神戸学院大学

【ウィズコロナ 学生はいま】「第53代姫路お城の女王」に選ばれ、出番を待っています

2020/07/10

制服姿の茂末彩楓さん
制服姿の茂末彩楓さん

人文学部2年次生 茂末 彩楓(もすえ・あやか)さん

生まれ育った姫路の良さを多くの皆さんに伝えたくて応募した「第53代姫路お城の女王」に選んでいただき、1年間の活動に夢を膨らませていました。ところが、お披露目の場になるはずだったお城の女王発表会が、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため延期になってしまいました。ようやく6月28日に新旧女王の引継ぎ式と発表会は終えましたが、公式イベントの多くが中止や延期になっていて、少し不安です。でも今月からあいさつ回りも始まり、役割を果たせる出番を楽しみに待っています。

◆研修で歴史や産業を学ぶ
感染防止措置をしっかりと取っていただき、2月と3月に姫路城、日本庭園の好古園などの名所、動物園や水族館などのレジャー施設を研修で訪れ、担当の方々のお話を伺いました。配布資料を読み、自分でさらに詳しく調べてみました。姫路市平和資料館や近くの慰霊塔で姫路の戦争被害について学んだり、姫路・西はりま地場産業センターで地場産業の歴史について展示と資料を見せてもらったりしたことは、貴重な経験になりました。私は大学の専攻分野でもある文学にも関心があるのですが、姫路文学館で姫路ゆかりの作家たちや作品について教えてもらったことも研修で印象的だったことの一つです。
 
◆テレビ番組で姫路の食をPR
6月25日にはサンテレビの情報番組「4時!キャッチ」に「新女王」3人で制服を着て出演させていただき、私は姫路のおいしい料理や海の幸、地酒を紹介することができました。ほかの2人とも仲良くなり、LINEや電話でおしゃべりしています。

今は大学の講義もすべてオンラインです。大きな問題はありませんが、パソコンで受講中に時々画像が落ちて私たち数人の学生が音声だけで先生の話を聞いていることがあります。質問も教室で手を上げてするより、やりにくい気がしますが、最近は慣れてきました。

◆チアリーダー部もオンラインで練習
課外活動はチアリーダー部SEAGULLSに所属しています。演技をお見せできる場がなくなり、練習は週3回、朝にオンラインでやっています。個人ごとにタイムラグもあり、息を合わせてうまく演技するのは難しいです。11月の公演が開催できるように祈っています。

アルバイトも厳しいです。カフェなどの飲食店で勤務していますが、働く時間は減りました。5月は店がすべて閉店し、まったく仕事がなく苦しかったです。アルバイト先に神戸学院大の1年次生がいるのですが、大学に行けないので友だちも作りにくく、授業もいきなりオンラインで戸惑っているようです。「分からないことをどう質問したらいいか」と悩んでいました。新型コロナウイルスのせいで一番たいへんなのは1年次生かもしれません。キャンパスも学部も違うので、アドバイスも難しいのですが、先輩として何でも相談に乗ってあげたいと思っています。