神戸学院大学

社会連携

兵庫県立舞子高校の生徒が薬学部で学びました

2019/06/14

兵庫県立舞子高校先進理工類型の2年生12人が6月10日、ポートアイランドキャンパスを訪れ、薬学部の教員による高大連携授業を受けました。本学は、同校と教育提携協定を締結しており、先進理工類型の特色科目「アドバンストスタディーズ」の受け入れ大学となっています。

1時限目は、薬学部福島昭二教授による「薬の秘密と工夫を学ぼう」をテーマにした授業。カプセルに入っている顆粒薬の溶け方を観察したり、マグミット錠を水に入れて壊れるまでの時間を計ったり、薬の性質や特徴について実験を交えて学びました。また、オブラートで包んだ薬をうまく飲む方法や目薬のさし方など、患者さんの視点に立った体験も行いました。

2時限目は、上町亜希子講師が薬剤師のコミュニケーション能力の重要さを学ぶため、ロールプレイを交えた授業を実施しました。本学では地域の一般市民の方がボランティアで模擬患者となりリアリティが高いコミュニケーション教育を行っています。今回は高校生が薬剤師として、糖尿病で入院する模擬患者さんとのロールプレイを体験しました。高校生は、コミュニケーションの難しさを実感しつつも、緊張感を持って真剣に取り組んでいました。また、薬学部5年次生の大河原有加さんと清水悠さんが、薬剤師をめざす学生として、コミュニケーションのとり方や姿勢などを高校生にアドバイスしました。

3時限目は、高橋隆幸講師が薬学部の学びや薬剤師の仕事について説明し、その後薬学部の実習室や図書館等を見学しました。また、薬学部の授業の様子を見学し、難しい内容に圧倒されていましたが、大学の授業を体験する貴重な機会となりました。