神戸学院大学

社会連携

「トップランナー特別講義」の第2回目を行いました

2021/04/21

 地元神戸の企業経営者の方々をお招きし、どのようなビジョンを持って挑戦し発展してきたのかなどについて語っていただく「トップランナー特別講義」。第2回目の講義を4月19日に行いました。第1回目の講義は、導入として今後登壇予定の講師について紹介し、今回の講義では、特定非営利活動法人プラス・アーツ理事長の永田宏和氏に登壇いただきました。
 第2回目のテーマは、「今求められる社会課題解決手法としての『+クリエイティブ』~NPO法人プラス・アーツ及びKIITOで実践している様々な活動紹介~」。はじめに永田氏は「防災について関心はあるか」と学生に問いかけられ、子どもが遊びの延長で防災の知識を身につけられる「イザ!カエルキャラバン!」を例に「KIITO(デザイン・クリエイティブセンター神戸)」について紹介されました。
 続いて、地域交流の希薄さについて指摘され、これから大切なことは地域に住んでいる人たちが豊かに暮らしていける「地域豊饒化」であると話されました。地域豊饒化に必要な役割として、種(新しい企画・活動)を運び刺激を与える「風の人」、その土地に寄り添い、種に水をやり続ける「水の人」、その土地に居続けしっかり根を張り、活動し続ける「土の人」を挙げられました。良い「種」がなく、コミュニティが豊かではない今の社会で最も求められている役割は「風の人」であると説明。「風の人」の心得として、「常にアンテナを張り、引き出しをたくさん作る、種をたくさん持つ」ことを普段から心掛け、取り組む際には「謙虚な姿勢で情熱と愛情を持ち続け、常に障壁はあると思っておく」ことが大事だと熱く話されました。
 また、ただ「良い種」で終わらせず、これから定着させていくために地域の人を巻き込んでいくことが必要だと解説。初めから完全なプランを提供するのではなく、あえて余白を残したプランにすることで、地域の人が関わり、一緒に作る「自分たちのもの」という意識を確立し定着させていく「不完全プランニング」について説明されました。
 「新しいものを作る」のではなく「今あるものを使う」ことも大切だとして、これまでKIITOが手掛けてきた「ちびっこうべ」や「パンじぃ」の活動について動画を交えつつ紹介されました。その活動の様子に学生は真剣に見入っていました。
 最後に「コロナだからといって諦めず、抗っていこう」と力強く話され、学生を鼓舞されました。
 次回は26日に行われ、六甲バター株式会社代表取締役社長の塚本浩康氏が登壇されます。