神戸学院大学

リオパラ五輪の金メダリストが本学で講演しました

2019/10/18

リオ大会で獲得した金メダル
リオ大会で獲得した金メダル

 リオパラリンピックのドイツ代表選手で、走り幅跳びの金メダリスト、ハインリッヒ・ポポフさんを招いた講演会(兵庫県社会福祉事業団総合リハビリテーションセンター福祉のまちづくり研究所主催、本学共催)が10月18日、ポートアイランドキャンパスB号館104教室で開かれ、約180人の聴衆が熱心に耳を傾けました。
 ポポフさんは1983年生まれ。左ふくらはぎに腫瘍が見つかり、9歳で膝関節から下を切断しました。パラリンピックには2004年のアテネ大会で初出場し、100メートル、200メートル、走り幅跳びの片大腿切断クラスで銅メダルを獲得。100メートルでは08年北京大会で銀、12年ロンドン大会で金メダルに輝きました。16年リオ大会では走り幅跳びで金メダルを獲得し、現在も世界記録を保持しています。
 講演は「パラリンピックへの情熱」と題して英語で行われ、本学総合リハビリテーション学部の中川昭夫教授が通訳を務めました。
 「人生は信号機。癌で足を切断して好きなスポーツをあきらめ、赤信号が灯った。しかし、黄信号で再開への準備を始め、青信号でスポーツを再開してパラリンピックを目指したのは17歳の頃だった」。人生は浮き沈みだと黒板に折れ線グラフを書いて見せました。「足を1本失ったが、手足4本のうち75%は使えると考えた」とあくまでも前向きな姿勢でした。良きコーチに出会ったことが「幸せ」だったと述べ、「女性ばかりのチームに私を入れて、負けたくないという私の気持ちを呼び起こした」「健常な部分をより強くなるように、切断した部分を適応できるように訓練してくれた」と理由を挙げました。
 理学療法士や作業療法士を目指す本学の学生たちへのメッセージとして、「世界で一番良い仕事です。あなたたちは人の人生を変えるんだ」と最大限の励ましのメッセージを贈ってくれました。
 ポポフさんは昨シーズンで選手を引退。現在は日本パラ陸上競技連盟コーチを務めるなど、選手の育成にあたっています。