神戸学院大学

社会連携

第83回 神戸学院大学土曜公開講座が始まりました

2022/05/19

講義の様子
講義の様子

過去2年コロナ禍で中止となっていた春期の土曜公開講座が、3年ぶりに有瀬キャンパスで始まりました。春期のテーマは「データサイエンスで拓くあたらしい生活(くらし)」です。2023年度から経営学部に新たに設置されるデータサイエンス専攻に関連し、5回シリーズで開講します。

その火ぶたを切って、5月14日に経営学部学部長の松田裕之教授による「データ読み解きの科学史-孫子から人工知能まで-」と題した講座を、約150人の受講者を前に対面で開講しました。

松田教授は、「狩猟・移動」から「農耕・定着」により、豊かさを求めることで「知」が創造され、その「知」を普及・伝達するための工夫として「記憶」から「記録」へ進化し、「情報」へと発展したことを説明。そしてその経緯を具体的な事例に触れるとともに、「情報」が「データ」となり集積されることで、人間や組織の判断材料になり、今日の「データサイエンス」につながることを説きました。

また、アメリカの南北戦争が近代総力戦の始まりであるとし、データを分析することの先駆けとなったことなど、歴史的なトピックスを紐解きながらわかりやすく話しました。

受講者からは、「あっという間の90分だった」「最近よく耳にするが難しそうだったデータサイエンスが、身近な生活に溢れていたことがわかった」などの声が寄せられました。

次回の第2回目は、5月28日に経営学部の小川賢教授による「デジタルトランスフォーメーションが支える私たちの便利な生活」です。