神戸学院大学

社会連携

薬学部の福島昭二教授がグランフロント大阪でワークショップを実施しました

2018/10/27

くすりの工夫について説明する福島先生
くすりの工夫について説明する福島先生
目薬のさしかたを説明する山元さん
目薬のさしかたを説明する山元さん
ヘラの使い方を説明する鳥井先生
ヘラの使い方を説明する鳥井先生
軟膏をきれいに混ぜる機械(なんこう練太郎)の説明する山之内さんと山元さん
軟膏をきれいに混ぜる機械(なんこう練太郎)の説明する山之内さんと山元さん

 グランフロント大阪北館のナレッジキャピタルで27日、 薬学部の福島昭二教授がワークショップ「くすりの秘密と工夫を学ぼう!」を実施しました。
 この日は、小学生とその保護者を対象に2部制でそれぞれ9組の親子が参加。福島教授が講師を務め、鳥井栄貴実習助手の指導の下、冨田彩さん、山之内奈那さん、山元魁さん(いずれも薬学部4年次生)が学生スタッフを務めました。

 福島教授はワークショップのはじめに、薬の種類には3種類あり、大きく内服薬・外用剤・注射剤に分かれることを説明。内服薬にはカプセル・錠剤・液剤・粉薬といった様々な形状のものがあり、形によって特徴が異なることや、薬がどのような目的をもってそういった工夫がなされているのかなどを実験を通して学んでもらいました。カプセルと錠剤の実験では、飲んだ薬が腹の中でどのように変化するのかを見てもらうために、胃液の成分を入れた瓶の中に薬を入れ、観察してもらいました。
 次に「どうして薬を飲む時は水が良いと言われるのか?」について考えます。実際にお茶を使って薬を飲んだらどうなるか、キレートによる鉄剤の析出実験を実施。飲み物に含まれている成分が薬の吸収を阻害しないように「コップ一杯の水で飲む」ことの大切さを学びました。
 その後、重曹とクエン酸を使って、二酸化炭素が追い出される現象を体験してもらいました。重曹2杯を乳鉢に入れて細かく潰したものを、水に加えて観察してもらいます。重曹を水に入れるだけでは、何の反応も起こりません。次に、重層が入った乳鉢にクエン酸を1杯加えつぶしながらよく混ぜます。混ざったら、先ほどと同じように水に加えて観察。すると、炭酸飲料水のように泡(二酸化炭素)が出てきました。子どもたちはその様子に興味津々。何度も重曹とクエン酸を水の中に入れて、観察していました。これは重曹(炭酸水素ナトリウム=NaHCO₃⁻)にクエン酸(H⁺)を加えることで二酸化炭素(CO²)が追い出されたのだと説明。実験結果を踏まえ、本当に「すっぱさ」が二酸化炭素を追い出すのかを生のレモン汁を使って確認しました。

次に、保護者の方にも参加いただいて「お薬の飲み方・使い方」を行いました。オブラートの使い方、目薬のさし方を体験してもらい、カプセルの上手な飲み方を福島先生が実演。体験した保護者の方からは「知っているようで全く知らなかった」「これからは今日教えていただいた方法でやってみます」などのコメントがありました。

 最後に調剤実験として、白色ワセリンと精製ラノリンを使って「すべすべ軟膏」を作ります。軟膏台とヘラを手に、2種類の軟膏を混ぜ合わせます。軟膏台に押しつけるように混ぜるのに苦戦する子どももいましたが、最後にはみんな上手に軟膏壺に詰めて完成。普段はできない体験に「楽しかった!」との声が上がっていました。