Episode.8

「できない」とすぐ諦めず
やり抜く私に変われたのは
きっと神戸学院カレッジのおかげ
心理学部 4年次生 ※2021年取材時 唐牛 里紗さん

公認心理師を目指して大学へ入学

大学進学を考えた時、自分は何が得意なのか、何が好きなのか、これまでの自分をふりかえってみた。そこで気づいたのが、人と関わることが好きで、人の話を聞くことが好きな自分。そんな自分に向いている職業ってなんだろうと考えていた時、目に留まったのが公認心理師という資格だった。公認心理師を目指してみようかなと調べてみると、国家資格で大学院まで修了する必要があるみたい。難しそうだな、と少し不安な気持ちもあった。でも、友達の一言が私を前に動かした。大学受験で悩む友達はいつも私に電話やメールで相談してくれた。「勉強が辛いよ」「頑張って意味なんてあるのかな」その時の私はただ頷くだけ。気の利いた言葉一つ言えなくて、申し訳ない気持ちでいっぱいだった。けれど友達は、「聞いてくれてありがとう、救われた」と言ってくれた。誰かの役に立てた。その事実が純粋に嬉しかった。「きっと公認心理師って、こんな風に誰かの心に寄り添う仕事なんだ」そう思った時、不安よりもなりたいという気持ちがあふれた。
そして、ちょうど私が大学に進学するタイミングで、神戸学院大学に公認心理師に対応したカリキュラムを持つ心理学部が開設。「公認心理師を目指す」と決意して、兄も通っていた神戸学院大学に入学を決めた。兄の毎日楽しそうで、友達と切磋琢磨しながら勉強する姿が羨ましかったからだ。これこそ憧れのキャンパスライフだと思えた。私もここでお互いに高め合える友達と出会って、目標に向かって頑張りたい。あとは、私が目標に向かって進んでいくだけだった。

夢に近づくために必須だった英語力

公認心理師になるには大学院に進学しなければならない。当然、論文を原文で理解できる英語力も必要になる。大学受験で培った英語力だけでは足りない。大学4年間でもっと英語力を伸ばさなければいけないと感じていた。そんな時に神戸学院カレッジのことを知った。神戸学院カレッジは学部の学びとは別に、専門的に英語学習を行うプログラムだ。大学に入学したら、何か新しいことに挑戦したいと考えていたこともあり、興味を持った。でも、カレッジの募集説明会で、担当の先生が「課題も多いし、学部の勉強と並行して取り組んでもらうので、かなりの覚悟が必要。本気で英語を学びたいと思える学生に参加してほしい」と話すのを聞いて、自分にできるか不安に思った。高校時代の私は何か目標を決めても、大変なことにぶつかると「まあやめてもいいか」と何かと諦めがちだったからだ。でも、公認心理師になるという夢に近づくためにも英語の勉強は必要だったし、カレッジの勉強をしっかりこなすことが出来たら、何事も続けられず自信が持てない自分から変われるんじゃないか、そう思った。

先生や仲間が支えてくれたから頑張れた日々

カレッジと学部の勉強を両立するのはかなり大変だった。心理学部は1年次から課題も多く、ちょっとした隙間時間を活用して、何とか課題や勉強をする毎日だった。そんな私たちをカレッジ担当の先生方はいつだって全力でサポートしてくれた。自主的に集まって勉強したいと言えば、課題を用意してくれたり、補習授業をしてくれたりもした。私たちが頑張ろうとする時、いつも全力で後押ししてくれた。「大学に入ってから、何をどう頑張るのか、これからどうするのかが大事」という先生方の言葉がいまでも強く印象に残っている。それに、一緒に勉強に取り組む仲間の存在も大きかった。勉強を頑張ったからってすぐに結果が出るとは限らない。思ったように点数が伸びず、悔しい思いもした。だからこそ、高いモチベーションを持った仲間と切磋琢磨できるカレッジの環境がありがたかった。仲間の頑張りをみて「よし自分もやってやる」と奮起することが出来た。辛いときには支え合い、時には点数を競い合うライバルとして、一緒に頑張ってくれる仲間がいてくれたから、途中で投げ出さずに頑張ることが出来たと思う。

スクールカウンセラーになる。
多くの出会いの中で芽生えた確かな想い。

カレッジの授業は、単純にスキルとしての英語力を伸ばすだけではなく、培った英語を将来にどう生かすのか。そのために何が必要なのかを考える良い機会だった。何事にも積極的に自分から取り組む、自分の考えを積極的に発言するようになるなど、カレッジの授業を通して自分が変わったと感じる部分はたくさんある。特に自信になったのは、物事を最後までやり抜くこと、主体的に行動出来るようになったこと。入学当初は公認心理師になりたいと思いながらも、何事も続けることが苦手な自分が最後まで頑張れるか自信がなかったけれど、神戸学院カレッジであんなに大変な勉強を4年間続けてこられたことで、何事も最後までやり遂げる自信を持てるようになった。そして今、スクールカウンセラーになるという明確な目標が出来た。これまでたくさんの仲間や先生と出会い、支えてもらったように、今度は私が子どもたちの力になりたいと思っている。今はまだ、夢の途中。もしかしたらこの先また、困難が立ちはだかるかもしれない。でも、神戸学院カレッジを経験した私なら乗り越えていける。そう確信している。

成長の証言1 心理学部 
友人 
彼女の積極性は
カレッジでの学びを通して
確実にレベルアップした

唐牛さんと初めて会った時「前にも話したことあったっけ」と感じるくらい、気さくに話しかけてくれた。話してみると、よく笑う可愛らしい人という印象。そんな彼女が熱心に取り組んでいたのが神戸学院カレッジ。カレッジの授業は相当大変だったみたいで、休み時間にも課題に取り組む姿をよく目にした。「しっかり計画を立てて、勉強を進めていかないとおいてかれちゃうから」。カレッジでは、いつも自分で考え、計画を立てて行動しなければいけないらしい。そんな風に常に考え、行動することが求められる環境に身を置いてきたことで、彼女はだんだんとそれが当たり前にできるようになっていった。例えばグループワークで発表を求められると、彼女が率先して発表してくれる。彼女に任せるといつも、グループでまとめた意見を分かりやすく表現してくれるから、私もついつい彼女を頼りにしてしまう。それに、習い事やアルバイトもたくさんしている。どうしたら、そんなに多くのスケジュールをこなせるのか、不思議に思うけれど、授業の課題や演習のスケジュールもきっちり把握して、計画的に行動しているから、いつも余裕があるようにみえる。そんな彼女に、私が些細な悩みを相談すると、いつもポジティブな言葉が返ってくる。彼女の影響で私も何事も前向きになれている気がする。自分の目標に向かって、どんなことにも主体的に取り組む彼女はいま、私の頼れる友人だ。

成長の証言2 神戸学院カレッジ
友人
後輩たちも積極的に発言していく。
その背景には彼女のコミュニケーション能力の高さがあった。

大学の授業は高校までの授業とは大きく異なっている。自分からやるという意思がなければ何も身につけられない。特に神戸学院カレッジでは、常に主体性が求められた。授業中も誰かが発言するのを待つのではなく、自分から進んで行動しなければいけなかった。はじめは大変だったけれど、学年が上がるにつれて、彼女の様子が変わり始めた。分からない部分は休み時間に先生に質問して疑問を解消する、大学から設定された試験以外にも、自主的に試験を受けるなど、自分から行動する姿が目立つようになった。どんどん自分で目標を設定し、努力していることに感心している。もう一つ、彼女が大きく成長したと感じるのは、コミュニケーション能力だ。もともと、明るくて話しやすい彼女だけれど、この4年間で彼女のコミュニケーション能力はさらに向上していると思う。カレッジで開かれた後輩との勉強会では、その成長が顕著に表れていた。単に場を明るくしたり、周りを引っ張ったりするだけじゃなくて、後輩たちにもきちんと寄り添い、喋りやすい雰囲気を作っていた。だから、最初は先輩たちの前で緊張して、うまく発言できていなかった後輩たちも、だんだんと自分から考えを話すことができるようになっていた。自分だけでなく周囲の積極性まで最大限に引き出す彼女の優れたコミュニケーション能力はすごいと思う。

唐牛 里紗さんの
My Experiences

※神戸学院カレッジ

神戸学院カレッジでは「TOEIC 600点」をクリアすることをひとつの目標とし、複数の学部学科生が集い、学部間の垣根を越え、切磋琢磨しながら英語を修得していきます。英語力の向上だけではなく、自ら行動を起こせる主体性までも高めることができる場です。

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