神戸学院大学での4年間には
感情を動かす数々の経験が待っています。
多彩な学びを通じて実際に学生たちが肌で感じ、
成長の種となったきっかけや出来事などを
リアルな想いを紹介します。

伝わらなかった。
薬学部 薬学科 3年次生

学部学科や大学の枠を越えてチーム医療を学ぶ専門職連携教育(IPE)。
それぞれ専門の異なるメンバーがお互いのスキルや役割を生かして質の高い医療ケアを実践的に学びます。
IPEの授業に参加した学生さんのリアルな経験を伺いました。
いかにわかりやすく正確に伝えるか
専門性の違いから生まれる
齟齬を実感しました
専門性の違いから生まれる
齟齬を実感しました
授業で専門職連携教育(Inter Professional
Education以下:IPE)を知ったことが、参加のきっかけでした。医療現場では専門性の違う職種がお互いに協力し合って成立しています。患者さまに適切な医療を提供するには、私たちがめざしている薬剤師の視点だけではなく、さらに多角的な視点やスキルを理解することが重要だと感じ、実際の医療連携を学びたいと考えはじめて3年次から実際に参加しました。3年間で学んだ知識が多職種連携でどの程度役立つのか、現場でどう活かすのかを学びたいと思いました。初日の講義では実際に現場で活躍されている方々のさまざまな取り組みを知って感動したことを思い出します。
また、メンタルヘルスケアの授業では、一般の方だけではなく、医療従事者自身にとってもメンタルヘルスが大切なのだと学びました。チーム医療では異なる専門知識を持ったメンバー同士が互いを尊重し、情報を正確に報告することが患者さまへの最適な治療につながっていきます。
IPEの授業中にハッと気づいたのはグループワークを行う中で、薬学部では当たり前のように使っていた専門用語がチームメンバーに伝わらなかったことがあり、チーム医療の現場でも同様の齟齬が生まれる可能性があると実感しました。お互いの知識や専門性を理解して、相手にいかにわかりやすく、正確に伝えるか。メンバー同士の繋がりを大事にしながら、メンバー全員で患者さまへの最適なアプローチを追求する環境づくりを学んでいきました。
また、メンタルヘルスケアの授業では、一般の方だけではなく、医療従事者自身にとってもメンタルヘルスが大切なのだと学びました。チーム医療では異なる専門知識を持ったメンバー同士が互いを尊重し、情報を正確に報告することが患者さまへの最適な治療につながっていきます。
IPEの授業中にハッと気づいたのはグループワークを行う中で、薬学部では当たり前のように使っていた専門用語がチームメンバーに伝わらなかったことがあり、チーム医療の現場でも同様の齟齬が生まれる可能性があると実感しました。お互いの知識や専門性を理解して、相手にいかにわかりやすく、正確に伝えるか。メンバー同士の繋がりを大事にしながら、メンバー全員で患者さまへの最適なアプローチを追求する環境づくりを学んでいきました。

お互いを信頼し
リスペクトし合いながら
めざすゴールは「患者さんの笑顔」
リスペクトし合いながら
めざすゴールは「患者さんの笑顔」
IPEの授業では、健康診断において結果が悪かった人に行動を促す啓発ポスターやチラシの制作に挑戦しました。糖尿病の疑いや自覚症状のある方、またそのご家族に向けてより効果的に訴求できるものは何か、メンバー全員で試行錯誤を続けていきました。瞬間的に目に入るようなもの、一言で伝えられるもの、相手に問いかけるもの、チェックシートなど、たくさんのアイデアを検討。地域のスーパーや通学路など配布場所やターゲットも詳しく考えていきました。私たち薬学部では「この病気にはこういうメカニズムで…」などという医療面からのアプローチが通常の考え方でしたが、同じグループになった心理学部の学生からは心の動きまで含めたアイデアが出てきてとても新鮮でした。多彩な専門領域を統合して考える作業は大変でしたが面白く、各チームメンバーが持つ知識や考えを共有し合える多職種連携だからこそできる貴重な体験でした。
お互いの専門は違っても「患者さまの笑顔」というゴールは同じです。メンバー同士でお互いにリスペクトし合うことや信頼することが大切だと授業を通じて感じました。そのためには、自分が思ったことは自分の中で留めずにメンバーに投げかけてお互いに共有することを徹底し、チームのコミュニケーションを円滑にすること。
将来は、この経験を活かしてチーム医療を推進する医療従事者の一人として、患者さまの生活の質を高める医療の実現に貢献していきたいと思います。
お互いの専門は違っても「患者さまの笑顔」というゴールは同じです。メンバー同士でお互いにリスペクトし合うことや信頼することが大切だと授業を通じて感じました。そのためには、自分が思ったことは自分の中で留めずにメンバーに投げかけてお互いに共有することを徹底し、チームのコミュニケーションを円滑にすること。
将来は、この経験を活かしてチーム医療を推進する医療従事者の一人として、患者さまの生活の質を高める医療の実現に貢献していきたいと思います。


チーム医療のスキルを学べる 専門職連携教育(IPE)
神戸学院大学では、薬学部・栄養学部・総合リハビリテーション学部・心理学部に加えて神戸市看護大学と連携した教育プログラムを実施。多職種が協働するチーム医療の即戦力となる人材を育成しています。