附属高等学校3年生がポートアイランド第1キャンパスの校祖・森わさ胸像と「110年の歴史資料展」を見学しました
2022/12/19
神戸学院大学附属高等学校の生徒らが12月19日、ポートアイランド第1キャンパスに完成した校祖・森わさ胸像を訪れ、図書館ポーアイ館2階展示コーナーで開催されている「学校法人神戸学院110年の歴史資料展」を見学しました。
森わさは、1912(明治45)年に現在の神戸市兵庫区の地に森裁縫女学校を創設し、生徒8人から規模を拡大して現在の学校法人神戸学院の礎を築きました。展示は年表や写真、学校の看板などで歴史の節目を振り返り、開学以来の教育方針やモットーを紹介しています。
「自校教育」の一環として訪れたのは進学先の決まった高等学校3年生21人。数学科の妹尾雄基教諭が担当授業の1コマを使って引率しました。胸像の前で生徒らは、「私たちの学校の玄関に設置されている森わさ先生と比べて大学の胸像はしわが少なくて若々しいね」などと印象をもらしていました。
また、コロナ禍対策で3グループに分かれて見学した資料展にも関心を示していました。佐藤愛実さんは「1人の女性が勇気を持って行動することから始まって、このような大きな学校法人に発展したことに歴史を感じました」と話していました。
「戦争や阪神・淡路大震災の苦難を乗り越えて、長い歴史をつないできたことが理解できました」(本田寛佳さん)▽「附属中学1年のときに少し勉強させてもらいましたが、高3になって改めて詳しく学ぶことができて、110年の歴史を実感できました」(山内聡大さん)▽「私も附属中学1年のときに宿泊研修で前の教頭先生から大まかな話は聞いていましたが、こんなにもいろいろな方が私たちの学校の教育に携わっておられたのを知ることができました」(河邉琳果さん)▽「森わさ先生は43歳で森裁縫女学校を作って、長い間教育を支えてこられた強い人だと改めて感じました」(丸山ひなたさん)――と、ほかの生徒も一様に歴史の重みに思いをはせていました。