神戸学院大学

社会連携

令和3年度KOBE“にさんがろく”PROJECT「ノーギョ・ギョギョ・ギョギョーラボラトリーズ」最終報告会で森下さんが発表しました

2022/02/08

大豆の収穫作業
大豆の収穫作業
手作りした納豆
手作りした納豆
チームAのメンバーとMICRO FARMERS YOUTHの皆さん
チームAのメンバーとMICRO FARMERS YOUTHの皆さん
発表を行う森下さん
発表を行う森下さん

1月23日に、旧グッゲンハイム邸(神戸市垂水区)で行われたKOBEにさんがろくプロジェクト 最終報告会で、森下はぐ実さん(現代社会学部3年次生)が発表しました。

「KOBE“にさんがろく”PROJECT」は神戸市で生産されるさまざまな農水産物を、「もっと知ってもらいたい。もっと食べてもらいたい。」そんな思いのもと、若者のアイデアによる新たな『ものづくり』と、若者・農漁業者・企業の新たな『ネットワークづくり』を進めるプロジェクトです。

令和元年度のプロジェクトからは、各分野でご活躍されている神戸のクリエイターの専門的な視点や技術指導の元、学校の垣根を越えて学生チームで構成された「ノーギョ・ギョギョ・ギョギョーラボラトリーズ」として活動しています。

コロナ禍での開催となった令和3年度は、近畿圏の学校(大学(院)、短期大学、専門学校あわせて14校)に通う学生25人が参加しました。神戸で活躍するクリエイター4人とともに、4つのチームに分かれて神戸の農漁業や農水産物の魅力を発見し、より多くの人に伝えるため10月より活動をスタート。それぞれのチームは、「神戸の農水産漁業の現状を知る」ことを目的にフィールドワークを行い、学んだ内容をもとに何ができるかを考えました。

本学からは、現代社会学部の森下さんがチームA『ローカル素材のCRAFT納豆が伝えられること』に参加。神戸市北区淡河町を中心に活動し、神戸産大豆の収穫作業から六甲山の木を使い、淡河に生息する納豆菌を使ったクラフト納豆作りを行いました。

森下さんは、「神戸には、1次産業ができる環境が十分にあることを知り、それらを生産、消費しローカルエコノミーとして地域に還元する流れを直接体験できました。」とコメント。さらに、「工場などで大量生産され安く販売されているものではなく、多少値は張ったとしても、顔の見える人から買うことがローカルエコノミーに繋がることを学びました。スーパーで農家さんの写真が付いた野菜を買ったり、自宅で野菜を余すことなく使ったり、日常の中の食への意識の変化が生まれました。」と話しました。

本活動を通して「価格にとらわれない食への関心」「地域経済を支える活動への関心」を高めることができました。

通信技術の発達で「会わなくてもできるようなった」オンラインでの打合せと、収穫作業など「直接体験しないと分からないこと」を、コロナ禍が落ち着いた時期にバランスよく行うことができ、3か月という短期間ではありましたが、密度の高い貴重な時間となりました。