神戸学院大学

OB・OGキャリアデザイン塾が開講しました

2020/09/30

講師の今岡さん
講師の今岡さん
講師の今岡さん
講師の今岡さん
OB・OGキャリアデザイン塾のチラシ
OB・OGキャリアデザイン塾のチラシ

幅広い分野で活躍する本学卒業生に学生生活や就職活動、現在の仕事などについて語ってもらう「OB・OGキャリアデザイン塾」が9月24日、オンラインで開講しました。

同窓会と連携し、「キャリアアップ講座」のほか法学部の特別演習経済学Bと経営学部の経営学特講Ⅱを履修する学生ら計約80人が受講しています。

◆初回の講師はソニー生命勤務の今岡さん
1回目の講師はソニー生命保険に勤務する今岡健一さん(1997年、法学部卒)。「あなたが選ぶのは…自分にできる仕事? それとも自分が成長できる仕事?」のテーマで語ってもらいました。

今岡さんは中学から大学までバスケットボール部に所属。学校が大好きで中学・高校時代は皆勤でした。大学の部活ではチームメートのレベルが高く、「声を出すなどムード作りに徹した」そうです。卒業後は2度の転職を経験。小売業大手から派遣会社に移ったものの、東日本大震災で業績が悪化し今後のことを考えていたタイミングでヘッドハンティングされ、40歳を越えて現在のソニー生命へ。「スキルアップにつながる」と考えてのことだったそうです。生命保険の営業活動では、顧客が「どんなことが起きてもお金に困らないように」との配慮が常に頭にあると言います。ファィナンシャル・プランニング技能士(2級)としての知識を活用して個人の人生設計について経済面から助言し、「家計の健康診断」も実施しています。「人は人を幸せにするために生きているのですから」と、人の人生に関わる理由を述べました。

◆自分の良い点は友だちに聞けば良い
学生時代とは「本当にやりたいことを見つける」「自分は何が一番好きかを知る」時期だと定義付けました。何かに打ち込むことで、「自分のことを好きになってほしい。そうすれば面接でも堂々と自信をもって話せる。相手に印象を残すことができる」とも。「自分の良いところが自分で分からなければ友だちに聞けば良い。一つくらいはあります」とは、友人の多い今岡さんならではの提言。「人との出会いを大切に。出会えるということはすごいこと。人間関係は長く大事にしてほしい」との経験から実感している話もありました。

◆自分の経験したことを自分の言葉で
学生が知りたい就職活動でのアドバイスとしては、「留学やボランティア活動、大学祭の実行委員をしたことなどをアピールする人が多いと思いますが、表面的な話だけでは駄目。その活動を通じて自分が経験したことを自分の言葉で話してほしい。内容の重みが違う。留学をしても外国語は話せない人だっています。留学して、こんな貴重な経験をしたと具体的に話してほしい」と述べました。コーディネーターの岡田豊基・法学部教授が「その経験を御社で生かし、会社に貢献できると思いますと付け加えるとなお良いかもしれません」と、補足しました。

◆履修していなくても聴講できます
本講座は来年1月7日まで15回にわたり開かれます。フリーアナウンサーの香山真希さん(11月5日)が「また『会いたい』に繫(つな)がる印象UP講座」と題し、オンライン・オフライン両面で生かせる表現方法を伝えるほか、弁護士、公務員、サービス業、製造業など幅広い業種、業界で活躍するOBとOGの皆さんから学生に社会に出るためのアドバイスしてもらいます。この講義を聞いた学生が講師と交流を続け、講師の勤務する会社に就職したケースもありました。次回は10月8日。履修していない人、興味のある講義だけの聴講も可能です。