々と読み上げられる避難者たちの状況に、いかに配慮しながら対応するかについて意見を出し合い、気づいた課題などを発表しました。ファシリテーター役の現代社会学部社会防災学科の諏訪清二講師は「避難所の運営は、開設される場所の条件の違いに加え、まわりの状況も刻々と変化していくため、何が正解ということはないが、あらかじめその場所でのルールを決めておくと運営もしやすくなる。今日出た課題を参考にマニュアルに落とし込んでいくというのもよいのではないか」とアドバイスしました。