神戸学院大学

社会連携

「トップランナー特別講義」の第10回目を行いました

2021/07/02

 トップランナー特別講義の第10回として社会福祉法人 プロップ・ステーション 理事長の竹中 ナミ氏の講義を行いました。

 地元神戸の企業経営者の方々をお招きし、どのようなビジョンを持って発展してきたかなどについて語っていただく「トップランナー特別講義」。第10回目の講義を6月21日に対面授業で行いました。
 今回は、社会福祉法人 プロップ・ステーション 理事長 竹中ナミ氏が「ユニバーサル社会の実現をめざして~障がい者からチャレンジドへ!」をテーマに登壇され、自身が取り組まれていることについてご紹介いただきました。
 社会福祉法人 プロップ・ステーションは約30年前、見えない、聞こえない、話せない、書けないというチャレンジド(障がいをもった人をプロップ・ステーションでは、チャレンジドと呼んでいる)も、わずかでも自らの意思で動く部位と入力装置があれば、潜在的に持っている個の能力を引き出すことができるという考えでスタートしました。その取り組みが当時の日本マイクロソフト社の社長に高く評価され、ビル・ゲイツ氏に会う機会に恵まれたので、チャレンジドを取り巻く環境について話をしたところ、共感を得て、マイクロソフト社と協働で「在宅で技能を高めるセミナー」が開始されました。そして情報通信機器などの提供を受けたことが、現在のプロップ・ステーションの活動に繋がっています。
 障がい者に対して「〇〇ができないからかわいそう」「〇〇ができないから気の毒だよね」といった言葉は魔物であり、体の一部分が動かない、何かしらの介助が必要な人のことを「かわいそうだ」「家族も大変そうだ」と思う人が多いが、そうではなく、チャレンジドたちがどうしたら個の可能性を引き出せるのか、一緒に働くことができるのか、そのためにはどのような制度が必要なのかを考えていくことが福祉であり、「支えてもらう側」から「支える側にもなれる」ようなシステムが必要になってくると語られました。また、今注目しているのはドローンで、ドローン技術を用いてできる取り組みを考えていることも紹介されました。
 学生には、自分が思っている親切が相手への思いやりにならないこともあることや、自分が当たり前に体を動かしたりできていることは実はすごいことだと実感してほしいこと、またチャレンジドの方々、1人の人として一緒に世の中の仕組みを変えるように動き出してほしいと締めくくられました。

 次回は、企業や行政のブランディングやトータルプロデュースを行う、株式会社ルリコプランニング 代表取締役 星加ルリコ様です。