地域創生について、養父市長と意見交換を行いました
2018/04/24
現代社会学部現代社会学科は今年度、「ゼミナールⅠ」「現代社会基礎実習A」の履修生65人(2年次生)が、典型的な中山間地である兵庫県養父市をフィールドとした実習を行い、その成果を政策提言や映像制作として発表する取り組みを進めています。(担当教員:清原桂子教授、岡崎宏樹教授、日髙謙一准教授)
まず、4月20日に養父市の広瀬栄市長に授業にお越しいただき、「養父市の魅力と課題」について講義をしていただくとともに、学生たちと質疑を行いました。広瀬市長は、大自然としての氷ノ山や天滝、特産品としての朝倉山椒、八鹿豚、蛇紋岩米、文化としての葛畑農村歌舞伎やざんざか踊りなどの祭り、産業遺産として昨年日本遺産に認定された明延鉱山・中瀬鉱山、そして人の優しさなど地元の資源を紹介。それと同時に人口減少や担い手不足、経済成長率低下等の課題に直面しており、構造改革特区による規制改革、規制緩和の挑戦を重ねていることについてお話がありました。
学生たちからは、「特区による農業への企業参入で、地元農家から反対はなかったのか」「移住者への子育て支援などにも取り組まれているのか」「若者世代に期待することは」など、質問が相次ぎ、活発な意見交換が行われました。
このあと6月には1泊2日で現地に行って住民の方々と直接交流し、15の班ごとにテーマを決めて政策提言や映像作品を作成します。7月14日にはその成果を「神戸学院大学《やぶ❤(らぶ)プロジェクト2018》の挑戦」として養父市でフォーラムを開催、7月20日には兵庫県議会にお伺いして、議長、副議長、常任委員長などの議員の方々の前で発表する予定です。
広瀬市長は、授業のあと、佐藤雅美学長と面談。学長からは、地域で学ぶことが学生たちに大きな成長を与えることについて感謝の意が表され、市長からも若者たちとの交流が地元に元気をもたらしてくれること、来訪を住民の方々とともに歓迎したいとのお話がありました。