神戸学院大学

社会連携

ポリ袋と湯煎で簡単に調理できる「防災食」をテーマに「防災女子」へのメディア取材が相次いでいます

2023/01/20

本番前に試食用の「ふわふわ蒸しパン」を調理
本番前に試食用の「ふわふわ蒸しパン」を調理
添田MCの質問に答える小山田さん(右)と稲塲さん(中央)
添田MCの質問に答える小山田さん(右)と稲塲さん(中央)
完成品を見せる「防災女子」の2人
完成品を見せる「防災女子」の2人
番組撮影の模様
番組撮影の模様

阪神・淡路大震災(1995年1月17日)から28年となり、災害時の食をテーマにしたメディアからの取材が現代社会学部社会防災学科の女子学生を中心とする「防災女子」に相次ぎました。地域の防災イベントでの出演依頼も続いています。

メディア出演のうち、「J:COM」ライブニュースの生放送取材は19日にポートアイランド第2キャンパスのキッチンスタジオで行われ、小山田遥さん(社会防災学科4年次生)と、稲塲未紗さん(同2年次生)が社会連携グループ職員の前田緑さんとともに出演しました。

前半は「防災女子」の取り組みについてMCの添田尚子さんからインタビューを受けました。前田さんが社会防災学科の開設と「防災女子」結成の経緯を説明し、小山田さんと稲塲さんが社会防災学科に入学した理由と「防災女子」に入った理由を答えました。「防災女子」に入ったのは、「学業だけでなくさまざまな活動が経験できて、コミュニケーション能力が身につくと先輩に薦められたから」(小山田さん)、「先輩方が女性目線で(防災分野で)活躍されているので」(稲塲さん)と答えていました。

後半では、調理器具も限られる災害時にポリ袋に食材を入れて湯煎だけで簡単に作れる「災害食」の事例を実際に調理しながら手順を紹介しました。

作ったのは「①さばのみそ煮と昆布の炊き込みごはん」と「②ふわふわ蒸しパン」の2品です。①は、さばのみそ煮缶、昆布、無洗米と水だけで調理します。ポリ袋に材料を入れてかき混ぜ、空気を抜いて口をしばり、20~25分湯煎して、約10分むらして完成。ポリ袋を入れる前に陶器の皿などを沈めて、ポリ袋が鍋肌に接触しないようにしました。ポリ袋は耐熱温度は110度以上の湯煎調理用、熱湯調理用と書かれた商品を使う注意点も話しました。

②はホットケーキミックスの粉とメープルシロップ(砂糖)、水をだまにならないように混ぜて15~20分湯煎しました。稲塲さんは「水の代わりにカフェオーレやミルクティーを入れてもいいです。チョコチップを入れてもおいしいです」とコメントしました。添田MCは「同じ鍋で一緒に作れるんですね」と感想を漏らしました。前田さんは「練習していないと急に作れないので、ご自宅で作ってみてください」とポリ袋調理の練習を奨励していました。