神戸学院大学

社会連携

「弁士・伴奏付き無声映画上映会」が開催されました

2019/06/13

開演前に弁士の方が会場を盛り上げました
開演前に弁士の方が会場を盛り上げました
楠公父子・桜井の訣別
楠公父子・桜井の訣別
結婚哲学
結婚哲学

2019年度の2回目のグリーンフェスティバルは「弁士・伴奏つき無声映画上映会」が開催されました。

1作目は「楠公父子・桜井の訣別」でした。スクリーンに白黒の映像が映しだされ、親子の会話を弁士が声色を使い分け、セリフとして語られ、映画に命が吹き込まれたようでした。ピアノは映画に合わせたように緊張のシーンでは音が重々しくなり、パーカッションは映画のポイントで効果音のように入ってきました。映画の中の楠正成公と息子のやり取りは、重厚感もあり、歴史を感じられるような映画でした。

2作目の「結婚哲学」は1作目と雰囲気が変わり、外国の夫婦2組が繰り広げる日常でした。複雑な人間模様がありながらも面白く、時には気品があるような映画でした。弁士の方は、8人以上の声を担当されていて、女性の声色を3人使い分けてされていたのには大変驚きました。

コミカルな場面では、ピアノの軽快な音とパーカッションがタイミングよく入り、ホールからも笑いが起こりました。

85分という長い映画でしたが、その長さも感じさせず、どんどん映画の中に引き込まれ、あっという間に終わってしまいました。

来場者からは、初めて観たが楽しかった、大変貴重な体験をすることができた、音楽と弁士が映像にぴったりで作品の良さを引き立てていた、などの感想が寄せられました。