神戸学院大学

社会連携

「トップランナー特別講義」の第7回目を行いました

2021/06/03

 地元神戸の企業経営者の方々をお招きし、どのようなビジョンを持って発展してきたかなどについて語っていただく「トップランナー特別講義」。第7回目の講義を5月31日(月)に対面とオンライン(zoom)によるハイブリット形式で行いました。
 今回は、神戸市中央区 区長の清家久樹氏が『神戸市民のために ~人との出会いを大切にしながら~』をテーマに登壇され、民間企業とは異なる市役所の仕事やこれまで関わってきた仕事、そこから得た気付きなどについて話されました。
 清家氏は、これまで、神戸航空貨物ターミナル、病院本部、神戸港振興協会など外郭団体や人との接点が多い旧民生局(福祉局)、市長室(秘書課)、企画調整局(企画課)、保健福祉部(保健福祉課)など数多くの部局を経験され、その中で関わってきた仕事として、阪神・淡路大震災、震災復興10年だんじりパレード、住吉台くるくるバス、青木不発弾処理などの対応をお話くださいました。
 阪神・淡路大震災は、言葉では語りつくせない行政の最大の仕事であり、震災発生直後は、おにぎりや水、パンなどの食量確保に動いたこと。特にパンは京都の製造会社から陸路は使用できないため、空輸で直送してもらったこと。数多く衣服の寄付があったが、サイズや性別、傷み具合が異なる様々な衣服が混在していて、それを職員が一つひとつ手作業で仕分けし、多くの時間を割いたこと。そこで東日本大震災の時、阪神・淡路大震災の教訓を生かし、神戸から衣服を寄附する際に、サイズや性別、傷みの程度別に仕分けした等のエピソードが紹介されました。
 住吉台くるくるバスの導入では、地域の方やバス会社と共同で話を進めていき、国土交通省との交渉を経て、神戸市初となるコミュニティバスの導入が実現した。それまでの東灘区は、横(東西)の交通網は充実していたが、高低差や幅が狭い道路が多いため路線バスが運行できない縦(南北)の交通網はないに等しく、住民が不便を感じており、小回りが利くコミュニティバスの導入により、マイカーの利用をやめる方が増え、多くの地域住民から感謝の声が届いたことを紹介されました。
 また、新型コロナウイルス感染症対応での区役所の役割、特別給付やワクチン対応を行っている現在の状況もお話いただき、医療がひっ迫する中、個々人が感染症対策を意識して行動してほしいと呼びかけられました。
 清家氏は、最後に学生へのメッセージとして、これまでの経験から学んでこられたことを踏まえ、『人との出会いを大切に、時間を大切に、チャンスを活かせるのは今、無限の可能性がある皆さんに大いに期待している』とエールを述べられ、締め括られました。

 次回、6月7日は神戸フィルムオフィス代表の松下 麻理氏に「神戸の魅力をCIVIC PRIDEへ~映像の中の神戸~」をテーマにご登壇いただきます。