神戸学院大学

社会連携

舞子高校の生徒が薬学部で学びました

2018/06/14

実験する福島教授
実験する福島教授
講義をする上町講師
講義をする上町講師
C号館を案内する高橋講師
C号館を案内する高橋講師

兵庫県立舞子高校の2年生20人が11日、ポートアイランドキャンパスを訪れ、薬学部の教員による高大連携授業を受講しました。本学は同校と教育提携協定を締結しており、この取り組みは先進理工類型の特色科目「アドバンストスタディズ」の受け入れ大学として実施しています。

1時限目は、福島昭二教授による「薬の秘密と工夫を学ぼう」をテーマにした授業。カプセルに入っている顆粒薬の溶けた方を観察したり、マグミット錠を水に入れて壊れるまでの時間を計ったり、薬の性質や特徴について実験を交えて学びました。また、オブラートで包んだ薬をうまく飲む方法や目薬のさし方など、患者さんの視点に立った体験も行いました。

2時限目は、上町亜希子講師が薬剤師のコミュニケーション能力の重要さを学ぶため、薬剤師と患者さんを想定した2つのシナリオに基づくロールプレイを交えた授業を実施しました。上町講師は、チーム医療で患者さんと接する際の薬剤師としての役割の重要さを説き、「理論で解決できないことも多いので、心を豊かにし、創造力を育てることが大切」と話しました。

3時限目は、高橋隆幸講師が薬学部の学びや薬剤師の仕事について説明し、その後実習室や研究室を見学しました。普段目にすることのない実験機器を前に、生徒たちは興味津々な様子でした。また、図書館も見学し、充実した環境で学べる大学生活について紹介しました。

生徒たちは、「高校の授業では体験できないことばかりで、とても楽しかった」「先生の話が面白かった」などと笑顔で話していました。